設備機器

重要度 A空調・衛生・設備機器・設計図書で出題過去問 51問

設備機器は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中51問・重要度A)。出題されるのは空調・衛生・設備機器・設計図書です。

要点:冷凍機・ボイラー・空気調和機・送風機・ポンプ・給湯機器・タンク・エアフィルターの種類と特徴。

覚える要点

  • 吸収冷凍機は冷媒が水、吸収液が臭化リチウム水溶液で、機内は大気圧以下で運転する。高圧ガス保安法やボイラーの規制を受けず、運転に資格者は要らない
  • 吸収式は圧縮式(遠心冷凍機)より電力消費・振動・騒音が小さいが、立上がりが遅く、再生器の加熱量も捨てるので冷却塔が大きくなる。容量制御は再生器の加熱量の調節で行う
  • 送風機は遠心式(多翼・後向き・翼形)が比較的高圧、軸流式が低圧・大風量、斜流式がその中間。多翼送風機(シロッコファン)は前曲がり羽根で、高速回転・高圧には向かない
  • 遠心ポンプは吐出し量が増えると全揚程が下がり軸動力は増え、吐出し量の調整は吐出し側の弁で行う。相似則は吐出し量が回転速度に比例、揚程が2乗、軸動力が3乗。並列運転で増えるのは吐出し量、直列運転で増えるのは揚程
  • エアフィルターの用途は、HEPA(0.3μmで99.97%以上)がクリーンルーム、活性炭が臭気・有害ガス、電気集じん器と自動巻取形が一般空調、厨房排気はグリスフィルター。捕集率は粗じん用が質量法、中性能が比色法、HEPAが計数法
  • ろ材は空気抵抗が小さく、粉じん保持容量が大きく、難燃性・不燃性で吸湿性が低いもの。ろ材を折り込んで面積を増やし、通過風速を下げて圧力損失を小さくしている
  • ガス給湯器の給排気は、開放式が給気・排気とも屋内、半密閉式が給気は屋内・排気は屋外、密閉式が給気・排気とも屋外。燃焼用の空気をどこから取るかで見分ける
  • 飲料用給水タンクのFRP製は光を通して藻類が繁殖しやすいので遮光性のものとする。底部には勾配と吸込みピットを設け、通気口・オーバーフロー管には防虫網を付ける(トラップは設けない)

勉強のしかた:毎回3問前後(17回で51問)出る最多の論点。吸収冷凍機の長所と短所、送風機の形式と圧力、遠心ポンプの特性と相似則、エアフィルターの用途、ガス給湯器の給排気方式、給水タンクの材質が繰り返し誤りの選択肢になる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、設備機器で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.11:逃がし管・膨張管・通気管のような安全のための管には弁を付けないと覚える。
  • 令和8年度 前期 No.25:相似則は「水量は1乗、揚程は2乗、動力は3乗」。並列は水量、直列は揚程が増える。
  • 令和7年度 後期 No.9:ガス・臭気の除去は活性炭の吸着式と覚える。
  • 令和7年度 後期 No.24:加湿方式は、水噴霧式(スプレー・超音波)、蒸気式(蒸気スプレー・パン形)、気化式の3つに分けて覚える。
  • 令和7年度 後期 No.25:開放式=給気も排気も屋内、半密閉式=給気は屋内・排気は屋外、密閉式=給気も排気も屋外。
  • 令和7年度 前期 No.10:フィルターは「面積を大きく、風速を小さく」して圧力損失を抑える。

この論点の問題

温水暖房の膨張タンク(密閉式・開放式)令和8年度 前期 No.11
飲料用給水タンク(材質の特徴)令和8年度 前期 No.24
遠心ポンプの特性(相似則・並列運転)令和8年度 前期 No.25
空気清浄装置(ろ過式・静電式・衝突粘着式)令和7年度 後期 No.9
加湿器の種類と加湿方法令和7年度 後期 No.24
給湯機器(密閉式ガス給湯器・電気温水器)令和7年度 後期 No.25
空気清浄装置(ろ材・捕集率・圧力損失)令和7年度 前期 No.10
送風機(遠心送風機・軸流送風機)令和7年度 前期 No.24
エアフィルターの種類と用途令和6年度 後期 No.10
吸収冷温水機の特徴令和6年度 後期 No.11
空気調和機・ファンコイルユニット令和6年度 後期 No.24
給湯機器(ガス給湯器・電気温水器)令和6年度 後期 No.25
空気清浄装置(捕集率の測定法・ろ材)令和6年度 前期 No.10
送風機の種類と特性令和6年度 前期 No.24
水中モーターポンプ(用途・自動運転)令和6年度 前期 No.25
空気清浄装置(静電式・ろ過式)令和5年度 後期 No.10
飲料用給水タンク(材質・オーバーフロー管)令和5年度 後期 No.24
空気清浄装置(ろ材・性能・静電式)令和5年度 前期 No.10
吸収冷温水機の特徴令和5年度 前期 No.12
設備機器(衛生器具・インバータ・ポンプ特性)令和5年度 前期 No.24
水中モーターポンプ令和5年度 前期 No.25
エアフィルターの種類と主な用途令和4年度 後期 No.10
空気調和機(パッケージ形・ユニット形・GHP)令和4年度 後期 No.24
設備機器(冷却塔・遠心ポンプ・加湿器)令和4年度 後期 No.25
空気清浄装置の種類と用途令和4年度 前期 No.10
吸収冷凍機(容量制御・冷却塔・冷媒)令和4年度 前期 No.12
設備機器(ボイラー・パッケージ・水中ポンプ)令和4年度 前期 No.24
飲料用給水タンクの材質と構造令和4年度 前期 No.25
空気清浄装置(ろ過式・静電式)令和3年度 後期 No.10
空気調和機(ユニット形・ファンコイル・加湿器)令和3年度 後期 No.24
送風機及びポンプ(多翼送風機・末端圧力一定方式)令和3年度 後期 No.25
空気清浄装置(ろ材・自動巻取形・静電式)令和3年度 前期 No.10
吸収冷温水機の特徴令和3年度 前期 No.12
給湯設備の機器(貫流ボイラー・真空式温水発生機)令和3年度 前期 No.24
設備機器(遠心ポンプ・受水タンク・送風機)令和3年度 前期 No.25
エアフィルターの種類と主な用途令和2年度 後期 No.10
ルームエアコン(冷媒配管・廃棄・霜付き)令和2年度 後期 No.12
飲料用給水タンクの構造令和2年度 後期 No.25
吸収冷凍機の特徴令和元年度 後期 No.12
給湯設備の機器(密閉式湯沸器・真空式温水発生機)令和元年度 後期 No.24
送風機とポンプ(軸動力・吐出量の調整)令和元年度 後期 No.25
設備機器(冷凍機・冷却塔・送風機・ポンプ)令和元年度 前期 No.24
飲料用給水タンクの構造令和元年度 前期 No.25
ろ過式エアフィルターのろ材の特性平成30年度 後期 No.10
給湯機器(元止め式・先止め式・密閉式)平成30年度 後期 No.24
エアフィルターの種類と除去対象・用途平成30年度 前期 No.10
直だき吸収冷温水機の冷房運転時の特徴平成30年度 前期 No.12
遠心ポンプ(吐出量の調整・並列運転)平成30年度 前期 No.24
空気清浄装置(HEPA・質量法・ろ材)平成29年度 No.9
空冷ヒートポンプパッケージ形空気調和機平成29年度 No.11
設備機器(吸収冷温水機・冷却塔・多翼送風機)平成29年度 No.24

同じ分野で出る論点

空調・衛生・設備機器・設計図書では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。