道路・舗装

重要度 A専門土木で出題過去問 60問

道路・舗装は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録975問中60問・重要度A)。出題されるのは専門土木です。

要点:路床・路盤、アスファルト舗装・コンクリート舗装の施工と補修。

覚える要点

  • 路床の安定処理は砂質土にセメント、粘性土に石灰。粒状生石灰は仮転圧→消化後に再混合。置換え工法は掘削面以下を乱さず、切土路床は 30cm 以内の木根・転石を除去、盛土路床は 1 層 20cm 以下で過転圧に注意
  • 凍上抑制層は置換え深さが舗装厚より大きい場合に差の厚さを置き換える。上層路盤の骨材最大粒径は 40mm 以下かつ 1 層仕上り厚の 1/2 以下、粒度調整路盤は 1 層 15cm 以下(振動ローラで 20cm)
  • セメント安定処理は硬化前に締固めを終え端部は垂直に切り取り、石灰安定処理はやや湿潤状態で締め固め前日端部を乱して打ち継ぐ。加熱アスファルト安定処理の下にはプライムコート、シックリフトは 1 層 10cm 超
  • 初転圧は 10〜12t ロードローラで 110〜140℃、二次転圧はタイヤ・振動ローラ、継目転圧が最初。駆動輪をフィニッシャ側にして横断勾配の低い方から高い方へ。縦継目はレーンマークに合わせ下層と 15cm 以上ずらす
  • 寒冷期はシート二重掛けなど保温し敷均しは連続作業、中温化は温度を下げずに施工性改善。早期交通開放では舗設後に冷却して初期わだち掘れを抑え、降雨時は敷均しを中止
  • ポーラスアスファルトは温度低下が早く速やかに初転圧、初転圧・二次転圧はロードローラで締固め度を確保しタイヤローラは仕上げ転圧、タックコートはゴム入り乳剤 PKR-T、すりつけ厚は最大粒径以上
  • 補修は薄層オーバーレイ 3cm 未満、オーバーレイ 3cm 以上、流動わだちは原因層を除去。橋面では床版を切削しない。コンクリート舗装はバーステッチ(ひび割れと直角に鉄筋)、注入工法(沈下版を押し上げ)
  • セットフォーム工法は敷均しスプレッダ・締固めフィニッシャで荷卸しは分散、スリップフォームは 1 台で敷均し〜仕上げ。連続鉄筋版は鉄筋を先に組み 1 層打ち、初期養生は乾燥を防ぐ

勉強のしかた:専門土木で毎年5〜6問の最多分野。路床・路盤・表層・補修・コンクリート舗装の工程順に機械名・温度・厚さの数値を表に整理し、工法名を入れ替えた問題に慣れる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、道路・舗装で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.32:30cm(切土路床の除去範囲)と 20cm(1 層の仕上り厚)の数値の入替えに注意する。
  • 令和8年度 問題A No.33:プライムコート(路盤面の防水・なじみ)とタックコート(混合物層間の接着)の使い分けを問う定番である。
  • 令和8年度 問題A No.34:「横断勾配の低い方から高い方へ」「低速かつ等速」は正しく、誤りは「案内輪」の一語だけである。
  • 令和8年度 問題A No.35:「床版も切削して不陸をなくす」は丁寧な施工に見えるが、構造部材である床版を削ることになる。
  • 令和8年度 問題A No.36:(4) は「最小厚さ」を「最大厚さ」に、「以上」を「未満」に入れ替えている。薄くすりつけると骨材が飛散するので、厚さの下限を決める。
  • 令和8年度 問題A No.37:「均等な密度」「適切な余盛り」は正しく、機械の名前だけが誤っている。

この論点の問題

アスファルト舗装の路床の施工令和8年度 問題A No.32
アスファルト舗装の路盤の施工令和8年度 問題A No.33
アスファルト舗装の基層・表層の施工令和8年度 問題A No.34
アスファルト舗装の補修工法令和8年度 問題A No.35
排水性舗装の施工令和8年度 問題A No.36
コンクリート舗装の施工令和8年度 問題A No.37
アスファルト舗装の路床の施工令和7年度 問題A No.32
アスファルト舗装の上層路盤の施工令和7年度 問題A No.33
アスファルト舗装の基層・表層の施工令和7年度 問題A No.34
アスファルト舗装の補修工法令和7年度 問題A No.35
ポーラスアスファルト混合物の施工令和7年度 問題A No.36
セットフォーム工法によるコンクリート舗装令和7年度 問題A No.37
アスファルト舗装の路床の施工令和6年度 問題A No.32
アスファルト舗装の上層路盤の施工令和6年度 問題A No.33
アスファルト舗装の基層・表層の施工令和6年度 問題A No.34
アスファルト舗装の補修工法令和6年度 問題A No.35
ポーラスアスファルト混合物の施工令和6年度 問題A No.36
道路のコンクリート舗装の施工令和6年度 問題A No.37
アスファルト舗装の路床の施工令和5年度 問題A No.27
アスファルト舗装の路盤の施工令和5年度 問題A No.28
アスファルト舗装の基層・表層の施工令和5年度 問題A No.29
アスファルト舗装の補修工法令和5年度 問題A No.30
各種アスファルト舗装令和5年度 問題A No.31
コンクリート舗装の補修工法令和5年度 問題A No.32
アスファルト舗装の路床の安定処理令和4年度 問題A No.27
アスファルト舗装の路盤の施工令和4年度 問題A No.28
アスファルト舗装の基層・表層の施工令和4年度 問題A No.29
アスファルト舗装の補修工法令和4年度 問題A No.30
ポーラスアスファルト混合物の施工令和4年度 問題A No.31
道路の各種コンクリート舗装令和4年度 問題A No.32
アスファルト舗装の路床の施工令和3年度 問題A No.27
アスファルト舗装の路盤の施工令和3年度 問題A No.28
アスファルト舗装の基層・表層の施工令和3年度 問題A No.29
アスファルト舗装の補修令和3年度 問題A No.30
アスファルト舗装の各種舗装の特徴令和3年度 問題A No.31
コンクリート舗装の補修工法令和3年度 問題A No.32
アスファルト舗装の路床の施工令和2年度 問題A No.27
アスファルト舗装の路盤の施工令和2年度 問題A No.28
アスファルト舗装の表層・基層の施工令和2年度 問題A No.29
アスファルト舗装の補修工法令和2年度 問題A No.30
ポーラスアスファルト混合物の舗設令和2年度 問題A No.31
道路のコンクリート舗装令和2年度 問題A No.32
アスファルト舗装の路床令和元年度 問題A No.27
アスファルト舗装の路盤の施工令和元年度 問題A No.28
加熱アスファルト混合物の施工令和元年度 問題A No.29
アスファルト舗装の補修工法令和元年度 問題A No.30
ポーラスアスファルト混合物の施工令和元年度 問題A No.31
道路のコンクリート舗装令和元年度 問題A No.32
アスファルト舗装の路床の安定処理平成30年度 問題A No.27
アスファルト舗装の上層路盤の施工平成30年度 問題A No.28
アスファルト舗装の表層・基層の施工平成30年度 問題A No.29
アスファルト舗装の補修工法平成30年度 問題A No.30
ポーラスアスファルト混合物の施工平成30年度 問題A No.31
コンクリート舗装のセットフォーム工法平成30年度 問題A No.32
アスファルト舗装の路床の安定処理平成29年度 問題A No.27
アスファルト舗装の上層路盤の施工平成29年度 問題A No.28
加熱アスファルト混合物の施工平成29年度 問題A No.29
アスファルト舗装の打換え工法平成29年度 問題A No.30
セットフォーム工法によるコンクリート舗装平成29年度 問題A No.31
TSを用いた舗装工事の出来形管理平成29年度 問題A No.32

同じ分野で出る論点

専門土木では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。