一般構造

重要度 A建築学等で出題過去問 73問

一般構造は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中73問・重要度A)。出題されるのは建築学等です。

要点:鉄筋コンクリート構造・鉄骨構造・木質構造・地盤と基礎・免震構造、荷重と外力。

覚える要点

  • 鉄筋コンクリート造の柱の小径は構造耐力上主要な支点間の距離の1/15以上、片持ちスラブの厚さは持出し長さの1/10以上とする。数値の入れ替えが誤りの定番
  • 柱の主筋の断面積の和はコンクリートの断面積の0.8%以上、帯筋比は0.2%以上。帯筋・あばら筋はせん断力の大きい柱の上下端部・梁の両端部で間隔を密にし、構造耐力上主要な梁は複筋梁、スラブの主筋は短辺方向に配する
  • 腰壁・垂れ壁の付いた柱は短柱となり、地震時にせん断破壊を起こしやすい。大梁は曲げ降伏がせん断破壊より先行するように設計し、耐震壁の壁量は上階より下階を多くし、重心と剛心はできるだけ近づける
  • 鉄骨構造はRC造より軽く強く変形能力が高いが、剛性が小さいので振動障害が生じやすい。鋼材は不燃材料でも高温で強度が下がるので耐火被覆が要り、細長比が大きいほど、板厚の薄い軽量形鋼ほど座屈しやすい
  • ダイアフラムは梁フランジより厚い板で梁の応力を柱に伝え、スチフナーはウェブの座屈防止、添え板は継手、フィラープレートは板厚差の肌すき、ガセットプレートは節点の接合、頭付きスタッドは床スラブとの一体化に用いる。丸鋼の筋かいは引張力だけを負担する
  • 隅肉溶接は開先をとらず重ね継手・T継手に用い、有効長さは全長から隅肉サイズの2倍を引いた長さ。高力ボルトと溶接の併用継手で両方の耐力を加算できるのはボルトを先に締め付けた場合だけで、摩擦面のすべり係数は0.45以上
  • 木造の筋かいは、引張力を負担するもので厚さ1.5cm以上・幅9cm以上、圧縮力を負担するもので厚さ3cm以上・幅9cm以上。両端を柱又は横架材に金物で緊結し、少なくとも一方の端部は柱と横架材の仕口の部分で緊結する。9cm角の筋かいを片側に入れた軸組の倍率は3
  • プレボーリング拡大根固め工法と中掘り工法は既製杭の工法で、節杭は摩擦杭、SC杭は水平力の大きい上杭に用いる。粘性土は圧密沈下、緩い砂質土は液状化を起こしやすく、直接基礎の底面は凍結深度より深くする

勉強のしかた:16回で73問と最も多く、鉄筋コンクリート構造・鉄骨構造・基礎が毎回出て、木造と荷重・外力がほぼ交互に出る。RC造の1/15・0.8%・0.2%、筋かいの断面寸法、鉄骨の部材名と役割の対応を押さえ、荷重は「風圧力=速度圧×風力係数」「風圧力と地震力は同時に作用しない」「地震力は建築物の重量に比例する」で判断する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、一般構造で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.9:節杭=摩擦杭,ST杭=拡径部で先端支持力の増大,SC杭=水平力に強い(上杭)。
  • 令和8年度 前期 No.10:風と地震は「どちらか大きいほう」で検討し,同時には考えない。
  • 令和7年度 後期 No.2:スラブは「短辺方向が主筋」。長方形のスラブは短い方向に荷重が多く流れるため,短辺方向の応力が大きい。
  • 令和7年度 後期 No.7:「軽い・強い・粘り強い」が鉄骨構造の長所,「剛性が小さく揺れやすい・火に弱い・錆びる」が短所。
  • 令和7年度 後期 No.8:細長い丸鋼やアングルの筋かいは「引張専用」。圧縮には座屈しにくい断面の部材を用いる。
  • 令和7年度 後期 No.9:「砂は液状化,粘土は圧密」。圧密は水を多く含む粘性土で,時間をかけて生じる沈下である。

この論点の問題

鉄筋コンクリート構造の柱・梁の配筋令和8年度 前期 No.2
鉄骨構造の特徴令和8年度 前期 No.7
鉄骨構造の部材(ダイアフラム・裏当て金)令和8年度 前期 No.8
基礎杭の種類と特徴令和8年度 前期 No.9
荷重及び外力(積雪・積載・地震・風)令和8年度 前期 No.10
鉄筋コンクリート構造の配筋令和7年度 後期 No.2
鉄骨構造の特徴(RC造との比較)令和7年度 後期 No.7
鉄骨構造の部材令和7年度 後期 No.8
地盤及び基礎構造令和7年度 後期 No.9
木造在来軸組構法の部材と接合令和7年度 前期 No.2
鉄筋コンクリート構造の柱と耐力壁令和7年度 前期 No.7
鉄骨構造の接合(高力ボルト・溶接)令和7年度 前期 No.8
基礎杭(既製杭の工法・場所打ち杭)令和7年度 前期 No.9
荷重及び外力(固定荷重・地震力・風圧力)令和7年度 前期 No.10
鉄筋コンクリート構造の配筋令和6年度 後期 No.2
鉄骨構造の特徴(横座屈・細長比)令和6年度 後期 No.7
鉄骨構造の接合(ボルト・溶接)令和6年度 後期 No.8
基礎杭の種類と工法令和6年度 後期 No.9
荷重及び外力(風圧力・積雪荷重)令和6年度 後期 No.10
鉄筋コンクリート構造の構造形式令和6年度 前期 No.2
木造在来軸組構法の軸組と筋かい令和6年度 前期 No.7
鉄骨構造の部材と接合部令和6年度 前期 No.8
基礎構造(直接基礎)令和6年度 前期 No.9
鉄筋コンクリート構造(柱・大梁・耐震壁)令和5年度 後期 No.4
鉄骨構造の特徴(RC造との比較)令和5年度 後期 No.5
鉄骨構造の部材(筋かい・ダイアフラムほか)令和5年度 後期 No.6
地盤及び基礎構造(支持地盤・支持力)令和5年度 後期 No.7
木造在来軸組構法(柱・筋かい・壁量)令和5年度 前期 No.4
鉄筋コンクリート構造の構造設計令和5年度 前期 No.5
鉄骨構造の接合令和5年度 前期 No.6
基礎杭(ST杭・中掘り工法・SC杭)令和5年度 前期 No.7
地震層せん断力令和5年度 前期 No.8
木造在来軸組構法の部材と筋かい令和4年度 後期 No.4
鉄筋コンクリート構造の配筋令和4年度 後期 No.5
鉄骨構造の接合(高力ボルト・溶接)令和4年度 後期 No.6
杭基礎の種類と工法の特徴令和4年度 後期 No.7
構造設計の荷重及び外力令和4年度 後期 No.8
鉄筋コンクリート構造の設計令和4年度 前期 No.4
鉄骨構造の特徴(座屈・軽量形鋼)令和4年度 前期 No.5
鉄骨構造の部材(添え板・スタッド)令和4年度 前期 No.6
基礎構造令和4年度 前期 No.7
鉄筋コンクリート造の構造形式令和3年度 後期 No.4
鉄骨構造の一般的な特徴令和3年度 後期 No.5
鉄骨構造の部材(ダイアフラム・スチフナー)令和3年度 後期 No.6
基礎杭の種類と特徴令和3年度 後期 No.7
荷重及び外力令和3年度 後期 No.8
木造在来軸組構法の構造規定令和3年度 前期 No.4
鉄筋コンクリート構造(付着・クリープ)令和3年度 前期 No.5
鉄骨構造の接合(溶接・高力ボルト)令和3年度 前期 No.6
地盤及び基礎構造令和3年度 前期 No.7
鉄筋コンクリート構造(部材寸法・破壊形式)令和2年度 後期 No.4
鉄骨構造の特徴(RC造との比較)令和2年度 後期 No.5
鉄骨構造の部材(添え板・ダイアフラム)令和2年度 後期 No.6
杭基礎の工法と杭の種類令和2年度 後期 No.7
構造設計の荷重及び外力令和2年度 後期 No.8
鉄筋コンクリート構造(耐震壁・梁・床スラブ)令和元年度 後期 No.4
鉄骨構造の一般的な特徴令和元年度 後期 No.5
鉄骨構造の部材(スチフナー・エンドタブ)令和元年度 後期 No.6
基礎構造(直接基礎・異種基礎)令和元年度 後期 No.7
荷重及び外力(積載荷重・地震力・風圧力)令和元年度 後期 No.8
木造在来軸組構法の構造規定令和元年度 前期 No.4
鉄筋コンクリート構造の配筋規定令和元年度 前期 No.5
鉄骨構造の接合(溶接・ボルト)令和元年度 前期 No.6
基礎杭の種類と特徴(鋼管杭・SC杭・ST杭)令和元年度 前期 No.7
木造在来軸組構法(筋かい・柱)平成30年度 後期 No.4
鉄筋コンクリート構造平成30年度 後期 No.5
鉄骨構造の接合平成30年度 後期 No.6
地盤及び基礎構造平成30年度 後期 No.7
鉄筋コンクリート構造(スラブ厚・短柱・耐震壁)平成30年度 前期 No.4
鉄骨構造の一般的な特徴平成30年度 前期 No.5
鉄骨構造の接合部材(ダイアフラム・スタッド)平成30年度 前期 No.6
杭基礎の工法の特徴平成30年度 前期 No.7
荷重及び外力(風圧力・地震力・積雪荷重)平成30年度 前期 No.8

同じ分野で出る論点

建築学等では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

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