配管・ダクトの材料

重要度 A設備機器・設計図書で出題過去問 37問

配管・ダクトの材料は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中37問・重要度A)。出題されるのは設備機器・設計図書です。

要点:配管材料と継手・弁、ダクトと附属品(ダンパー・吹出口)、保温材。

覚える要点

  • 長方形ダクトの板厚は長辺の寸法で決め、全周同じ板厚とする(円形・スパイラルダクトは直径で決める)。アスペクト比は原則4以下で、正方形に近いほど圧力損失が小さい
  • ダクトの断面変形は拡大15度以内、縮小30度以内。エルボは曲率半径が大きいほど圧力損失が小さく、円形ダクトのエルボの内側半径は直径の1/2以上、直角エルボにはガイドベーンを入れる
  • 防火ダンパーは厚さ1.5mm以上の鋼板製。温度ヒューズの作動温度は一般の空調・換気ダクトが72℃、厨房排気が120℃
  • たわみ継手は送風機の振動をダクトに伝えないためのもので、吹出口・吸込口との接続にはフレキシブルダクトを使う。シーリングディフューザー(アネモ形)は誘引作用が大きく拡散性に優れ、ノズル形は到達距離が長く大空間向き
  • 仕切弁は全開・全閉用で全開時の抵抗が小さく、玉形弁は流量調整用で抵抗が大きい。バタフライ弁は面間寸法が小さい。逆流を防ぐのは逆止め弁(スイング式・リフト式)で、ボール弁は開閉用
  • VU管はVP管より肉厚が薄く設計圧力が低い。銅管の肉厚はK>L>M、白管は黒管に溶融亜鉛めっきを施したもの。ライニング鋼管はSGP-VAが外面一次防錆塗装、VBが外面亜鉛めっき、VDが外面も塩ビライニングで地中埋設用
  • 横引き配管のY形ストレーナーはスクリーンを下に、U形は上に引き抜く。定水位調整弁は受水タンクなど給水側の水位を一定に保つ弁で、汚水槽・雑排水槽には使わない
  • 保温材の最高使用温度はロックウール約600℃>グラスウール約350℃>ポリスチレンフォーム約70℃。発泡プラスチック系は吸水・透湿が小さく保冷向きで、ロックウールは防火区画の貫通部に使う

勉強のしかた:毎回2問(配管材料と弁で1問、ダクトと附属品で1問)の必須問題。板厚は「長辺」、拡大15度・縮小30度、防火ダンパー1.5mm、温度ヒューズ72℃・120℃を数値で覚え、弁は仕切弁と玉形弁の抵抗の違い、ライニング鋼管はVA・VB・VDの外面の違いで区別する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、配管・ダクトの材料で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 後期 No.26:仕切弁=全開・全閉用で損失小、玉形弁=流量調整用で損失大。
  • 令和7年度 後期 No.27:ダクトの板厚は「長辺」で決まる。ダクト両端の寸法が異なる場合は、最大寸法で決める。
  • 令和7年度 前期 No.26:ライニング鋼管の記号は外面で区別する。VAは外面一次防錆、VBは外面亜鉛めっき、VDは外面塩ビ被覆(地中埋設用)である。
  • 令和7年度 前期 No.27:防火ダンパーも、防火区画貫通部とダンパーの間のダクトも「1.5mm以上」である。
  • 令和6年度 後期 No.26:VA=外面一次防錆塗装(屋内露出)、VB=外面亜鉛めっき(屋内配管・屋外露出)、VD=外面硬質塩ビ(地中埋設)。
  • 令和6年度 後期 No.27:スパイラルダクトなど円形ダクトの板厚は直径で決まる。

この論点の問題

配管材料・配管付属品(弁・銅管・ストレーナー)令和8年度 前期 No.26
ダクト附属品(たわみ継手・防火ダンパー)令和8年度 前期 No.27
配管材料・配管付属品(弁・塩ビ管)令和7年度 後期 No.26
ダクト・ダクト附属品(吹出口・板厚)令和7年度 後期 No.27
配管材料・弁(仕切弁・バタフライ弁)令和7年度 前期 No.26
ダクト・ダクト附属品(防火ダンパーの板厚)令和7年度 前期 No.27
配管材料・配管附属品(弁・ライニング鋼管)令和6年度 後期 No.26
ダクト・ダクト附属品(ダンパー・板厚)令和6年度 後期 No.27
配管材料・配管附属品(鋼管・定水位調整弁)令和6年度 前期 No.26
ダクト・ダクト附属品(ダンパー・吹出口)令和6年度 前期 No.27
保温材の種類と特徴令和5年度 後期 No.25
配管材料・配管附属品(ストレーナー・弁)令和5年度 後期 No.26
ダクト(エルボ・拡大縮小角度)令和5年度 後期 No.27
配管材料・附属品(ライニング鋼管・ボール弁)令和5年度 前期 No.26
吹出口とダクトの接続令和5年度 前期 No.27
配管材料・配管附属品(弁・硬質ポリ塩化ビニル管)令和4年度 後期 No.26
ダクト・ダクト附属品(板厚・アスペクト比)令和4年度 後期 No.27
ストレーナーの種類と構造令和4年度 前期 No.26
ダクト(エルボ・断面変形・板厚)令和4年度 前期 No.27
配管材料及び配管附属品(逆止め弁・架橋ポリエチレン管)令和3年度 後期 No.26
ダクト及びダクト附属品(ダクトの材質)令和3年度 後期 No.27
配管材料(耐火二層管・塩ビ管・REP-VU)令和3年度 前期 No.26
ダクト附属品と吹出口・吸込口令和3年度 前期 No.27
保温材(グラスウール・ポリスチレンフォーム)令和2年度 後期 No.24
配管付属品(逆止め弁・定水位調整弁)令和2年度 後期 No.26
防火ダンパ(鋼板の厚さ・温度ヒューズ)令和2年度 後期 No.27
配管材料(鋼管・銅管・ライニング鋼管)令和元年度 後期 No.26
ダクト(フレキシブルダクト・工法・板厚)令和元年度 後期 No.27
弁の構造と特徴(仕切弁・ボール弁)令和元年度 前期 No.26
ダクトとダクト付属品(たわみ継手)令和元年度 前期 No.27
配管材料(フレキシブルジョイント・樹脂管・伸縮管継手)平成30年度 後期 No.26
吹出口の種類と特徴平成30年度 後期 No.27
保温材(ロックウール・ポリエチレンフォーム)平成30年度 前期 No.25
配管材料・配管付属品(VU管・銅管・伸縮管継手)平成30年度 前期 No.26
ダクト・ダクト付属品(板厚・アスペクト比)平成30年度 前期 No.27
配管材料・附属品(逆止め弁・玉形弁)平成29年度 No.26
ダクト・附属品(エルボの圧力損失)平成29年度 No.27

同じ分野で出る論点

設備機器・設計図書では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

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