安全管理
重要度 A施工管理法・応用能力で出題過去問 50問
安全管理は、1級造園施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録650問中50問・重要度A)。出題されるのは施工管理法・応用能力です。
要点:安全衛生管理体制、作業主任者、移動式クレーンと玉掛け、車両系建設機械、地山の掘削、足場と高所作業、運転の資格。
覚える要点
- 作業主任者は、地山の掘削が掘削面の高さ2m以上、足場の組立て・コンクリート造の工作物の解体・金属製の塔の解体・木造建築物の組立てが高さ(軒の高さ)5m以上、型枠支保工の組立ては高さにかかわらず必要
- 建設業の管理体制:総括安全衛生管理者は常時100人以上、安全管理者・衛生管理者・産業医・安全衛生委員会は50人以上、安全衛生推進者は10人以上50人未満。混在する現場で常時50人以上(2026年4月から作業従事者の数)なら統括安全衛生責任者、下請は安全衛生責任者
- 運転資格:移動式クレーンはつり上げ荷重1t未満が特別教育、1t以上5t未満が小型移動式クレーン運転技能講習、5t以上が免許。車両系建設機械は機体重量3t以上が技能講習(ローラーは重さによらず特別教育)。フォークリフト・不整地運搬車は1t以上、高所作業車は作業床10m以上が技能講習
- 移動式クレーンの定格荷重はつり具の重量を除いた荷重(含めるのは誤り)。強風で危険なら作業を中止し、合図者は1人を指名する。ブームのたわみで荷は外へ出るので、フックは作業半径のやや内側に合わせる。転倒は負傷の有無にかかわらず報告
- 車両系建設機械:最高速度10km/hを超えるものは制限速度を定める。接触の危険がある箇所は立入禁止で、例外は誘導者に誘導させるときだけ(直接の合図・看板は誤り)。運転位置を離れるときはバケットを地上に下ろし、原動機を止め、走行ブレーキをかける
- 足場の作業床は幅40cm以上・床材間の隙間3cm以下・建地との隙間12cm未満。墜落防止は手すり85cm以上と中桟35〜50cm(わく組足場は交さ筋かいと高さ15〜40cmの桟か15cm以上の幅木)、物体の落下防止は幅木10cm以上かメッシュシート
- 架設通路の勾配は30度以下(超えるときは階段)、15度を超えると滑止めを設ける。悪天候で危険が予想されれば作業を中止する。3m以上の高所から物を投下するときは投下設備と監視人。高所作業車では作業指揮者を定め、アウトリガーを張り出す
- 手掘りの明り掘削の勾配は、岩盤・堅い粘土が高さ5m未満で90度以下・5m以上で75度以下、礫質土など(2m以上5m未満)は75度以下、砂は35度以下又は高さ5m未満。地下の工作物を損壊するおそれがあれば掘削機械を使わない
勉強のしかた:毎回5問出る最多の論点の一つで、運転資格、移動式クレーン、車両系建設機械、足場・架設通路、管理体制・作業主任者・明り掘削がほぼ毎回1問ずつ出る。境目の数値(1t・3t・5t・10m、2m・5m、40cm・3cm・12cm・85cm・35〜50cm、15度・30度)を表にして覚える。応用能力の問題(令和3年度以降)では運転資格・高所作業車・移動式クレーン・バックホウの作業が全て選ぶ形で出る。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、安全管理で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題B No.13:幅木は「墜落防止(わく組足場の15cm以上)」と「物体の落下防止(10cm以上)」で高さが違う。設問は落下防止の方である。
- 令和8年度 問題B No.14:安全衛生推進者は常時10人以上50人未満の事業場で選任する。
- 令和8年度 問題B No.15:車両系建設機械だけ境目が「3t」、フォークリフト・不整地運搬車・小型移動式クレーンは「1t」である。
- 令和8年度 問題B No.16:制限速度を定めなくてよいのは最高速度10km/h以下の機械である。
- 令和8年度 問題B No.29:「つり上げ荷重」はつり具を含む最大荷重、「定格荷重」はつり具の重量を除いた荷重である。
- 令和7年度 問題B No.13:車両系建設機械3t、高所作業車10m、移動式クレーン1t・5t、玉掛け1tが境目である。
この論点の問題
高所作業(足場の作業床・幅木・架設通路)令和8年度 問題B No.13
安全衛生管理体制(選任が必要な人数)令和8年度 問題B No.14
就業制限(免許・技能講習が不要な作業)令和8年度 問題B No.15
車両系建設機械の安全管理令和8年度 問題B No.16
移動式クレーンの作業(定格荷重・資格・アウトリガー・強風)令和8年度 問題B No.29
免許・技能講習が必要な建設機械の運転令和7年度 問題B No.13
移動式クレーンの作業令和7年度 問題B No.14
高所作業(架設通路・足場の作業床)令和7年度 問題B No.15
安全衛生管理体制(常時25人の事業場)令和7年度 問題B No.16
バックホウの作業(労働安全衛生法)令和7年度 問題B No.29
移動式クレーンの作業(定格荷重・合図・事故報告)令和6年度 問題B No.13
手掘りによる明り掘削(地山の種類と勾配)令和6年度 問題B No.14
造園工事の高所作業(足場・架設通路)令和6年度 問題B No.15
車両系建設機械の安全管理令和6年度 問題B No.16
高所作業車を用いた樹木整姿の安全管理令和6年度 問題B No.29
建設機械の運転に必要な資格令和5年度 問題B No.13
手掘りによる明り掘削の勾配と高さ令和5年度 問題B No.14
高所作業(足場の作業床・通路・幅木)令和5年度 問題B No.15
車両系建設機械の安全管理令和5年度 問題B No.16
移動式クレーンの作業令和5年度 問題B No.29
移動式クレーンの作業(クレーン等安全規則)令和4年度 問題B No.13
車両系建設機械の安全管理令和4年度 問題B No.14
建設機械の運転に必要な資格令和4年度 問題B No.15
労働安全衛生管理体制(選任の人数)令和4年度 問題B No.16
高所作業車での樹木整姿作業令和4年度 問題B No.29
手掘りによる明り掘削の勾配と高さ令和3年度 問題B No.13
移動式クレーンの作業(定格荷重・事故報告)令和3年度 問題B No.14
車両系建設機械・フォークリフトの安全管理令和3年度 問題B No.15
高所作業(架設通路・足場の作業床)令和3年度 問題B No.16
建設機械の運転に必要な資格令和3年度 問題B No.29
作業主任者の選任が必要な作業令和2年度 問題B No.18
労働安全衛生管理体制(選任の人数)令和2年度 問題B No.19
移動式クレーンの作業(資格・感電防止・定格荷重)令和2年度 問題B No.20
手掘りによる明り掘削の勾配と高さ令和2年度 問題B No.21
高所作業(足場の手すり・桟・幅木・隙間)令和2年度 問題B No.22
建設機械等の運転に必要な資格令和元年度 問題B No.18
安全衛生管理体制(常時15人の事業場)令和元年度 問題B No.19
地山の明り掘削の安全令和元年度 問題B No.20
車両系建設機械の安全管理令和元年度 問題B No.21
高所作業の安全(足場・架設通路)令和元年度 問題B No.22
建設機械の運転に必要な資格(免許・技能講習)平成30年度 問題B No.18
混在作業の関係請負人が選任する者平成30年度 問題B No.19
年少者・女性の就業制限(労働基準法)平成30年度 問題B No.20
移動式クレーンの作業(定格荷重・合図・資格・アウトリガー)平成30年度 問題B No.21
造園工事の高所作業(足場の手すり・作業床・架設通路)平成30年度 問題B No.22
作業主任者の選任が必要な作業平成29年度 問題B No.18
労働安全衛生管理体制(選任の人数)平成29年度 問題B No.19
手掘りによる明り掘削の高さと勾配平成29年度 問題B No.20
高所作業(足場の桟・手すり・作業床・幅木)平成29年度 問題B No.21
車両系建設機械の安全管理平成29年度 問題B No.22
同じ分野で出る論点
施工管理法・応用能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。