構内配電・屋内配線
重要度 A電気設備で出題過去問 41問
構内配電・屋内配線は、1級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録911問中41問・重要度A)。出題されるのは電気設備です。
要点:幹線・分岐回路、過電流遮断器・漏電遮断器、接地工事、低圧配線の方法、動力設備。
覚える要点
- コンセント専用の分岐回路の電線は、20A(配線用遮断器)が直径1.6mm、30Aが2.6mm、40Aが8mm²、50Aが14mm²以上。30A分岐回路のコンセントは20A以上30A以下で、15Aのプラグが入る15A・20A兼用コンセントは設けられない
- 低圧幹線の許容電流は、電動機の定格電流の合計が50A以下なら1.25倍、50Aを超えれば1.1倍し、ヒータなど他の負荷はそのまま足す(電動機80A+ヒータ60Aなら1.1×80+60=148A)
- 分岐幹線の過電流遮断器は、分岐幹線の長さ3m以下、許容電流が幹線の過電流遮断器の定格電流の35%以上なら8m以下、55%以上なら長さにかかわらず省略できる
- 短絡保護専用遮断器は整定電流の1倍で動作せず、1.2倍で0.2秒以内に動作する。電動機の過負荷保護装置を省略できるのは出力0.2kW以下、単相で配線用遮断器20A以下(ヒューズは15A以下)の場合など
- B種接地工事の接地抵抗値は、遮断装置がなければ150/Ig、1秒を超え2秒以内に遮断すれば300/Ig、1秒以内なら600/Ig〔Ω〕(地絡電流10Aで15Ω・30Ω・60Ω)。C種・D種を500Ωにできるのは0.5秒以内に自動遮断する装置があるとき(1秒は不可)
- 使用電圧300V以下の低圧機器の鉄台はD種、300Vを超える低圧はC種接地工事。A種・B種の接地線は直径2.6mm以上、C種・D種は1.6mm以上。高圧計器用変成器の二次側はD種(特別高圧はA種)。建物の鉄骨を接地極にできるのは大地との抵抗値2Ω以下
- 外箱の接地を省略できるのは、対地電圧150V以下で乾燥した場所、二重絶縁、水気のある場所以外で漏電遮断器を施設する場合など。地絡遮断装置は接地抵抗値3Ω以下なら省略できるが、水気のある場所のコンセント回路は150V以下でも省略できない
- フロアヒーティング・ロードヒーティングの発熱線は80℃以下(金属被覆の発熱線を道路・屋外駐車場に施設するときは120℃以下)、屋外駐車場には発熱シートを使わず、漏電火災警報器ではなく漏電遮断器を設ける。短絡電流は変圧器のインピーダンスが小さいほど、ケーブルが短いほど大きい
勉強のしかた:10回すべてで3〜5問出る。分岐回路の電線の太さ(30A→2.6mm、50A→14mm²)、幹線の許容電流(1.25倍・1.1倍)、分岐幹線の遮断器の省略(35%・55%)、B種接地の150・300・600、地絡遮断装置の省略(3Ω以下)、短絡保護専用遮断器(1.2倍で0.2秒)が数値を変えて何度も出るので、電技の解釈の数値を表にして覚え、計算問題は過去問で手順を確かめる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、構内配電・屋内配線で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 No.26:15A・20A→1.6mm,30A→2.6mm(5.5mm²),40A→8mm²,50A→14mm²。
- 令和8年度 No.27:短絡保護専用遮断器:1倍で不動作,1.2倍で0.2秒以内。ヒューズ:1.3倍に耐え,10倍で20秒以内。
- 令和8年度 No.28:地絡遮断装置の省略:乾燥場所・150V以下で水気なし・二重絶縁・接地3Ω以下など。
- 令和8年度 No.34:接地省略:対地150V以下で乾燥場所,絶縁台,二重絶縁,15mA・0.1秒の漏電遮断器など。
- 令和7年度 No.26:ロードヒーティング:対地電圧300V以下,発熱線80℃以下(金属被覆は120℃以下)。フロアヒーティングは対地電圧150V以下。
- 令和7年度 No.27:電動機の電線:50A以下は1.25倍,50A超は1.1倍。電動機回路の電流計は延長目盛。
この論点の問題
コンセント専用の分岐回路(電線の太さ)令和8年度 No.26
電動機回路の短絡保護専用遮断器・ヒューズの性能令和8年度 No.27
地絡遮断装置の省略令和8年度 No.28
機械器具の金属製外箱の接地の省略令和8年度 No.34
屋外駐車場のロードヒーティング令和7年度 No.26
三相200Vの電動機回路(内線規程)令和7年度 No.27
低圧幹線の短絡電流令和7年度 No.28
B種接地工事の接地抵抗値令和7年度 No.34
需要場所の高圧地中電線路(JIS)令和7年度 No.35
事務室の分岐回路とコンセント(内線規程)令和6年度 No.26
電動機の過負荷保護装置の省略令和6年度 No.27
分岐幹線の過電流遮断器の省略令和6年度 No.28
A種接地工事を施す箇所令和6年度 No.34
フロアヒーティングの施設令和5年度 No.29
電動機回路の過電流遮断器(短絡保護専用遮断器)令和5年度 No.30
低圧屋内幹線の許容電流(電動機とヒータ)令和5年度 No.31
鉄骨造の建築物の接地工事令和5年度 No.37
コンセント専用の低圧分岐回路(電線の太さとコンセント)令和4年度 No.29
低圧進相コンデンサの施設(内線規程)令和4年度 No.30
低圧配線の電圧降下とこう長(内線規程)令和4年度 No.31
B種接地工事の接地抵抗値令和4年度 No.37
需要場所の高圧地中電線路の施工(JIS)令和4年度 No.38
事務室の分岐回路(内線規程)令和3年度 No.29
電動機の過負荷保護装置の省略令和3年度 No.30
地絡遮断装置の省略令和3年度 No.31
A種接地工事令和3年度 No.37
フロアヒーティング令和2年度 No.29
電動機回路の過電流遮断器の性能令和2年度 No.30
分岐幹線の過電流遮断器の省略令和2年度 No.31
機械器具の接地工事の省略令和2年度 No.38
コンセント専用の分岐回路令和元年度 No.29
地絡遮断装置の省略令和元年度 No.30
低圧幹線の短絡電流令和元年度 No.31
鉄骨造の建築物等の接地工事令和元年度 No.38
屋外駐車場のロードヒーティング平成30年度 No.29
三相200Vの電動機回路(内線規程)平成30年度 No.30
低圧屋内幹線の許容電流平成30年度 No.31
B種接地工事の接地抵抗値平成30年度 No.38
コンセント専用の分岐回路平成29年度 No.29
分岐幹線の過電流遮断器の省略平成29年度 No.31
D種接地工事を施す箇所平成29年度 No.38
同じ分野で出る論点
電気設備では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。