送配電設備の施工
重要度 B電気設備・関連分野・施工管理・施工で出題過去問 23問
送配電設備の施工は、2級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録1078問中23問・重要度B)。出題されるのは電気設備・関連分野・施工管理・施工です。
要点:架空送電線の延線、架空配電線・架空引込線、地中電線路と管路。
覚える要点
- 全長15m以下のA種コンクリート柱の根入れは全長の1/6以上(15mなら2.5m以上で、2mは不足)。足場ボルトは地表上1.8m以上に取り付ける
- 高圧電線の引留支持には耐張がいしを使い、玉がいしは支線用、ピンがいしは直線部の支持用(玉がいし・多溝がいしで引留めは誤り)。張力が加わる電線の分岐は支持点で行う
- 柱上変圧器の一次側には高圧カットアウトを取り付ける。A種・B種の接地線は地下75cmから地表上2mまでを合成樹脂管などで保護する(地上1.8mまでは不足)。高圧配電線の短絡保護は過電流継電器
- 架空引込用の高圧ケーブルは径間の途中で接続しない。DV・DEは低圧架空引込用で、高圧架空引込用ではない
- 鉄塔の組立工法は台棒工法・移動式クレーン工法・クライミングクレーン工法などで、搬送工法・相取り工法・送込み工法は該当しない。吊金工法は延線の工法で緊線の工法ではなく、推進工法は地中管路の工法。建柱車は電柱を建てる車両で延線には使わない
- 光ケーブルの地中配線では、ハンドホール内の接続部には余長を確保するが、引き通し部には余長は要らない
勉強のしかた:17回すべてで1〜3問出る。高圧架空配電線路の施工(根入れ1/6、がいしの使い分け、柱上変圧器と接地線の保護)、架空引込線、鉄塔の組立工法・延線・緊線の工法名の判別が繰り返し出る。数値(1/6・1.8m・75cm〜2m)と、がいし・工法の名前と用途を対にして覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、送配電設備の施工で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.47:短絡=過電流継電器(OCR),地絡=地絡方向継電器(DGR),過電圧継電器(OVR)は電圧の上昇を検出する。保護の対象と継電器の組合せを覚える。
- 令和7年度 後期 No.29:光ケーブルの余長は将来の接続替えに備えて接続部に確保する。引き通し部は曲げや側圧が加わらないよう固定すればよい。
- 令和7年度 後期 No.47:足場金具 1.8 m 以上,玉がいし 2.5 m 以上,根入れ 1/6 以上(15 m 以下)。
- 令和7年度 前期 No.47:玉がいし=支線,耐張がいし・懸垂がいし=引留め,ピンがいし=直線部の支持。
- 令和6年度 後期 No.33:鉄塔の組立工法=台棒(デリック)・移動式クレーン・クライミングクレーン・地組。聞き慣れない工法名は組立工法の一覧に無いかで判断する。
- 令和6年度 後期 No.47:建柱車=電柱を建てる,延線車・架線車・金車=電線を張る。工程(建柱 → 装柱 → 延線 → 緊線)のどこで使う機材かで区別する。
この論点の問題
架空配電線路の施工令和8年度 前期 No.47
光ケーブルの地中配線令和7年度 後期 No.29
架空配電線路の電柱の施工令和7年度 後期 No.47
高圧架空配電線路の施工令和7年度 前期 No.47
鉄塔の組立工法令和6年度 後期 No.33
架空配電線の延線に使用する機材・車両令和6年度 後期 No.47
高圧架空配電線路の施工令和6年度 前期 No.47
高圧ケーブルによる架空引込線の施工令和5年度 後期 No.49
柱上変圧器の施工(解釈)令和5年度 前期 No.49
高圧架空配電線路の施工令和4年度 後期 No.49
鉄塔の組立工法令和4年度 前期 No.35
架空送電線の延線工法令和4年度 前期 No.49
架空配電線路の施工令和3年度 後期 No.49
高圧架空引込線の施工令和3年度 前期 No.49
配電線路の電線の種類と用途令和2年度 後期 No.16
高低圧架空配電線路の施工(根入れ)令和2年度 後期 No.41
柱上変圧器の施工と接地令和元年度 後期 No.41
高圧架空配電線路と柱上変圧器の施工令和元年度 前期 No.41
高圧架空配電線の施工平成30年度 後期 No.41
配電線路の電線の記号と用途平成30年度 前期 No.16
鉄塔の組立工法平成30年度 前期 No.36
高低圧架空配電線路の施工平成30年度 前期 No.41
架空送電線の緊線工事の工法平成29年度 No.41
同じ分野で出る論点
電気設備・関連分野・施工管理・施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。