給湯設備の機器(貫流ボイラー・真空式温水発生機)
これは2級管工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月6日(日)実施) No.24の問題です。論点は「設備機器」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
給湯設備の機器に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 密閉式ガス湯沸器は、燃焼空気を室内から取り入れ、燃焼ガスを直接屋外に排出するものである。
解き方
- 密閉式ガス湯沸器(BF式・FF式)は、給排気筒を屋外に出し、燃焼用の空気を屋外から取り入れ、燃焼ガスを屋外に排出する。燃焼用の空気を室内から取り入れ、燃焼ガスを排気筒で屋外に排出するのは半密閉式である。よって(4)が適当でない。
- (3)の真空式温水発生機は、缶体内を大気圧より低く保ち、缶体に封入した熱媒水を減圧下で沸騰させ、その蒸気で熱交換器内の水を加熱する。熱媒水は缶体内で蒸発と凝縮を繰り返すので通常の運転では減りにくく、「熱媒水の補給が不要」と説明されることも多い(令和元年度後期 No.24 では「補給が不要である」が適当な記述として出題された)。一方、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、鋳鉄製の真空式温水発生機に電磁弁による水位制御装置と、熱媒水の過度の減少により作動する低水位燃焼遮断装置を備えることとしており、熱媒水が減ったときに補給する仕組みをもつ機種もある。主催者は(3)を適当でないものとはせず、(4)を正答とした。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。小型貫流ボイラーは保有水量が少ないので、起動時間が短く、負荷変動への追従性がよい。
- (2)適当。空気熱源ヒートポンプ給湯機は、大気中の熱を汲み上げて給湯の加熱に利用する。
- (3)適当とされる。熱媒水は缶体内で蒸発と凝縮を繰り返すので減りにくいが、鋳鉄製のものは電磁弁による水位制御装置で熱媒水の水位を保つなど、減った分を補給する仕組みを備える。
- (4)適当でない。密閉式ガス湯沸器は燃焼用の空気を屋外から取り入れ、燃焼ガスを屋外に排出する。室内から取り入れるのは半密閉式である。
引っかけ:開放式は室内吸気・室内排気、半密閉式は室内吸気・屋外排気、密閉式は屋外吸気・屋外排気。燃焼用の空気をどこから取り入れるかで方式を見分ける。
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論点ページ:設備機器の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月6日(日)実施) No.24。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する