安全管理

重要度 B施工管理・施工で出題過去問 33問

安全管理は、2級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録1078問中33問・重要度B)。出題されるのは施工管理・施工です。

要点:安全施工サイクル・KYK・TBM、墜落・飛来落下・感電の防止、活線近接作業、足場・高所作業車、特別教育。

覚える要点

  • 高さ2m以上の箇所では作業床・手すり・墜落制止用器具の取付設備などを設け、悪天候で危険が予想されるときは作業を中止する(墜落制止用器具を着けさせても作業させない)。1.5mを超える箇所は昇降設備、3m以上から物体を投下するときは投下設備・監視人を置く
  • 足場の作業床は幅40cm以上、床材間の隙間3cm以下。移動式足場の手すりは85cm以上(80cmは誤り)で中さん・幅木を付け、高さ5m以上の足場の組立ては足場の組立て等作業主任者を選任する(作業指揮者ではない)。防網の網目は10cm以下
  • 特別教育で就ける業務と技能講習の境目は、移動式クレーンの運転・玉掛けが1t(ちょうど1tは技能講習)、高所作業車が作業床の高さ10m(15mは技能講習)。玉掛け用ワイヤロープはその日の作業開始前に点検する
  • 作業主任者が要るのは、地山の掘削・足場の組立てなどで、高圧活線近接作業・停電作業・仮設電源の電線の接続作業は作業主任者の選任の対象ではない(電気の作業は特別教育で規制)
  • 高圧の停電作業では、開路した開閉器の施錠・表示、残留電荷の放電、検電器による停電の確認、短絡接地器具による短絡接地を行い、通電前には短絡接地器具の取外しを確かめる。低圧の活線近接作業では感電注意の表示だけで絶縁用保護具・防具を省略できない
  • 明り掘削で砂からなる地山を手掘りするときは掘削面のこう配を35度以下または高さ5m未満とし、土止め支保工は7日をこえない期間ごとに点検する。溶解アセチレンの容器は通風・換気のよい場所に置く

勉強のしかた:17回すべてで1〜2問出る。墜落防止の数値(2m・1.5m・3m)、足場の作業床(幅40cm・隙間3cm・手すり85cm)、特別教育と技能講習の境目(1t・10m)、作業主任者が要らない電気の作業、停電作業の措置が繰り返し出る。数値は労働安全衛生規則の規定どおりに覚え、「表示したので省略」のような言い換えに注意する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、安全管理で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.44:墜落防止の措置(作業床・囲い・墜落制止用器具の取付設備)は高さ 2 m 以上が基準。1.5 m を超える箇所は昇降設備と区別する。
  • 令和8年度 前期 No.45:作業床:幅 40 cm 以上,床材間 3 cm 以下,建地との隙間 12 cm 未満,支持物 2 以上。
  • 令和7年度 後期 No.44:停電作業:開閉器の施錠・表示,残留電荷の放電,検電器による停電の確認,短絡接地器具の取付け。
  • 令和7年度 後期 No.45:停電作業は作業主任者ではなく作業指揮者を定める。作業主任者が必要なのは足場の組立て・型枠支保工・コンクリート破砕器・地山の掘削などの作業。
  • 令和7年度 前期 No.44:手すり 85 cm 以上,中さん 35〜50 cm,幅木 10 cm 以上,床材のすき間 3 cm 以下。
  • 令和7年度 前期 No.45:1.5 m 超=昇降設備,2 m 以上=墜落防止(作業床・墜落制止用器具),3 m 以上=物体の投下設備・監視人。数値と措置の組合せで覚える。

この論点の問題

墜落制止用器具の取付設備(労働安全衛生規則)令和8年度 前期 No.44
足場の作業床(労働安全衛生規則)令和8年度 前期 No.45
停電作業の措置(労働安全衛生規則)令和7年度 後期 No.44
作業主任者を選任すべき作業令和7年度 後期 No.45
移動式足場(ローリングタワー)令和7年度 前期 No.44
物体の投下(労働安全衛生規則)令和7年度 前期 No.45
墜落制止用器具の取付設備(労働安全衛生規則)令和6年度 後期 No.44
玉掛け作業(クレーン等安全規則)令和6年度 後期 No.45
墜落等による危険の防止(労働安全衛生規則)令和6年度 前期 No.44
明り掘削の危険防止(労働安全衛生規則)令和6年度 前期 No.45
防網(安全ネット)(安衛法)令和5年度 後期 No.46
移動式足場(ローリングタワー)令和5年度 後期 No.47
停電作業の措置(安衛法)令和5年度 前期 No.46
物体の投下の措置(安衛法)令和5年度 前期 No.47
感電の危険の防止(安衛法)令和4年度 後期 No.46
足場の作業床(安衛法)令和4年度 後期 No.47
墜落制止用器具の取付設備(安衛法)令和4年度 前期 No.46
明り掘削の危険防止(安衛法)令和3年度 後期 No.46
溶解アセチレン容器の取扱い(安衛法)令和3年度 後期 No.47
墜落等の危険の防止(安衛法)令和3年度 前期 No.46
物体の投下の措置(安衛法)令和3年度 前期 No.47
高さ2m以上の箇所の作業令和2年度 後期 No.51
特別教育で就業できる業務(高所作業車)令和2年度 後期 No.52
停電作業の措置令和元年度 後期 No.51
移動式足場令和元年度 後期 No.52
玉掛け作業令和元年度 前期 No.51
作業主任者の選任が必要な作業令和元年度 前期 No.52
墜落制止用器具の取付設備平成30年度 後期 No.51
特別教育で就業できる業務平成30年度 後期 No.52
感電の危険の防止措置平成30年度 前期 No.51
足場の作業床の幅と隙間平成30年度 前期 No.52
物体の投下平成29年度 No.51
作業主任者の選任が必要な作業平成29年度 No.52

同じ分野で出る論点

施工管理・施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。