木造在来軸組構法(柱・筋かい・壁量)
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.4の問題です。論点は「一般構造」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
木造在来軸組構法に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 圧縮力を負担する木材の筋かいは,厚さ1.5cm以上で幅9cm以上とする。
解き方
- 圧縮力を負担する木材の筋かいは,厚さ3cm以上で幅9cm以上としなければならない(建築基準法施行令第45条第2項)。厚さ1.5cm以上で幅9cm以上は,引張力を負担する筋かいの規定である(同条第1項)。よって(2)が不適当である。
- 階数2以上の隅柱は原則として通し柱(令第43条第5項),階数が2を超える建築物の1階の柱の小径は原則13.5cm以上(令第43条第2項)である。
- 必要な軸組の長さ(壁量)は,上の階の重さも負担する1階のほうが2階より大きい。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。階数が2以上の建築物の隅柱又はこれに準ずる柱は,原則として通し柱とする(令第43条第5項)。
- (2)不適当。圧縮力を負担する筋かいは厚さ3cm以上・幅9cm以上であり,1.5cm以上は引張力を負担する筋かいの数値である。
- (3)適当。階数が2を超える建築物の1階の柱の小径は,原則として13.5cm以上とする(令第43条第2項)。
- (4)適当。1階は上階の荷重による地震力も負担するので,必要な軸組の長さは2階より大きくなる。
引っかけ:筋かいの厚さは「引張1.5cm・圧縮3cm」,幅はどちらも9cm。
現行法令との関係:構造耐力上必要な軸組の長さ(壁量)は,2025年4月施行の建築基準法施行令の改正で,令第46条第4項の表から国土交通大臣が定める基準によるものに改められ,建築物の荷重の実況に応じて算定する方法になった。1階の必要な軸組の長さが2階より大きくなる関係は変わらず,この問題の答えは変わらない。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する