鉄骨構造の接合(溶接・高力ボルト)
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.6の問題です。論点は「一般構造」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鉄骨構造の接合に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 隅肉溶接は,母材の端部を切り欠いて開先をとり,そこに溶着金属を盛り込んで溶接継目を形づくるものである。
解き方
- 母材の端部を切り欠いて開先をとり,溶着金属を盛り込んで継目をつくるのは突合せ溶接(完全溶込み溶接・部分溶込み溶接)である。隅肉溶接は開先をとらず,直交又は重ねた母材の隅部に三角形断面の溶着金属を盛るものなので,(2)が不適当である。
- 高力ボルト摩擦接合の摩擦面はすべり係数0.45以上を確保する。溶接と高力ボルトを併用する継手で高力ボルトを先に締め付ける場合は,両方の許容耐力を加算してよい(溶接を先に行う場合は溶接のみが応力を負担する)。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。摩擦面にはショットブラスト処理等で所定のすべり係数を確保する。
- (2)適当でない。開先をとって溶着金属を盛り込むのは突合せ溶接であり,隅肉溶接は開先をとらない。
- (3)適当。応力を伝達させる溶接継目は完全溶込み溶接,部分溶込み溶接,隅肉溶接である。
- (4)適当。高力ボルトを先に締め付ける場合は両方の許容耐力を加算してよい。
引っかけ:併用継手で耐力を加算できるのは「ボルトが先」のときだけ。溶接が先だと溶接のみで負担する。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する