TSを用いた舗装工事の出来形管理
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年7月2日(日)実施) 問題A No.32の問題です。論点は「道路・舗装」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
TS(トータルステーション)を用いた舗装工事の出来形管理に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) TSを用いた計測精度はTSと計測点までの距離に左右されないため,出来形管理のための計測時のTSと計測点までの視準距離に制限なく測定できる。
解き方
- TSを用いた出来形管理要領(舗装工事編)では、計測精度を確保するため、出来形管理用TSと工事基準点の距離を100m以内(2級TSは150m以内)とし、ソフトウェアに計測距離制限機能を求めている。
- TSの測距誤差は ±(5mm+5ppm×D) のように距離Dとともに大きくなるため、視準距離に制限なく測定できるとする(2)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。要領は、TSによる測定が安定して実施できる現場・環境条件が必要としている。
- (2)適当でない。精度は距離に左右されるので、計測距離は100m以内(2級TSは150m以内)に制限される。
- (3)適当。舗装修繕工事では延長・基準高・幅とオーバレイの厚さが適用対象である。
- (4)適当。新設舗装工事では基準高・幅・延長が対象で、厚さや平坦性は従来の方法で管理する。
引っかけ:TSは光波で測るので遠くても測れるが、誤差は距離に比例して増える。要領には距離の上限がある。
現行法令との関係:TSを用いた出来形管理要領(舗装工事編)は、現在は「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」(最新は2026年3月版)の舗装工編などにまとめられている。TSと工事基準点(工事引照点)の距離を100m以内(1級・2級TSは150m以内)とする制限は現行要領にもあり、この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:道路・舗装の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年7月2日(日)実施) 問題A No.32。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する