発電
重要度 A電気工学・電気設備・施工管理・施工で出題過去問 36問
発電は、2級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録1078問中36問・重要度A)。出題されるのは電気工学・電気設備・施工管理・施工です。
要点:水力・汽力・コンバインドサイクル・原子力・太陽光・風力・燃料電池。
覚える要点
- 汽力発電の熱効率は、タービン入口の蒸気を高温・高圧にし、復水器の圧力を低く(真空度を高く)するほど向上する(復水器の圧力を高くするは誤りで、5回以上出ている)
- 節炭器は煙道ガスの余熱でボイラ給水を加熱し、空気予熱器は燃焼用空気を加熱する(どちらも効率向上の装置)。大気汚染の軽減は脱硫装置(SOx)・脱硝装置(NOx)・集じん装置で、微粉炭機・節炭器・空気予熱器・脱気器は関係しない
- 強制循環ボイラはドラムと循環ポンプがあり、貫流ボイラは循環ポンプが要らない。ドラムから出た蒸気を加熱するのが過熱器、ドラムに入る前の給水を温めるのが節炭器。再生サイクルは抽気で給水加熱器の給水を加熱する
- タービン発電機は高速で回転子が円筒形・横軸形、水車発電機は低速で突極形が多く、大容量・低速機は立軸形。「タービン発電機は突極形・立軸形」「水車発電機は円筒形」は誤り
- 水力発電の出力はP=9.8QHηgηt〔kW〕。衝動水車の代表はペルトン水車、フランシス・プロペラ・カプラン水車は反動水車。両岸の岩盤で水圧を支えるのがアーチダム
- 水圧管の水撃作用は水車入口弁の閉鎖時間が短いほど、水圧管が長いほど大きくなる(サージタンクで抑える)。太陽光発電で光を電気に変えるのは太陽電池で、パワーコンディショナの機能ではない
勉強のしかた:17回すべてで2〜3問出る。汽力発電(熱効率の向上・大気汚染対策の装置・ボイラの構成図)と水力発電(水車の分類・水車発電機の特徴・水撃作用・ダム)がほぼ毎回1問ずつ出る。タービン発電機と水車発電機の違い、節炭器・空気予熱器・過熱器が何を加熱するかを対にして覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、発電で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.5:熱効率の向上:入口は高温・高圧,出口(復水器)は低圧(高真空)。
- 令和8年度 前期 No.11:閉鎖時間「短い」ほど,管「長い」ほど水撃は大きい。対策はサージタンクと弁の緩やかな閉鎖。
- 令和7年度 後期 No.5:重力式=自重で支える,アーチ式=両岸の岩盤で支える(谷が狭く岩盤が強固),フィルダム(アース・ロック)=土や岩を盛り立てる。
- 令和7年度 後期 No.11:排煙の三つの対策:脱硝(NOx)・脱硫(SOx)・集じん(ばいじん)。脱気器は給水系(水の中のガス)の装置で排煙とは関係しない。
- 令和7年度 前期 No.5:自然循環ボイラは水と蒸気の密度差で循環し,強制循環ボイラは循環ポンプで循環させる。ドラムの蒸気を加熱するのは過熱器,タービンから戻った蒸気を加熱するのは再熱器。
- 令和7年度 前期 No.11:水車発電機=突極形・多極・立軸・短絡比大,タービン発電機=円筒形・2〜4 極・横軸・短絡比小。回転が遅いほど極数が多く,回転子は径が大きく短くなる。
この論点の問題
汽力発電所の熱効率の向上令和8年度 前期 No.5
水圧管の水撃作用令和8年度 前期 No.11
ダムの形式(アーチ式ダム)令和7年度 後期 No.5
火力発電所の大気汚染対策令和7年度 後期 No.11
強制循環ボイラの構成令和7年度 前期 No.5
水車発電機の特徴令和7年度 前期 No.11
節炭器令和6年度 後期 No.5
水車の種類(反動水車・フランシス水車)令和6年度 後期 No.11
パワーコンディショナの機能令和6年度 後期 No.29
水圧管の水撃作用令和6年度 前期 No.5
タービン発電機令和6年度 前期 No.11
汽力発電所の熱効率の向上令和5年度 後期 No.8
水車発電機の特徴令和5年度 後期 No.13
水力発電所の出力令和5年度 前期 No.8
火力発電所の大気汚染防止装置令和5年度 前期 No.13
アーチダム令和4年度 後期 No.8
再生サイクルの構成令和4年度 後期 No.13
強制循環ボイラの機器令和4年度 前期 No.8
水車の形式と分類令和4年度 前期 No.13
水圧管の水撃作用令和3年度 後期 No.8
タービン発電機令和3年度 後期 No.13
汽力発電所の熱効率の向上令和3年度 前期 No.8
火力発電所の大気汚染防止装置令和3年度 前期 No.13
煙道ガスの熱を利用する装置令和2年度 後期 No.8
水車発電機の特徴令和2年度 後期 No.13
水力発電所の発電機出力令和元年度 後期 No.8
大気汚染対策の装置令和元年度 後期 No.13
汽力発電所の熱効率向上令和元年度 前期 No.8
タービン発電機令和元年度 前期 No.13
汽力発電所のボイラ令和元年度 前期 No.40
アーチダム平成30年度 後期 No.8
衝動水車とペルトン水車平成30年度 後期 No.13
強制循環ボイラの構成平成30年度 前期 No.8
水車発電機平成30年度 前期 No.13
汽力発電所の熱効率の向上対策平成29年度 No.8
火力発電所の大気汚染対策装置平成29年度 No.13
同じ分野で出る論点
電気工学・電気設備・施工管理・施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。