土木施工管理技士とは

土木施工管理技士とは、建設業法に基づく国家試験「土木施工管理技術検定」に合格した技術者の資格です。河川・道路・橋梁・トンネル・上下水道などの土木工事の現場で、施工計画を立て、工程・品質・安全を管理します。試験は、国土交通大臣の指定を受けた一般財団法人 全国建設研修センターが実施しています。

  • 次回の試験日2級土木 第一次 令和9年度 前期・2027年6月6日(日)ごろ、1級土木 第一次 令和9年度・2027年7月4日(日)ごろ、1級土木 第二次 令和9年度・2027年10月3日(日)ごろ、2級土木 第二次 令和9年度・2027年10月24日(日)ごろ(「ごろ」は当サイトの見込み。主催者の発表前)
  • 直近の合格率1級土木 第一次 49.8%(令和8年度)、1級土木 第二次 38.9%(令和7年度)、2級土木 第一次 47.8%(令和8年度 前期)、2級土木 第二次 53.7%(令和7年度)
  • 合格基準全体の得点が60%以上、かつ施工管理法(応用能力)の得点が60%以上/得点が60%以上
  • 受検料1級 第一次検定 12,000円(非課税)、1級 第二次検定 12,000円(非課税)、2級 第一次検定のみ 6,000円(非課税)、2級 第二次検定のみ 6,000円(非課税)

当サイトでは、1級土木 第一次・1級土木 第二次・2級土木 第一次・2級土木 第二次の過去問2384問を、解説つきで無料で解けます。

1級と2級の違い

2級は、工事現場に置く主任技術者になれる資格です。1級は主任技術者に加えて、元請として受けた工事で下請契約の合計額が5,000万円(建築一式工事は8,000万円)以上になる現場に置く監理技術者にもなれます。

どちらの級も、試験は第一次検定と第二次検定に分かれています。第一次検定に合格すると「技士補」、第二次検定に合格すると「技士」になります。1級技士補のうち、その工事の主任技術者になれる資格(2級技士や所定の実務経験など)も持つ人は監理技術者補佐になれます。兼任する現場ごとに専任の監理技術者補佐を置けば、監理技術者は 2 つの現場まで兼任できます。

第一次検定と第二次検定

第一次検定は、土木工学と施工管理の知識と能力を四肢択一(マークシート)で問う試験です。実務経験は不要で、1級はその年度中に19歳以上、2級は17歳以上になる人が受検できます(1級の年齢だけの受検資格は令和6年度から)。

第二次検定は、自分が経験した工事について書く施工経験記述と、土工・コンクリート・品質管理・安全管理などの記述・穴埋めの試験です。受検には原則として、第一次検定に合格した後の実務経験(1級は5年以上、2級は3年以上など)が必要です。土木では、技術士第二次試験(建設部門など)の合格者も、合格後の実務経験があれば第二次検定から受けられます。令和10年度までは、令和5年度までの受検資格でも受検できます。

級・検定試験試験時間受検資格合格基準収録問題
1級土木 第一次年1回(7月)午前2時間30分(10:00〜12:30)・午後2時間(13:45〜15:45)その年度中に19歳以上になる人(学歴・実務経験は不要)全体の得点が60%以上、かつ施工管理法(応用能力)の得点が60%以上975問
1級土木 第二次年1回(10月)2時間45分(13:15〜16:00)第一次検定の合格者(または合格している人)で、所定の実務経験がある人。令和10年度までは旧受検資格でも受検できる得点が60%以上121問
2級土木 第一次年2回(6月の前期・10月の後期)2時間10分(10:30〜12:40)その年度中に17歳以上になる人(学歴・実務経験は不要)得点が60%以上1189問
2級土木 第二次年1回(10月)2時間(14:00〜16:00)第一次検定の合格者(または同日に受ける人)で、所定の実務経験がある人。令和10年度までは旧受検資格でも受検できる得点が60%以上99問

次回の試験日

級・検定次回の試験日申込合格発表
2級土木 第一次令和9年度 前期・2027年6月6日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年6月上旬の日曜日)前期は例年3月上旬〜中旬、後期は7月上旬〜下旬(インターネット申込)。令和8年度は前期3月4日〜18日、後期7月8日〜22日でした。前期は7月上旬、後期は12月上旬(令和8年度は前期7月7日、後期12月2日)
1級土木 第一次令和9年度・2027年7月4日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年7月上旬の日曜日)例年3月下旬〜4月上旬(インターネット申込)。令和8年度は3月23日〜4月6日でした。8月中旬(令和8年度は8月13日)
1級土木 第二次令和9年度・2027年10月3日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月上旬の日曜日)第一次検定と同じ時期(例年3月下旬〜4月上旬)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。翌年1月上旬(令和8年度は令和9年1月8日)
2級土木 第二次令和9年度・2027年10月24日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月下旬の日曜日)例年7月上旬〜下旬(後期の第一次検定と同じ時期)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。翌年2月上旬(令和8年度は令和9年2月3日)

日程・受検手数料は変更されることがあります。申込の前に 一般財団法人 全国建設研修センターの公式サイト と受検の手引で必ずご確認ください。

どの試験から受けるか

実務経験がまだ少ない人は、年2回ある2級の第一次検定から受けて技士補になるのが一般的です。1級の第一次検定も実務経験なしで受けられるので、若いうちに1級技士補を取っておく人も増えています。第二次検定では、自分が担当した工事について書く施工経験記述(問題1)が毎年必須で、工事概要や設問1が無記載などの場合は不合格になると問題用紙に明記されています。工事の数量・工期・管理値などを早めに整理しておくと、記述の準備が進めやすくなります。

土木施工管理技士の施工経験記述:書き方と例文 →

土木施工管理技士の難易度・合格率・勉強の進め方 →

読みもの

土木施工管理技士の勉強法:独学で合格するまでの進め方1級・2級土木施工管理技士の第一次検定と第二次検定を独学で突破するための勉強法。必須問題と選択問題の扱い、1級の応用能力問題の基準、過去問の回し方、経験記述をいつから準備するかを順を追って説明します。
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土木施工管理技士は独学で受かるか:通信講座・スクール・社内研修との比較土木施工管理技士を独学で受ける場合と、通信講座・資格スクール・会社の研修を使う場合の違いを、向いている人・費用の考え方・独学で足りる範囲・経験記述の添削の価値の観点から比較します。
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土木施工管理技士の合格率の推移の読み方:年度ごとの変動と「何問で受かるか」1級・2級土木施工管理技士の第一次・第二次検定の合格率が年度によって動く理由(令和3年度の制度改正、令和6年度の受検資格と必須問題の変更)と、合格基準から逆算した「何問正解すれば受かるか」を解説します。
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1級土木施工管理技士 第一次検定の頻出論点:重要度 A の 10 論点の要点と引っかけ1級土木施工管理技士 第一次検定で毎年出題される重要度Aの10論点(土工・コンクリートの施工・基礎工・鋼構造物・道路舗装・施工計画・工程管理・安全管理・品質管理・環境保全)について、何が問われ、何を覚え、どこで引っかけられるかを解説します。
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2級土木施工管理技士 第一次検定の頻出論点:重要度 A の 7 論点の要点と引っかけ2級土木施工管理技士 第一次検定で前期・後期とも毎回出題される重要度Aの7論点(土工・コンクリートの施工・基礎工・道路舗装・施工計画・安全管理・品質管理)について、何が問われ、何を覚え、どこで引っかけられるかを解説します。
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土木施工管理技士の申込手順:受検資格の確認からインターネット申込の完了まで1級・2級土木施工管理技士の申込手順。令和6年度からの新受検資格と令和10年度までの経過措置、申込期間、インターネット申込に必要な住民票コードと顔写真、受検料と支払方法、同時申込、申込後に変更できない点を整理します。
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土木施工管理技士の学習スケジュール:試験日から逆算する1級(年1回)・2級(前期・後期の年2回)の土木施工管理技士の試験日から逆算した学習スケジュール。3か月・6週間・2週間の例と、第一次検定と第二次検定を同じ年に受けるときの時間の配分を示します。
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土木施工管理技士 試験当日の持ち物と注意点土木施工管理技士の試験当日に必要な持ち物(受検票・HBの鉛筆・時計)、電卓が使えないこと、入室時刻と退室の制限、1級の午前・午後の時間配分、マークシートで落としやすい点、第二次検定の記述の時間配分を受検の手引をもとにまとめます。
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ほかの資格

よくある質問

土木施工管理技士とは何ですか?

建設業法に基づく国家試験「土木施工管理技術検定」に合格した技術者の資格です。土木工事の現場で施工計画・工程管理・品質管理・安全管理を行い、1級は監理技術者・主任技術者、2級は主任技術者として現場に置くことができます。試験は一般財団法人 全国建設研修センターが実施しています。

土木施工管理技士の1級と2級の違いは?

2級は主任技術者になれる資格で、1級は主任技術者に加えて、元請として受けた工事で下請契約の合計額が5,000万円以上になる現場に必要な監理技術者にもなれます。試験はどちらも第一次検定(四肢択一)と第二次検定(記述)に分かれていて、1級のほうが出題数が多く、範囲も広くなります。

技士補とは何ですか?

第一次検定に合格すると、1級または2級の土木施工管理技士補になります(令和3年度からの制度)。1級技士補で、その工事の主任技術者になれる資格(2級技士や所定の実務経験など)も持つ人は監理技術者補佐になれます。兼任する現場ごとに専任の補佐を置けば、監理技術者は 2 つの現場まで兼任できます。

実務経験がなくても受けられますか?

第一次検定は実務経験なしで受けられます。1級はその年度中に19歳以上、2級は17歳以上になる人が対象です。第二次検定には、原則として第一次検定に合格した後の所定の実務経験が必要です(技術士第二次試験〈建設部門など〉の合格者は、合格後の実務経験があれば第二次検定から受検できます)。細かな条件は、全国建設研修センターの受検の手引で確認してください。

試験情報の出典:一般財団法人 全国建設研修センターの公開資料(最終確認 )。最終更新 。