土木

重要度 A関連分野で出題過去問 64問

土木は、2級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録1078問中64問・重要度A)。出題されるのは関連分野です。

要点:土質と地盤調査、掘削機械、土留め、測量、鉄道の軌道、地中管路の埋設工法。

覚える要点

  • 土留め支保工の部材は、壁に沿う横材が腹起し、向かい合う壁を突っ張るのが切梁、隅の斜材が火打ち梁、切梁を支える内部の杭が中間杭(腹起しを支えるのではない)。遮水性がないのは親杭横矢板で、鋼矢板・ソイルセメント壁は遮水性がある
  • 粘性土で掘削底面が盛り上がるのがヒービング、砂質土で水と砂が噴き上がるのがボイリング。ウェルポイント工法・ディープウェル工法は地下水位低下工法で、鋼矢板の施工方法や管路の埋設工法ではない
  • 盛土の締固めは土の間隙を減らして強度・支持力を高め、透水性・圧縮性と雨水による軟化・膨張を小さくする(透水性を高くする・圧縮性が大きくなるは誤り)
  • 建設機械は、締固めがロードローラ・タンパ・振動ローラ、敷ならし・整地がモータグレーダ、掘削・運搬がスクレーパ。バックホウは機械より低い場所の掘削向き(高い場所はショベル)。移動式クレーンの転倒防止はアウトリガーで、揚貨装置は船舶の荷役装置
  • 水準測量は高さ(標高・高低差)を求める測量で、後視は既知点、前視は求める点の標尺の読み。前視と後視の視準距離は等しくし、標尺が傾くと読みは大きくなる。トラバース点は多角測量、アリダードは平板測量、水平角・鉛直角はセオドライト
  • 地中管路の埋設は推進工法・シールド工法などで、アースドリル工法・オールケーシング工法は場所打ち杭の工法。送電用鉄塔の基礎は、良好な地盤が逆T字型、軟弱地盤がマット基礎・杭基礎、山岳地の傾斜地が深礎基礎。既製杭は打込み工法
  • 新幹線の軌間は1,435mm(在来線は1,067mm)で、軌間はレール頭部の内側間の最短距離。カントは遠心力による外側への転倒を防ぐため外側レールを高くするもので、左右レールの高低差で表し、同じ速度なら曲線半径が大きいほど小さい
  • 曲線区間の道床厚は内側レール直下のまくらぎ下面から路盤面まで。スラブ軌道は道床バラストを使わない軌道、サードレールは車両への給電用(帰線ではない)、ロングレールの端部は伸縮継目。速度向上にはレールを重く、道床を厚くする

勉強のしかた:17回すべてで3〜4問出る(関連分野は6問から3問を選ぶ)。土留め支保工の部材の名称、締固めの効果、建設機械と作業の組合せ、水準測量の用語、鉄塔の基礎の図、鉄道の軌間・カント・道床厚がほぼ同じ形で繰り返し出るので、図と用語を対にして覚えれば選択問題の得点源になる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、土木で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.31:コンクリート舗装=剛性舗装(版の曲げで支える),アスファルト舗装=たわみ性舗装(各層で荷重を分散)。
  • 令和8年度 前期 No.32:「揚貨装置」は船舶の荷役装置の名称。移動式クレーンの安全装置は過負荷防止・巻過防止(警報)・外れ止め・安全弁・傾斜角指示。
  • 令和8年度 前期 No.33:管路の埋設=開削・推進(刃口推進・セミシールド),杭の工法=オールケーシング・アースドリル・リバースサーキュレーション。
  • 令和8年度 前期 No.34:カントは外側のレールを高くして遠心力を打ち消すもの。速度が速いほど,曲線半径が小さいほど大きくする。
  • 令和7年度 後期 No.31:土圧の流れは「山留め壁 → 腹起し(壁沿いの水平材)→ 切梁(対面へ架け渡す材)」。隅角部の斜材が火打ち梁,鉛直の杭が中間杭。
  • 令和7年度 後期 No.32:締固め=ローラ類・タンパ・ランマ,敷均し・整形=モータグレーダ。「グレーダ」は均す(グレーディング)機械と覚える。

この論点の問題

コンクリート舗装の特徴令和8年度 前期 No.31
移動式クレーンの安全装置令和8年度 前期 No.32
地中送電線路の管路の埋設工法令和8年度 前期 No.33
鉄道線路のカント令和8年度 前期 No.34
山留め支保工の部材(切梁・火打ち梁)令和7年度 後期 No.31
建設作業と建設機械令和7年度 後期 No.32
送電用鉄塔の深礎基礎令和7年度 後期 No.33
曲線区間の道床厚令和7年度 後期 No.34
土の締固めの目的令和7年度 前期 No.31
水準測量令和7年度 前期 No.32
鋼矢板の施工方法令和7年度 前期 No.33
新幹線鉄道の軌間令和7年度 前期 No.34
土を固結させる地盤改良工法令和6年度 後期 No.31
移動式クレーンの安全装置令和6年度 後期 No.32
鉄道線路の軌道令和6年度 後期 No.34
コンクリート舗装の特徴令和6年度 前期 No.31
バックホウの特徴令和6年度 前期 No.32
切梁式土留めの工法(鋼矢板・親杭横矢板)令和6年度 前期 No.33
鉄道線路の軌道構造の用語(JIS)令和6年度 前期 No.34
遮水性のある山留め壁令和5年度 後期 No.33
水準測量の誤差の低減令和5年度 後期 No.34
管路の埋設工法令和5年度 後期 No.35
軌道の速度向上策令和5年度 後期 No.36
切梁式土留め工法の部材令和5年度 前期 No.33
建設作業と建設機械令和5年度 前期 No.34
送電用鉄塔の逆T字型基礎令和5年度 前期 No.35
鉄道のカント令和5年度 前期 No.36
水準測量の用語・器具令和4年度 後期 No.33
移動式クレーンの安全装置令和4年度 後期 No.34
鋼矢板の施工方法令和4年度 後期 No.35
鉄道の用語(JIS)令和4年度 後期 No.36
盛土の締固めの効果令和4年度 前期 No.33
締固め用の建設機械令和4年度 前期 No.34
軌道の道床厚令和4年度 前期 No.36
土留め支保工の部材令和3年度 後期 No.33
建設作業と建設機械令和3年度 後期 No.34
管路の埋設工法令和3年度 後期 No.35
新幹線の軌間令和3年度 後期 No.36
遮水性のある山留め壁令和3年度 前期 No.33
移動式クレーンの転倒防止装置令和3年度 前期 No.34
送電用鉄塔の既製杭工法令和3年度 前期 No.35
鉄道線路の軌道令和3年度 前期 No.36
盛土の締固めの効果令和2年度 後期 No.34
水準測量の用語(前視)令和2年度 後期 No.35
送電用鉄塔の深礎基礎令和2年度 後期 No.36
軌道の速度向上策令和2年度 後期 No.37
土留め支保工の部材(腹起しと中間杭)令和元年度 後期 No.34
測角器械(セオドライト)令和元年度 後期 No.35
送電用鉄塔の逆T字型基礎令和元年度 後期 No.36
鉄道のカント令和元年度 後期 No.37
水準測量の用語令和元年度 前期 No.35
送電用鉄塔のマット基礎令和元年度 前期 No.36
軌間令和元年度 前期 No.37
盛土の締固めの目的平成30年度 後期 No.34
水準測量の誤差平成30年度 後期 No.35
地中管路の埋設工法平成30年度 後期 No.36
レールの摩耗平成30年度 後期 No.37
コンクリート舗装の特徴平成30年度 前期 No.34
建設作業と建設機械平成30年度 前期 No.35
ロングレール平成30年度 前期 No.37
土留め支保工の部材の名称平成29年度 No.34
水準測量の用語平成29年度 No.35
掘削底面の盛り上がり(ヒービング)平成29年度 No.36
鉄道線路と軌道構造の用語平成29年度 No.37

同じ分野で出る論点

関連分野では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。