工程管理
重要度 A能力・施工管理・施工で出題過去問 45問
工程管理は、2級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録1078問中45問・重要度A)。出題されるのは能力・施工管理・施工です。
要点:工程計画、バーチャート・ネットワーク工程表、進捗度曲線(Sチャート)、所要工期の計算。
覚える要点
- 横軸が日付(月日)の工程表がバーチャート、横軸が達成度(%)の工程表がガントチャート、縦軸に階をとって繰り返し作業を表すのがタクト工程表。図を見て名称を答える問題が繰り返し出る
- バーチャートは作成が容易で各作業の期間や進行度合いがわかりやすいが、余裕時間やクリティカルパスはわかりにくい。クリティカルパス・余裕日数がわかるのはネットワーク工程表、計画出来高と実績出来高の比較はSチャート(進捗度曲線、工期と出来高の関係)
- タクト工程表は稼働人員を把握しやすい(採用しにくいは誤り)。ガントチャートは各作業の達成度を棒グラフで示す図表で、折れ線グラフではない
- 総合工程表は仮設工事・検査も含めて工事全体を大局的に把握するもので、各作業の詳細・稼働人員・作業間の工程調整は詳細(細部)工程表で行う。受電日は竣工日と試運転調整の期間から逆算して決める
- ネットワークでは、イベントに入る先行作業(ダミーを含む)がすべて終わってから後続作業を始める。所要工期はダミーを通る経路も含めた最長経路で、最後の作業を足し忘れない
- クリティカルパス上にない作業は、余裕日数の範囲の遅れや日数の増加なら所要工期に影響しない。所要工期の短縮は並列作業を直列にするのではなく直列作業を並列にし、品質・安全性を低下させてまで短縮しない
- 工期を無理に短縮すると直接工事費は増え、間接工事費は工期が短いほど減る。総費用(直接費+間接費)のグラフはどの線を読むかを凡例で確かめる。ツールボックスミーティングは安全管理の手法で、工期短縮の予測には使わない
勉強のしかた:17回すべてで2〜3問出て、令和3年度からは施工管理法(能力・五肢択一)でネットワーク工程表の計算や工程表の選定が毎回出る。工程表の名称と特徴(横軸が日付か達成度か)、総合工程表には仮設も検査も含む、ダミーを含めた所要工期の計算を押さえ、ネットワークは過去問の図で最早開始時刻を書き込む練習をする。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、工程管理で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.38:ネットワーク=作業の関係・余裕・クリティカルパス,バーチャート=見やすい・作成が容易,S チャート=出来高の比較。
- 令和8年度 前期 No.39:結合点に入るダミーも開始条件になる。⑦には E とダミー(F の完了)が入る。
- 令和8年度 前期 No.42:総合工程表=全体の流れと節目(検査・搬入・受電),細部工程表=作業ごとの詳細。「詳細に記入する」とあれば総合工程表としては誤り。
- 令和7年度 後期 No.38:グラフの問題は,どの線を読むか(総費用・直接・間接)を凡例で確かめる。
- 令和7年度 後期 No.39:ダミー(④→⑥,⑦→⑧)を通る経路を見落とさない。
- 令和7年度 後期 No.42:工程管理は「計画 → 実施 → 進捗の確認 → 是正」をその都度回す。「全てそろってから」「まとめて」見直すという記述は誤りになりやすい。
この論点の問題
ネットワーク工程表の特徴令和8年度 前期 No.38
ネットワーク工程表の読み方令和8年度 前期 No.39
総合工程表の作成令和8年度 前期 No.42
工事費と施工期間の関係令和7年度 後期 No.38
ネットワーク工程表の所要工期令和7年度 後期 No.39
工程管理令和7年度 後期 No.42
所要工期の短縮の検討令和7年度 前期 No.38
ネットワーク工程表のクリティカルパス令和7年度 前期 No.39
総合工程表の作成令和7年度 前期 No.42
タクト工程表の特徴令和6年度 後期 No.38
ネットワーク工程表のクリティカルパス令和6年度 後期 No.39
工程表の種類令和6年度 後期 No.42
ネットワーク工程表の特徴令和6年度 前期 No.38
ネットワーク工程表の読み方令和6年度 前期 No.39
工程管理令和6年度 前期 No.42
バーチャート工程表の特徴令和5年度 後期 No.40
作業日数の変更と所要工期令和5年度 後期 No.41
工程管理令和5年度 後期 No.44
クリティカルパスの短縮令和5年度 前期 No.40
ネットワーク工程表の所要工期令和5年度 前期 No.41
総合工程表の作成令和5年度 前期 No.44
工期と工事費の関係令和4年度 後期 No.40
ネットワーク工程表のクリティカルパス令和4年度 後期 No.41
工程管理令和4年度 後期 No.44
タクト工程表の特徴令和4年度 前期 No.40
ネットワーク工程の最早開始時刻令和4年度 前期 No.41
工程管理令和4年度 前期 No.44
ネットワーク工程表の特徴令和3年度 後期 No.40
ネットワーク工程の作業の順序令和3年度 後期 No.41
総合工程表の作成令和3年度 後期 No.44
工程表の特徴令和3年度 前期 No.40
ネットワーク工程の所要工期令和3年度 前期 No.41
工程管理(各種の工程表)令和3年度 前期 No.44
工程管理(総合工程表)令和2年度 後期 No.47
バーチャート工程表令和2年度 後期 No.48
総合工程表の作成令和元年度 後期 No.47
タクト工程表の特徴令和元年度 後期 No.48
アロー形ネットワーク工程表の用語令和元年度 前期 No.47
ガントチャート工程表令和元年度 前期 No.48
工程管理の進め方平成30年度 後期 No.47
タクト工程表平成30年度 後期 No.48
工程管理の記述平成30年度 前期 No.47
バーチャート工程表平成30年度 前期 No.48
アロー形ネットワーク工程表の特徴平成29年度 No.47
ガントチャート平成29年度 No.48
同じ分野で出る論点
能力・施工管理・施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。