建設業経理士1級 財務分析 過去問・解説

建設業経理士1級 財務分析とは、一般財団法人 建設業振興基金が実施する検定試験です。

建設業経理士1級の3科目のうち「財務分析」。収益性・安全性・活動性・生産性・成長性の諸比率、損益分岐点分析、キャッシュ・フロー分析、企業の総合評価(経営事項審査)を問います。科目合格制で、合格科目は5年間有効です。試験は年2回(3月・9月)、試験時間は各科目 1時間30分、合格基準は科目ごとに100点満点中 70点以上(科目合格は5年間有効。3科目そろって1級合格)です。受験資格は制限なし(学歴・年齢・実務経験不問)。直近の第38回(2026年3月8日(日)実施)の合格率は28.7%(受験1,279人・合格367人)でした。このページでは、第29〜39回の過去問78問を解説つきで無料で解けます。

28.7%直近の合格率(第38回・2026年3月)
1,279人受験者数(第38回)
70点合格ライン(科目ごとに100点満点)
2027/03/14次回(第40回)試験日

回別に解く(第29〜39回)

本試験の回ごとに、出題された問題の一覧・合格率・解説が読めます。直近の回から順に解くのが基本です。

よく解かれている問題

試験の構成と配点

大問内容配点解答の形
第1問記述(2問)20点指定字数(200〜300字)の記述2問、各10点
第2問用語選択または正誤15点用語群から記号を選ぶ空欄補充(9〜13空欄、2点と1点の混合)か、5文の正誤(T/F、3点×5)
第3問財務諸表の空欄推定+比率1つ20点百万円単位のBS・PL(一部抜粋)の空欄A〜Dを関連データの比率から逆算し、指定比率を1つ算定(4点×5)
第4問損益分岐点分析または生産性分析(5問)15点3点×5の計算問題。3月実施回(第30・32・34・36・38回)は損益分岐点分析、9月実施回(第29・31・33・35・37・39回)は生産性分析(うち第31・35・39回は問5で経常利益段階の損益分岐点比率、第29回は問3が完成工事高総利益率)
第5問2期分の財務諸表による諸比率算定と分析文の空欄補充30点問1:別添資料から10比率(A〜J)を算定(2点×10)。問2:分析文の空欄10個を用語・数値群から選ぶ(1点×10)

配点は第39回のものです。大問ごとの配点は回によって変わります(各回の配点は回別のページの「出題構成」)。

どこから手をつけるか

第5問の諸比率算定(30点)と第3問・第4問の計算(35点)で65点。比率の公式と端数処理を正確に覚えることが得点の土台です。

第2問の用語選択(15点)は総合評価・生産性・キャッシュ・フローなどのテーマが繰り返し出ます。

第1問の記述は損益分岐点・キャッシュ・フロー・生産性などの分析手法の意義を問います。公式の意味を言葉で説明できるようにしてください。

論点と重要度

A 収益性分析(資本利益率:ROA・ROE・事業利益・経営資本)A 建設業特有の流動性比率(未成工事収支比率・立替工事高比率・運転資本保有月数・必要運転資金)A 健全性分析:資本構造(自己資本比率・負債比率・借入金依存度・有利子負債月商倍率・流動負債比率)A 活動性分析(回転率・回転期間・滞留月数)A 生産性分析:付加価値・付加価値率・労働生産性A 生産性分析:労働装備率・設備投資効率・資本集約度・資本生産性A 成長性分析(完成工事高・営業利益・付加価値・総資本の増減率)A 損益分岐点分析(固変分解・損益分岐点比率・安全余裕率・目標利益)A キャッシュ・フロー分析(純CF・完成工事高CF率・営業CF対流動負債比率)A 財務諸表の空欄推定(第3問:比率から金額を逆算)A 利益分配性向(配当率・配当性向)A 経営事項審査(経審)の経営状況分析A 流動性分析(流動比率・当座比率と建設業特有の別法)B 対完成工事高比率(利益率・費用比率・純支払利息比率・金利負担能力)B 健全性分析:投資構造(固定比率・固定長期適合比率)B 総合評価の手法(指数法・考課法・レーダー・チャート・判別分析・企業評価法)B キャッシュ・コンバージョン・サイクルB 資本回収点分析(変動的資本・固定的資本)B 財務分析の基礎(外部分析・内部分析、比率分析の種類)B 建設業の財務構造の特徴

合格率の推移

回実施日受験者合格者合格率
第38回2026年3月1,27936728.7%
第37回2025年9月1,27834527.0%
第36回2025年3月1,23532626.4%
第35回2024年9月1,06428827.1%
第34回2024年3月1,17954045.8%

出典:一般財団法人 建設業振興基金の公開資料。

建設業経理士の全体像:建設業経理士とは・難易度・合格率・勉強時間・過去問の一覧(すべての級)・解答速報・自己採点

読みもの

建設業経理士の合格率の読み方(回ごとの変動と合格に必要な点数)建設業経理士2級と1級3科目の合格率が回によって大きく動く理由を、直近3回の公表値をもとに読み解きます。3月回と9月回の差、科目ごとの違い、70点をどう積み上げるかを解説します。
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建設業経理士の勉強法(独学で合格するまでの進め方)建設業経理士2級と1級3科目(財務諸表・財務分析・原価計算)を独学で合格するための進め方。大問ごとの配点と時間配分、過去問の回し方、解答用紙に慣れる方法、つまずきやすい所をまとめました。
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建設業経理士は独学か講座か(向いている人・費用・使いどころ)建設業経理士2級・1級を独学で受けるか、通信講座やスクールを使うかの判断基準。独学で足りる範囲、講座に価値がある場面、費用の考え方、会社の補助の確認点をまとめました。特定の講座の価格は扱いません。
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建設業経理士1級の頻出論点(財務諸表・財務分析・原価計算)建設業経理士1級の3科目(財務諸表・財務分析・原価計算)で繰り返し出る論点について、どの大問でどう問われるか、覚える要点、引っかけポイントを科目ごとに解説します。論点ごとの過去問にリンクしています。
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建設業経理士2級の頻出論点(出題のされ方と引っかけ)建設業経理士2級で毎回のように出る論点(精算表・工事進行基準・工事別原価計算表・部門費振替表・配賦差異・完成工事原価報告書・建設業特有の科目)について、問われ方、覚える要点、間違えやすい点を解説します。
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建設業経理士の申込手順(受験資格・期間・受験料・科目選択)建設業経理士検定(第40回・2027年3月14日)の申込方法を手順どおりに解説。受験資格、インターネット申込の期間と流れ、受験料、1級の科目の選び方、申込後に変更できないことをまとめました。
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建設業経理士の学習スケジュール(第40回から逆算)第40回建設業経理士検定(2027年3月14日)に向けた学習スケジュールの例。3か月・6週間・2週間の3パターンと、1級の科目合格(5年有効)を活かした科目の組み合わせ方をまとめました。
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建設業経理士 試験当日の持ち物と注意点建設業経理士の試験当日に必要な持ち物(受験票・筆記用具・電卓)と、公式に案内されている電卓の規定、級・科目ごとの時間割、解答用紙の書き方、途中退室のルール、見直しの順番をチェックリスト形式でまとめました。
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よくある質問

3科目を一度に受けないといけませんか?

1科目ずつ受けられます。合格した科目は5年間有効なので、1回の試験で1〜2科目に絞る受験者が多いです。

記述問題はどう採点されますか?

本試験では要点ごとに部分点が入るとされています。このサイトでは模範解答と要点のチェックリストで自己採点します。

電卓は持ち込めますか?

持ち込めます。このサイトの出題画面にも電卓があります(M+・M−対応)。

2級と比べてどのくらい難しいですか?

直近5回(第34〜38回)の合格率は 26.4〜45.8%(平均 31.0%)です。同じ期間の2級は 32.2〜47.7%(平均 42.2%)なので、1級のほうが低めです。記述と計算の両方が求められるため、過去問で型を押さえることが近道です。出典は主催者の公表資料です。

試験情報の出典:一般財団法人 建設業振興基金の公開資料(最終確認 )。過去問の解説・論点整理・出題実績の集計は資格試験対策.netの独自コンテンツです。このページの最終更新 。