品質管理
重要度 A施工管理法で出題過去問 42問
品質管理は、1級造園施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録650問中42問・重要度A)。出題されるのは施工管理法です。
要点:品質管理の手順と品質特性、ヒストグラム・管理図・工程能力図、統計量(メディアン・モード・レンジ・平均値)、工種と品質特性と試験方法、レディーミクストコンクリートの受入れ検査。
覚える要点
- 品質管理の手順は、品質特性の決定→品質標準の決定→作業標準の決定→作業とデータの採取→ヒストグラムの作成(規格を満たすか)→管理図の作成(工程が安定しているか)→見直し。作業標準を先に決めるのは誤り
- 管理する品質特性は、最終品質に影響するもののうち、できるだけ工程の初期に測定でき結果がすぐ得られるもの。品質標準は設計品質に余裕をもたせて設定する。目標は規格の満足と工程の安定を同時に満たすこと
- ヒストグラムは分布の形で規格値に対するゆとりを、管理図は時間的順序で工程の安定を判定する(役割の入替えが定番)。管理限界線内でも点の並び方に連・傾向・周期などのくせがあれば、工程は安定しているとはいえない
- 平均が規格の中央にあり規格値に余裕のあるヒストグラムは良好、規格値ぎりぎりや偏りは処置が要り、両側の規格外れは作業標準を見直し、ふた山型は異なる母集団の混入を疑う。工程能力図の突然の変化は機械の調整や材料の変更、ばらつきの増大は作業の粗略化
- メディアンMeは小さい順に並べた中央の値(偶数個は中央2つの平均)、モードMoは最も多く現れる値、レンジRは最大値−最小値、X̄は平均値。選択肢にはほかの統計量の値が紛れている
- レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の圧縮強度は、1回の試験結果が呼び強度の85%以上、かつ3回の平均が呼び強度以上で合格(呼び強度18なら各回15.3N/mm²以上、21なら17.85N/mm²以上)
- スランプの許容差は、8〜18cmで±2.5cm(10cm指定なら7.5〜12.5cm。境界値は合格)、5・6.5cmで±1.5cm。普通コンクリートの空気量は4.5±1.5%、塩化物含有量は塩化物イオン量0.30kg/m³以下
- 締固め度は現場密度の測定(砂置換法・RI)、最大乾燥密度・最適含水比は締固め試験、支持力は平板載荷試験・CBR試験、粒度はふるい分け、配合割合は洗い分析、安定度はマーシャル安定度試験、厚さはコア採取、平坦性は3mプロフィルメータ
勉強のしかた:毎回4〜5問出て、品質管理の手順とヒストグラム・管理図、統計量の計算、レディーミクストコンクリートの受入れ検査、工種と品質特性と試験方法の組合せがほぼ毎回1問ずつ出る。統計量は並べ替えてから求め、受入れ検査は「1回85%」と「3回平均」の両方を確かめる。試験方法は試験名から何を測るかを結び付けて覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、品質管理で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題B No.8:平均値x̄=23、中央値Me=(20+24)/2=22も選択肢に紛れている。R・Mo・Me・x̄を取り違えない。
- 令和8年度 問題B No.10:圧縮強度の1回目19.5N/mm²は呼び強度を下回るが、判定は「1回ごと85%以上」と「3回平均が呼び強度以上」の2条件である。
- 令和8年度 問題B No.11:管理図の判定は「限界線の外に出たか」と「点の並び方のくせ」の両方で行う。
- 令和8年度 問題B No.12:コアで分かるのは厚さと密度(締固め度)、平坦性はプロフィルメータ。
- 令和7年度 問題B No.8:データ数が偶数のときのメディアンは中央2つの平均。並べ替えずに5番目・6番目を取らない。
- 令和7年度 問題B No.10:「1回ごとに85%以上」と「3回平均で100%以上」の両方を確かめる。
この論点の問題
統計量(レンジとモード)令和8年度 問題B No.8
レディーミクストコンクリートの受入検査の判定令和8年度 問題B No.10
品質管理(品質標準・ヒストグラム・管理図)令和8年度 問題B No.11
工種・品質特性・試験方法の組合せ令和8年度 問題B No.12
統計量(レンジ・メディアン)令和7年度 問題B No.8
レディーミクストコンクリートの圧縮強度の判定令和7年度 問題B No.10
品質管理(工程能力図・管理図・手順)令和7年度 問題B No.11
工種と品質特性と試験方法令和7年度 問題B No.12
統計量(メディアンとモード)令和6年度 問題B No.6
レディーミクストコンクリートのスランプの受入れ検査令和6年度 問題B No.9
工種・品質特性・試験方法の組合せ令和6年度 問題B No.11
品質管理の手順(品質標準・作業標準など)令和6年度 問題B No.12
レディーミクストコンクリートの強度の合否令和5年度 問題B No.8
統計量(レンジとモード)令和5年度 問題B No.9
品質管理(品質特性・ヒストグラム・管理図)令和5年度 問題B No.10
工種と品質特性と試験方法令和5年度 問題B No.11
レディーミクストコンクリートのスランプの受入れ検査令和4年度 問題B No.7
品質管理(管理図・工程能力図・品質標準)令和4年度 問題B No.10
工種と品質特性と試験方法令和4年度 問題B No.11
統計量(メディアンと平均値)令和4年度 問題B No.12
レディーミクストコンクリートの圧縮強度の合否令和3年度 問題B No.7
工種と品質特性と試験方法の組合せ令和3年度 問題B No.8
品質管理の手順とヒストグラム・工程能力図令和3年度 問題B No.10
統計量(メディアンとレンジ)令和3年度 問題B No.12
レディーミクストコンクリートの受入検査の合否令和2年度 問題B No.12
ヒストグラムと工程能力図の見方令和2年度 問題B No.13
統計量(レンジと平均値)令和2年度 問題B No.15
品質管理の一般的な手順令和2年度 問題B No.16
工種と品質特性と試験方法の組合せ令和2年度 問題B No.17
レディーミクストコンクリートのスランプの受入れ検査令和元年度 問題B No.12
統計量(メディアン・モード・平均値・範囲)令和元年度 問題B No.15
品質管理(品質標準・ヒストグラム・管理図)令和元年度 問題B No.16
工種と品質特性・試験方法令和元年度 問題B No.17
レディーミクストコンクリートの受入れ検査(強度とスランプ)平成30年度 問題B No.12
統計量(メディアンとモード)平成30年度 問題B No.15
品質管理の手順と管理図・ヒストグラム平成30年度 問題B No.16
工種・品質特性・試験方法の組合せ平成30年度 問題B No.17
レディーミクストコンクリートの圧縮強度の合否平成29年度 問題B No.12
工程能力図とヒストグラムの見方平成29年度 問題B No.13
統計量(モードとレンジ)平成29年度 問題B No.15
品質管理の一般的な手順平成29年度 問題B No.16
工種と品質特性・試験方法の組合せ平成29年度 問題B No.17
同じ分野で出る論点
施工管理法では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。