換気
重要度 A空調・衛生で出題過去問 33問
換気は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中33問・重要度A)。出題されるのは空調・衛生です。
要点:必要換気量の計算、換気方式(第一種〜第三種)、室ごとの換気。
覚える要点
- 第一種機械換気は給気・排気とも機械で室内を正圧にも負圧にもでき、第二種は機械給気・自然排気で正圧、第三種は自然給気・機械排気で負圧。第二種にも排気口が要る
- ボイラー室・発電機室など燃焼用の空気が要る室は第一種(または第二種)とし、負圧になる第三種は不可。便所・浴室・湯沸室・厨房・更衣室・書庫・倉庫は第三種
- 汚染度の高い室(便所・厨房)は周囲より負圧、清浄にしたい室(手術室・クリーンルーム)は正圧にする。便所など汚染源の異なる換気は居室と別の系統にする
- 換気の主な目的は、電気室・エレベーター機械室が熱、浴室・シャワー室が湿気、ボイラー室が燃焼用空気(酸素)の供給、車庫が排気ガス、便所・更衣室が臭気の排除
- 特殊建築物の居室に機械換気設備を設けるときの有効換気量はV=20Af/N(1人当たり20m³/h×人数)。Nは1人当たりの占有面積で、特殊建築物の居室では3m²を超えるときは3とする
- 火気使用室の有効換気量の係数は、排気フードなし40、排気フードⅠ型30、Ⅱ型20、煙突2。廃ガスを効率よく捕集できるほど小さい
- ガラリ・給気口の面積はA=Q/(3,600×v×α)。風量のm³/hを3,600で割ってm³/sにし、有効開口率αで割り戻す。排気温度は計算に使わない
- 温度差換気では給気口を低い位置、排気口を高い位置に設ける。排風機は吐出し側のダクトが短くなる位置に置き、局所換気は全般換気より少ない換気量で汚染質を除ける。必要換気量は取り入れる外気の量
勉強のしかた:毎回2問。第一種〜第三種の室圧と適用室(ボイラー室に第三種は不可)、室ごとの換気の目的、有効換気量の式の係数(20Af/N、火気使用室の40・30・20・2)、ガラリ面積の計算が繰り返し出る。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、換気で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.13:フードなし40、Ⅰ型30、Ⅱ型20、煙突2。廃ガスを効率よく捕集できるほど係数が小さくなる。
- 令和8年度 前期 No.14:第二種(給気のみ)は正圧でボイラー室など、第三種(排気のみ)は負圧でトイレ・厨房などに用いる。
- 令和7年度 後期 No.13:臭気・湿気・有害ガスの発生する室は、別系統で負圧(第三種)にすると覚える。
- 令和7年度 後期 No.14:酸素供給=ボイラー室、熱=電気室、有害ガス=車庫、湿気=浴室、臭気=便所と組み合わせて覚える。
- 令和7年度 前期 No.13:燃焼に空気が要る室(ボイラー室)は給気を機械で行う。臭気・湿気の出る室(便所・浴室)は第三種である。
- 令和7年度 前期 No.14:清浄にしたい室(手術室・クリーンルーム)は正圧、汚れた空気を出す室(便所・厨房)は負圧である。
この論点の問題
火気使用室の必要有効換気量(フードなし)令和8年度 前期 No.13
換気方式(室内圧・自然換気の給気口)令和8年度 前期 No.14
換気(便所・機械換気・自然換気)令和7年度 後期 No.13
換気の対象室と必要な主な要因令和7年度 後期 No.14
第三種機械換気方式の適否令和7年度 前期 No.13
換気設備(排気フード・室内圧)令和7年度 前期 No.14
換気方式(自然換気・機械換気)令和6年度 後期 No.13
換気の対象室と主な目的令和6年度 後期 No.14
第三種機械換気方式の適用室令和6年度 前期 No.13
排気ガラリの面積の算定要素令和6年度 前期 No.14
換気の対象室と換気の必要な要因令和5年度 後期 No.13
換気(自然換気・必要換気量)令和5年度 後期 No.14
機械換気(排気フード・排風機の位置)令和5年度 前期 No.13
換気の対象室と換気の必要な要因令和5年度 前期 No.14
換気(厨房の室圧・機械換気方式)令和4年度 後期 No.13
換気(局所換気・自然換気の給気口)令和4年度 後期 No.14
換気(機械換気・エアカーテン・燃焼器具)令和4年度 前期 No.13
給気口の寸法の計算(有効開口率)令和4年度 前期 No.14
換気設備(換気回数・必要換気量)令和3年度 後期 No.13
第三種換気方式を用いる室令和3年度 後期 No.14
換気設備(発電機室・無窓居室・便所・駐車場)令和3年度 前期 No.13
換気設備(室圧・全般換気・排気フード)令和3年度 前期 No.14
換気の対象となる室と主な目的令和2年度 後期 No.13
給気口の寸法の計算令和2年度 後期 No.14
特殊建築物の居室の有効換気量令和元年度 後期 No.14
調理室の必要換気量(排気フードなし)令和元年度 前期 No.13
換気方式(機械換気・局所換気)令和元年度 前期 No.14
第三種機械換気の排気ガラリの面積平成30年度 後期 No.13
換気(送風機の位置・排気フード・換気方式)平成30年度 後期 No.14
第三種機械換気方式を用いる室平成30年度 前期 No.13
レンジフード(排気フードⅠ型)の有効換気量平成30年度 前期 No.14
特殊建築物の居室の有効換気量の式平成29年度 No.13
換気方式(室内の圧力・自然換気の給気口)平成29年度 No.14
同じ分野で出る論点
空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。