車両系建設機械の安全管理
これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年9月1日(日)実施) 問題B No.21の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
車両系建設機械の安全管理に関する記述のうち,「労働安全衛生法」上,誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) バックホウの旋回範囲に労働者が立ち入って作業を行う必要があったので,当該労働者が直接バックホウの運転者に合図を行って立ち入った。
解き方
- 労働安全衛生規則第158条により、運転中の車両系建設機械に接触するおそれのある箇所への立入りは禁止しなければならず、例外は誘導者を配置してその者に誘導させる場合だけである。立ち入る労働者が自ら運転者に合図して立ち入ることは認められないので、(2)が誤りである。
- 前照灯は必要な照度が保持されている場所では備えなくてよい(第152条)。最高速度が10km/hを超える車両系建設機械は制限速度を定める(第156条)。岩石の落下等の危険がある場所ではブル・ドーザー等に堅固なヘッドガードを備える(第153条)。
選択肢ごとの解説
- (1)正しい。必要な照度が保持されている場所では前照灯を備えなくてよい。
- (2)誤り。接触のおそれのある箇所への立入りは禁止で、立ち入らせるには誘導者を配置して誘導させる。
- (3)正しい。最高速度が10km/hを超えるので制限速度を定める。
- (4)正しい。岩石の落下等のおそれがある場所ではヘッドガードを備える。
引っかけ:制限速度が要らないのは最高速度10km/h以下の機械。
現行法令との関係:労働安全衛生規則第158条は2025年4月の改正で、立入りを禁止する対象が「労働者」から「作業従事者」(下請の一人親方なども含む)に広がり、禁止する旨を見やすい箇所に表示するなどの方法で禁止すると定められた。誘導者を配置して誘導させる場合を除き立ち入らせないことは変わらず、この問題の答えは変わらない。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題B No.13高所作業(足場の作業床・幅木・架設通路)
令和8年度 問題B No.14安全衛生管理体制(選任が必要な人数)
令和8年度 問題B No.15就業制限(免許・技能講習が不要な作業)
令和8年度 問題B No.16車両系建設機械の安全管理
令和8年度 問題B No.29移動式クレーンの作業(定格荷重・資格・アウトリガー・強風)
論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年9月1日(日)実施) 問題B No.21。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する