上水道・下水道
重要度 A空調・衛生で出題過去問 33問
上水道・下水道は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中33問・重要度A)。出題されるのは空調・衛生です。
要点:上水道の施設と配水管、下水道の排除方式・管きょ・ます。
覚える要点
- 上水道の施設は取水→導水→浄水→送水→配水の順。導水は原水を浄水施設へ、送水は浄水を配水池へ送り、需要者に配るのは配水施設
- 殺菌力は遊離残留塩素が結合残留塩素より強い。給水栓では遊離残留塩素0.1mg/L以上(結合残留塩素なら0.4mg/L以上)を保持する
- 給水管の取付口は他の給水装置の取付口から30cm以上離す。配水管は他の埋設物と0.3m以上離し、地下水位が高い場所では浮上防止策をとる。受水タンクは給水装置に含まれない
- 簡易専用水道は水道事業から受ける水だけを水源とし、水槽の有効容量の合計が10m³を超えるもの。水質基準はpH5.8〜8.6、色度5度以下、一般細菌は1mL中100以下、大腸菌は検出されないこと
- 下水道管きょは原則暗きょとし、接合方法は水面接合(水位を合わせる)・管頂接合・管中心接合・管底接合。段差が0.6m以上の合流・汚水管きょには副管を使う。可とう性管を硬質土に布設するときは砂基礎
- 汚水管きょの流速は0.6〜3.0m/s(雨水・合流管きょは0.8〜3.0m/s)で、下流ほど流速を少しずつ速くし勾配を緩やかにする
- 取付管は勾配1/100以上、最小管径150mmで、本管の中心線より上方に接続する。雨水ますには深さ15cm以上の泥だめ、汚水ますにはインバートを設け、宅地ますの内径は15cm以上
- 公共下水道は市町村が管理し、流域下水道は終末処理場を持つ。公共下水道は原則分流式で、分流式は初期雨水の汚れがそのまま放流される。建物内の合流・分流(汚水と雑排水)とは意味が違う
勉強のしかた:毎回2問(上水道と下水道が1問ずつ)。上水道は施設の順序と残留塩素、取付口30cm、簡易専用水道10m³、下水道は取付管(1/100以上・150mm・中心線より上方)と雨水ますの泥だめ、流速0.6〜3.0m/sを数値で押さえる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、上水道・下水道で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.15:一般細菌は「100以下」、大腸菌は「検出されないこと」。数値の付く基準と付かない基準を区別する。
- 令和7年度 後期 No.15:給水装置は「配水管に直結」しているものだけである。受水タンク方式では受水タンクの給水口までが給水装置である。
- 令和7年度 後期 No.16:取付管150mm、宅地ます15cm以上と数値を区別して覚える。
- 令和7年度 前期 No.15:浄水場の前が「導水」(原水を導く)、後が「送水」(浄水を送る)である。
- 令和7年度 前期 No.16:公共下水道は市町村、流域下水道は都道府県が管理し、流域下水道は終末処理場を持つ。
- 令和6年度 後期 No.15:給水栓での残留塩素は遊離残留塩素で0.1mg/L以上、結合残留塩素なら0.4mg/L以上を保持する(水道法施行規則第17条)。必要な濃度が高いのは結合残留塩素の殺菌力が弱いためである。
この論点の問題
水道水の水質基準(pH・大腸菌・色度)令和8年度 前期 No.15
下水道管きょの接合方法令和8年度 前期 No.16
上水道(給水装置・簡易専用水道)令和7年度 後期 No.15
下水道(排水管・ます・取付管)令和7年度 後期 No.16
上水道の施設のフロー令和7年度 前期 No.15
下水道(分流式・流域下水道・取付管)令和7年度 前期 No.16
上水道(消毒・残留塩素・水質基準)令和6年度 後期 No.15
下水道(ます・排水設備)令和6年度 後期 No.16
上水道施設(送水・導水・浄水施設)令和6年度 前期 No.15
下水道(取付管・雨水ます・管きょ)令和6年度 前期 No.16
上水道(給水装置の取付口・明示テープ)令和5年度 後期 No.15
下水道(分流式・取付管の接続)令和5年度 後期 No.16
上水道(分水栓・水質基準・簡易専用水道)令和5年度 前期 No.15
下水道(都市下水路・流速・取付管)令和5年度 前期 No.16
上水道施設(取水・送水・着水井)令和4年度 後期 No.15
下水道(取付管・副管・汚水ます)令和4年度 後期 No.16
上水道(分水栓・簡易専用水道・給水装置)令和4年度 前期 No.15
下水道(除害施設・土被り・雨水ます)令和4年度 前期 No.16
上水道の施設のフロー令和3年度 後期 No.15
下水道(排除方式・管きょの接合・取付管)令和3年度 後期 No.16
下水道(管きょの断面・流速・排除方式)令和3年度 前期 No.16
上水道の消毒(残留塩素)令和2年度 後期 No.15
下水道(計画下水量・取付管の勾配)令和2年度 後期 No.16
上水道施設(取水・導水・浄水・送水)令和元年度 後期 No.15
下水道(分流式・管内流速・除害施設)令和元年度 後期 No.16
上水道の配水管と給水装置令和元年度 前期 No.15
下水道(流速・勾配・取付管の接続)令和元年度 前期 No.16
上水道の浄水施設における消毒平成30年度 後期 No.15
下水道の宅地ます(大きさ・泥だめ)平成30年度 後期 No.16
上水道の配水管の布設(離隔・浮上防止)平成30年度 前期 No.15
可とう性下水道管きょの基礎(硬質土)平成30年度 前期 No.16
上水道の施設のフロー平成29年度 No.15
下水道管きょ(暗きょ・管きょの接合)平成29年度 No.16
同じ分野で出る論点
空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。