鉄筋コンクリート構造(付着・クリープ)
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.5の問題です。論点は「一般構造」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鉄筋コンクリート構造に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) コンクリートの設計基準強度が高くなると,鉄筋とコンクリートの許容付着応力度は低くなる。
解き方
- 鉄筋とコンクリートの許容付着応力度は,コンクリートの設計基準強度Fcが高いほど大きくなる(例えば長期で上端筋 Fc/15 かつ 0.9 + 2Fc/75 以下など,Fcの増加関数として定められている)。低くなるとした(4)が不適当である。
- 柱・梁の出隅部の鉄筋の末端にはフックを付ける(令第73条第1項)。圧縮鉄筋を増やすとクリープによるたわみが小さくなる。上端筋は下に打ち込まれたコンクリートのブリーディングの影響で付着が劣るので,許容付着応力度は下端筋より小さく定められている。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。柱の出隅部の主筋の末端部にはフックを付ける(令第73条第1項)。
- (2)適当。圧縮側の鉄筋量を増やすとクリープによるたわみは小さくなる。
- (3)適当。上端筋はブリーディングの影響で付着が劣り,下端筋の方が許容付着応力度が大きい。
- (4)適当でない。設計基準強度が高くなると許容付着応力度は高くなる。
引っかけ:付着は「上端筋が不利」「Fcが高いほど有利」と覚える。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.2鉄筋コンクリート構造の柱・梁の配筋
令和8年度 前期 No.7鉄骨構造の特徴
令和8年度 前期 No.8鉄骨構造の部材(ダイアフラム・裏当て金)
令和8年度 前期 No.9基礎杭の種類と特徴
令和8年度 前期 No.10荷重及び外力(積雪・積載・地震・風)
論点ページ:一般構造の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する