鉄道

重要度 B専門土木で出題過去問 30問

鉄道は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録975問中30問・重要度B)。出題されるのは専門土木です。

要点:軌道の構造と保守、営業線近接工事の保安対策。

覚える要点

  • コンクリート路盤は盛土完成後に放置期間を置いて沈下が落ち着いてから施工。粒度調整砕石はロードローラ・振動ローラにタイヤローラを併用し、締固め後速やかにプライムコート(1〜2L/m²)。骨材最大粒径は 25mm
  • 砕石路盤は 1 層仕上り厚 150mm 程度、精度±25mm。路床表面は排水工へ 3%程度の勾配。土路盤は単一層、強化路盤は複層。噴泥は水・路盤土・荷重の三要素のうち一つを除けば防げる
  • レール遊間は高温で張出し、低温で継目ボルトに力がかかる。ロングレールの保守は温度で制限され、遊間整正は夏期・冬期の前に行う。曲線の摩耗・水準変位は外側レール
  • PC マクラギは重く交換は容易でないが長寿命で保守量が少ない。スラブ軌道は保守が少ないが位置修正は困難。脱線防止レールは本線レールと同じ高さ以上
  • 営業線近接工事は列車接近から通過まで作業を一時中止、見張員は線ごとに配置、き電停止の手続きは停電責任者が停電 10 分前までに申込み。線閉責任者は 10 人以下・50m 程度なら作業責任者を兼務可
  • 可搬式特殊信号発光機は 800m 以上手前から運転士が確認できる建築限界内に設置。軌道短絡器は作業区間の直近。大型機械は直線区間で建築限界の外方 1m 以上に留置。検測結果は異常がなくても報告

勉強のしかた:毎年3問(路盤・軌道・保安対策が1問ずつ)。保安対策は責任者ごとの職務と数値(800m、10分前、1m、50m)、軌道は温度と現象の対応を整理する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、鉄道で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.46:「変状の影響を極力少なくするため」までは正しく、その手段を「速やかに実施」とした点が逆である。
  • 令和8年度 問題A No.47:バラスト軌道とスラブ軌道の長所・短所を入れ替えた文である。
  • 令和8年度 問題A No.48:線閉責任者・停電責任者・列車見張員などの役割を入れ替える出題が多い。き電停止は電気に関する手続きなので停電責任者の担当である。
  • 令和7年度 問題A No.46:「変状を少なくするため」という目的と「速やかに」という手段が矛盾している点に気づくこと。
  • 令和7年度 問題A No.47:スラブ軌道の長所(保守軽減)と短所(位置修正が困難)をひとまとめにして長所だけの文にしている。
  • 令和7年度 問題A No.48:前半は正しい安全配慮だが、結論が「施工を継続」になっている点に注意する。

この論点の問題

鉄道の路盤の施工令和8年度 問題A No.46
鉄道の軌道の維持管理令和8年度 問題A No.47
営業線近接工事の保安対策令和8年度 問題A No.48
鉄道のコンクリート路盤の施工令和7年度 問題A No.46
鉄道の軌道の維持管理令和7年度 問題A No.47
営業線近接工事の保安対策令和7年度 問題A No.48
鉄道のコンクリート路盤の施工令和6年度 問題A No.46
鉄道の軌道の維持管理令和6年度 問題A No.47
営業線近接工事の保安対策令和6年度 問題A No.48
鉄道のコンクリート路盤の施工令和5年度 問題A No.41
鉄道の軌道の維持管理令和5年度 問題A No.42
営業線近接工事の保安対策令和5年度 問題A No.43
鉄道の路床の施工令和4年度 問題A No.41
鉄道の軌道の維持管理令和4年度 問題A No.42
営業線近接工事の保安対策令和4年度 問題A No.43
鉄道の砕石路盤の施工令和3年度 問題A No.41
鉄道の軌道の維持管理令和3年度 問題A No.42
営業線近接工事の保安対策令和3年度 問題A No.43
鉄道のコンクリート路盤の施工令和2年度 問題A No.41
鉄道の軌道の維持管理令和2年度 問題A No.42
営業線近接工事の保安対策令和2年度 問題A No.43
鉄道工事における路盤令和元年度 問題A No.41
鉄道の軌道の維持管理令和元年度 問題A No.42
営業線近接工事の保安対策令和元年度 問題A No.43
鉄道路盤改良における噴泥対策工平成30年度 問題A No.41
鉄道の軌道の維持管理平成30年度 問題A No.42
営業線近接工事の保安対策平成30年度 問題A No.43
鉄道のコンクリート路盤の施工平成29年度 問題A No.41
鉄道の軌道の維持管理・保安設備平成29年度 問題A No.42
営業線近接工事の保安対策平成29年度 問題A No.43

同じ分野で出る論点

専門土木では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。