地震層せん断力
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.8の問題です。論点は「一般構造」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
建築物の構造設計における地震層せん断力に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 地上部分のある層に作用する地震層せん断力は,算定しようとする層の固定荷重と積載荷重の和に,その層の地震層せん断力係数を乗じて計算する。
解き方
- 地上部分のある層に作用する地震層せん断力は,その層より上の部分の固定荷重と積載荷重の和(多雪区域では積雪荷重を加える)に,その層の地震層せん断力係数Ciを乗じて計算する(建築基準法施行令第88条第1項)。算定する層だけの重さではないので,(1)が不適当である。
- Ci = Z × Rt × Ai × C0 であり,振動特性係数Rtは一次固有周期と地盤の種類で決まり,高さ方向の分布係数Aiは上層ほど大きいので,Ciは上層ほど大きくなる。
選択肢ごとの解説
- (1)不適当。その層より上の部分の固定荷重と積載荷重の和に地震層せん断力係数を乗じる。
- (2)適当。振動特性係数Rtは設計用一次固有周期Tと地盤の種類に応じて定まる。
- (3)適当。Ai分布により,地震層せん断力係数は上層階ほど大きくなる。
- (4)適当。地震地域係数Zは,過去の地震の記録等に基づき国土交通大臣が定める(1.0〜0.7)。
引っかけ:地震層せん断力 Qi = Ci × Wi の Wi は「その層から上の重さの合計」。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する