仕上材料
重要度 A建築学等で出題過去問 40問
仕上材料は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中40問・重要度A)。出題されるのは建築学等です。
要点:建具のJISの性能項目と試験、セラミックタイル、防水材料、シーリング材、ボード類などの内装材料。
覚える要点
- JISの建具の性能項目は、断熱性が熱の移動を抑える程度、遮熱性が日射熱を遮る程度、耐候性が長期間使用に耐える品質を保持する程度。形状が変わらない程度は形状安定性で、耐候性と入れ替えた選択肢が出る
- 建具の試験の測定項目は、断熱性が熱貫流率、結露防止性が温度低下率、遮音性が音響透過損失、気密性が通気量、耐風圧性が変位・たわみ、水密性が漏水の有無、遮熱性が日射熱取得率
- 表張りユニットタイルの表張り台紙は施工時にはがし、裏連結ユニットタイルの裏連結材は剥がさずに埋め込む。施ゆうタイルの素地はうわぐすりを除いた部分。裏あしが必須なのは屋外壁のセメントモルタル張り用で、有機系接着剤張り用は不要
- セラミックタイルの吸水率による区分はⅠ類3.0%以下、Ⅱ類10.0%以下、Ⅲ類50.0%以下。粉末状の土をプレス成形するのが乾式、練った土を押し出すのが湿式。水に濡れる床のタイルは耐滑り性の試験を行う
- アスファルトルーフィングは原紙にアスファルトを浸透・被覆して表裏両面に鉱物質粉末を付けたもの、アスファルトフェルトは浸透させただけで被覆しない。網状ルーフィングは立上りの張りじまいや配管回りの増張り、砂付あなあきルーフィングは絶縁工法に用いる
- 絶縁用テープは打継ぎ部・下地目地の動きを防水層に伝えないために張り、末端部のずれ落ち防止は押え金物で行う。モルタルに混入して防水性を高めるのは防水剤で、塗膜防水材は液状の材料を塗って膜をつくる
- ガラス回り目地はシリコーン系で、ポリウレタン系・アクリルウレタン系は紫外線に弱く不適。シリコーン系は耐候性に優れるが塗料が付着しにくく周辺を汚す。ポリサルファイド系は仕上塗材を変色・軟化させ、ウレタン系は高温多湿で発泡するおそれがある
- 強化せっこうボードは心材に無機質繊維を混ぜて耐火性を高め、シージングせっこうボードは防水処理で吸水時の強度低下が小さい。ロックウール化粧吸音板は耐水性に劣り、インシュレーションボードは低密度で断熱性に優れ、けい酸カルシウム板は耐火性に優れる
勉強のしかた:毎回2〜3問で、建具のJIS(性能項目と測定項目)、セラミックタイル、防水材料、シーリング材、ボード類が順に出る。断熱性と遮熱性・結露防止性の区別、表張りと裏連結、ガラス回りはシリコーン系、強化とシージングの違いが繰り返し誤りの選択肢になる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、仕上材料で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.4:強化せっこうボード=ガラス繊維で「火に強い」。シージングせっこうボード=防水処理で「水に強い」。
- 令和8年度 前期 No.13:乾式=粉末をプレス,湿式=練った土を押出し。
- 令和8年度 前期 No.14:ガラス回り=シリコーン系。ウレタン系・アクリルウレタン系は紫外線に弱いのでガラス回りに使わない。
- 令和7年度 後期 No.12:裏あしはモルタルに機械的にかみ合わせて剥落を防ぐためのもの。有機系接着剤張りでは必須ではない。
- 令和7年度 後期 No.13:建具の性能項目では「断熱性=熱の移動を抑える」「遮熱性=日射熱を遮る」「気密性=空気のもれを防ぐ」「水密性=雨水の浸入を防ぐ」を区別する。
- 令和7年度 後期 No.14:ロックウール化粧吸音板は「吸音・断熱・防火は○,水は×」。
この論点の問題
内装材料(カーペット・ボード類)令和8年度 前期 No.4
タイルの釉薬と種類令和8年度 前期 No.13
シーリング材の特徴令和8年度 前期 No.14
JISのセラミックタイル(素地・裏あし・耐滑り性)令和7年度 後期 No.12
JISの建具の性能項目(遮熱性・断熱性)令和7年度 後期 No.13
ボード類の性質令和7年度 後期 No.14
防水材料(塗膜防水材・改質アスファルト等)令和7年度 前期 No.4
シーリング材の種類と特徴令和7年度 前期 No.14
セラミックタイル(JIS A 5209)の用語令和6年度 後期 No.13
シーリング材の種類と特徴令和6年度 後期 No.14
建具の性能項目(JIS)令和6年度 前期 No.4
防水材料令和6年度 前期 No.13
ウレタン樹脂系塗床材の特徴令和6年度 前期 No.14
建具の性能試験(JIS)令和5年度 後期 No.13
シーリング材の種類と特徴令和5年度 後期 No.14
セラミックタイル(JIS A 5209)令和5年度 前期 No.12
防水材料令和5年度 前期 No.13
内装材料(ボード類)令和5年度 前期 No.14
JISのセラミックタイルの用語令和4年度 後期 No.13
防水材料の種類と用途令和4年度 後期 No.14
建具の性能項目(JIS)令和4年度 前期 No.12
シーリング材の特徴令和4年度 前期 No.13
内装材料(ボード類)令和4年度 前期 No.14
建具の性能試験方法(JIS)令和3年度 後期 No.13
防水材料令和3年度 後期 No.14
セラミックタイル(JIS A 5209)令和3年度 前期 No.12
シーリング材の種類と特性令和3年度 前期 No.13
内装材料(ボード類)令和3年度 前期 No.14
建具の性能項目(JIS)令和2年度 後期 No.13
アスファルト防水材料(ルーフィング類)令和2年度 後期 No.14
建具の試験項目と測定項目令和元年度 後期 No.12
シーリング材の特徴令和元年度 後期 No.13
カーペットの種類令和元年度 後期 No.14
セラミックタイルの用語(JIS)令和元年度 前期 No.13
アスファルト防水の材料令和元年度 前期 No.14
JISのセラミックタイル平成30年度 後期 No.12
シーリング材の種類と特徴平成30年度 後期 No.13
ボード類の一般的な性質平成30年度 後期 No.14
JISに規定する建具の性能項目平成30年度 前期 No.13
アスファルト防水材料の種類平成30年度 前期 No.14
同じ分野で出る論点
建築学等では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。