排水・通気設備

重要度 A空調・衛生で出題過去問 34問

排水・通気設備は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中34問・重要度A)。出題されるのは空調・衛生です。

要点:トラップと封水、排水管の勾配と管径、通気方式、排水槽とポンプ、阻集器。

覚える要点

  • 排水横管の最小勾配は管径65mm以下は1/50、75・100mmは1/100、125mmは1/150、150mm以上は1/200。排水立て管は最下部の管径で上から下まで同径とし、排水管は流下方向に管径を縮小しない
  • 通気管の最小管径は30mm。ループ通気管は排水横枝管と通気立て管の小さいほうの1/2以上、伸頂通気管は排水立て管の管径以上、排水槽の通気管は単独で大気に開放して50mm以上
  • ループ通気管は最上流の器具排水管の接続点のすぐ下流から取り出し、横走りは器具のあふれ縁より150mm以上上方で行う(床下で接続しない)。通気立て管の下部は最低位の排水横枝管より低い位置で接続する
  • 各個通気方式は自己サイホン作用と誘導サイホン作用の両方の防止に有効で、通気の機能は各個通気>ループ通気>伸頂通気の順。各個通気管はトラップのウェアから管径の2倍以上離して取り出す
  • サイホン式(管トラップ)はS・P・Uトラップ、非サイホン式(隔壁トラップ)はわん・ドラム・ボトルトラップ。グリース阻集器は厨房の油脂を分離し、阻集器と器具トラップを重ねると二重トラップになる
  • 封水深はウェアからディップまでで50mm以上100mm以下。封水は誘導サイホン作用・自己サイホン作用・蒸発・毛管現象・はね出しで失われる
  • 空調機のドレン管や飲食物を扱う機器の排水は間接排水とし、受ける水受け容器にはトラップを設ける(手洗器・洗面器を水受けにしない)。飲料用タンクの排水口空間は管径によらず最小150mm
  • 掃除口は排水横主管・横枝管の起点に設け、間隔は管径100mm以下で15m以内、100mmを超えると30m以内。屋外排水管の直管部では管径の120倍以内ごとに排水ますを設ける

勉強のしかた:毎回2問。管径(通気管30mm・ループ通気1/2以上・伸頂通気は立て管と同径以上)、最小勾配、通気管の取出し位置と150mmを数値で覚え、トラップは形式と封水の損失の原因、トラップの最小口径(大便器75mm・掃除流し65mm)も押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、排水・通気設備で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.19:オイル(ガソリン・油)は駐車場、グリース(油脂)は厨房と覚える。
  • 令和8年度 前期 No.20:非サイホン式はドラムトラップ・わんトラップ(ベルトラップ)、サイホン式は管を曲げたP・S・Uトラップ。
  • 令和7年度 後期 No.19:建物内の合流式は「汚水+雑排水」、下水道の合流式は「汚水+雨水」である。
  • 令和7年度 後期 No.20:通気管の横走りは、あふれ縁より150mm以上上方と覚える。
  • 令和7年度 前期 No.19:伸頂通気管は排水立て管の「延長」なので細くしない。1/2は各個通気管とループ通気管である。
  • 令和7年度 前期 No.20:非サイホン式はドラムトラップ・わんトラップ・ボトルトラップ、サイホン式はS・P・Uトラップである。

この論点の問題

排水設備(阻集器・トラップます・Uトラップ)令和8年度 前期 No.19
排水設備(掃除口・破封・ドラムトラップ)令和8年度 前期 No.20
排水設備(立て管径・合流式・間接排水)令和7年度 後期 No.19
排水・通気設備(伸頂通気・ループ通気)令和7年度 後期 No.20
排水・通気設備(伸頂通気管の管径)令和7年度 前期 No.19
排水・通気設備(ドラムトラップ・封水)令和7年度 前期 No.20
排水・通気設備(通気管径・排水口空間・掃除口)令和6年度 後期 No.19
排水・通気設備(トラップ・通気立て管)令和6年度 後期 No.20
排水・通気設備(勾配・ます・間接排水)令和6年度 前期 No.19
排水・通気設備(通気立て管・各個通気)令和6年度 前期 No.20
排水・通気設備(通気管径・トラップ・掃除口)令和5年度 後期 No.19
排水・通気設備(吸込ピット・ループ通気管)令和5年度 後期 No.20
排水・通気設備(トラップのディップ)令和5年度 前期 No.19
排水・通気設備(通気立て管の接続位置)令和5年度 前期 No.20
衛生器具のトラップの最小口径令和4年度 後期 No.19
排水・通気設備(封水の損失・トラップの形式)令和4年度 後期 No.20
排水・通気設備(トラップ・自己サイホン・管径)令和4年度 前期 No.19
排水設備(負荷単位・勾配・トラップ)令和4年度 前期 No.20
衛生器具のトラップの最小口径令和3年度 後期 No.19
排水・通気設備(通気管の勾配・排水槽の通気管)令和3年度 後期 No.20
通気設備(ループ通気・湿り通気管)令和3年度 前期 No.19
器具排水負荷単位法による管径の算定令和3年度 前期 No.20
排水設備(トラップの種類と封水)令和2年度 後期 No.19
排水・通気設備(ループ通気・通気管)令和2年度 後期 No.20
排水設備(間接排水・二重トラップ)令和元年度 後期 No.19
排水・通気設備(通気管の管径)令和元年度 後期 No.20
排水・通気設備(排水立て管の管径)令和元年度 前期 No.19
排水・通気設備(排水横枝管の勾配)令和元年度 前期 No.20
排水設備(管径・間接排水)平成30年度 後期 No.19
排水・通気設備(ループ通気管・伸頂通気管の管径)平成30年度 後期 No.20
排水・通気設備(排水立て管の管径)平成30年度 前期 No.19
排水・通気設備(伸頂通気方式・逃し通気管)平成30年度 前期 No.20
建築物の排水の分類(雨水の合流)平成29年度 No.19
排水・通気設備(ループ通気管の接続)平成29年度 No.20

同じ分野で出る論点

空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。