基礎工・土留め
重要度 A土木一般で出題過去問 57問
基礎工・土留めは、2級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(19回)のうち19回で出題された論点です(収録1189問中57問・重要度A)。出題されるのは土木一般です。
要点:既製杭・場所打ち杭・直接基礎・ケーソン、土留め・仮締切りの施工と留意点。
覚える要点
- 打込み杭は周辺地盤を締め固めるので支持力が大きく、打止め時の貫入量・リバウンドで支持力を確認できるが騒音・振動が大きい。群杭は中央から周辺へ打ち、途中で休止しない
- 中掘り杭は杭の中空部をオーガで掘りながら沈設し、低騒音だが支持力は打込みより小さく、先掘り・拡大掘りは過大にしない。先端処理は最終打撃・セメントミルク噴出攪拌・コンクリート打設。プレボーリングは杭径より大きい孔を泥土化して杭を建て込む
- 杭打ち機はディーゼルハンマ(騒音・油煙が大きい)、油圧ハンマ(低騒音・油煙なし・落下高調整可)、ドロップハンマ(ハンマ重量は杭重量以上)、バイブロハンマ(振動で摩擦を減らす)
- 場所打ち杭の孔壁保護は、オールケーシング=ケーシングチューブ+ハンマグラブ、アースドリル=表層ケーシング+安定液+ドリリングバケット、リバース=スタンドパイプ+孔内水位を地下水位より 2m 以上高く保つ静水圧+回転ビット、深礎=ライナープレート
- 場所打ち杭は大口径で大きな支持力が得られ、騒音・振動が小さく、掘削土で支持層を確認でき、杭長の調節が容易
- 土留め壁は親杭横矢板(止水性なし・安価)、鋼矢板(止水性あり・たわみ大)、柱列杭(剛性大)、連続地中壁(剛性・止水性最大だが高価)。壁に沿う水平材が腹起し、壁の間を突っ張るのが切ばり、隅の斜材が火打ち、鉛直材が中間杭
- 自立式は支保工なしで浅い掘削、切ばり式は腹起し・切ばり、アンカー式は引張材、タイロッド式は控え杭。ボイリング・パイピングは砂質土、ヒービングは軟弱な粘性土で起きる
勉強のしかた:毎年3問(既製杭・場所打ち杭・土留め)。既製杭は工法ごとの長所短所、場所打ち杭は孔壁保護の方法と機材、土留めは部材名を図で、掘削底面の現象を地盤の種類で覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、基礎工・土留めで間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 後期 No.14:「プレ(先に)ボーリング(掘る)」と「中掘り(杭の中を掘る)」を名前で区別する。
- 令和8年度 後期 No.15:孔壁保護と掘削機械の組合せで覚える。オールケーシング=ケーシング+ハンマーグラブ、アースドリル=安定液+ドリリングバケット、リバース=静水圧+回転ビット、深礎=土留め材+人力・機械。
- 令和8年度 後期 No.16:壁に沿うのが腹おこし、壁と壁の間を突っ張るのが切りばり、角を斜めに結ぶのが火打ち。中央の鉛直材は中間杭(切りばりの座屈防止・支持)である。
- 令和8年度 前期 No.14:低騒音・低振動という長所に引きずられて「支持力も大きい」と誤認しやすい。打撃工法は周辺地盤を締め固めながら打ち込むので支持力が大きい。
- 令和8年度 前期 No.15:(1)(3)(4) は資機材を工法間で入れ替えたもの。スタンドパイプ=リバース、安定液=アースドリル、ケーシングチューブ=オールケーシングと対で覚える。
- 令和8年度 前期 No.16:鋼矢板と親杭・横矢板の遮水性の有無を入れ替えた誤りが多い。連続地中壁は性能は高いが経済性に劣る。
この論点の問題
既製杭の施工令和8年度 後期 No.14
場所打ち杭の各種工法令和8年度 後期 No.15
土留め工の部材名称令和8年度 後期 No.16
既製杭の中掘り杭工法令和8年度 前期 No.14
場所打ち杭の工法と孔壁保護令和8年度 前期 No.15
土留め壁の種類と特徴令和8年度 前期 No.16
既製杭の杭打ち機の特徴令和7年度 後期 No.14
場所打ち杭の各種工法令和7年度 後期 No.15
土留め壁の種類と特徴令和7年度 後期 No.16
既製杭の施工(中掘り杭・打撃工法)令和7年度 前期 No.14
場所打ち杭の工法名と主な資機材令和7年度 前期 No.15
土留め工の部材名称令和7年度 前期 No.16
既製杭工法の杭打ち機の特徴令和6年度 後期 No.14
場所打ち杭の工法名と主な資機材令和6年度 後期 No.15
土留めの施工(工法・ヒービング・ボイリング)令和6年度 後期 No.16
既製杭の中掘り杭工法令和6年度 前期 No.14
場所打ち杭の各種工法令和6年度 前期 No.15
土留めの施工(工法と現象)令和6年度 前期 No.16
既製杭の施工(打撃・中掘り・圧入)令和5年度 後期 No.9
場所打ち杭の工法令和5年度 後期 No.10
土留めの工法と掘削底面の現象令和5年度 後期 No.11
打撃工法による既製杭の施工令和5年度 前期 No.9
場所打ち杭の工法と主な資機材令和5年度 前期 No.10
土留めの施工(工法・現象)令和5年度 前期 No.11
既製杭工法の杭打ち機令和4年度 後期 No.9
場所打ち杭工法の特徴令和4年度 後期 No.10
土留め工(工法とボイリング・パイピング)令和4年度 後期 No.11
既製杭の中掘り杭工法令和4年度 前期 No.9
場所打ち杭の工法名と孔壁保護の資機材令和4年度 前期 No.10
土留め工の工法と現象令和4年度 前期 No.11
既製杭の施工(中掘り・プレボーリング)令和3年度 後期 No.9
場所打ち杭の各種工法令和3年度 後期 No.10
土留め工の部材名称令和3年度 後期 No.11
既製杭の打撃工法に用いる杭打ち機令和3年度 前期 No.9
オールケーシング工法で使用する機材令和3年度 前期 No.10
土留め壁の種類と特徴令和3年度 前期 No.11
既製杭の施工(打撃工法・中掘り杭工法)令和2年度 No.9
場所打ち杭工の施工令和2年度 No.10
土留め工法の部材名称令和2年度 No.11
既製杭の打込み杭工法令和元年度 後期 No.9
場所打ち杭の特徴令和元年度 後期 No.10
土留め工の部材名称令和元年度 後期 No.11
既製杭の中掘り杭工法令和元年度 前期 No.9
場所打ち杭の工法名と掘削方法令和元年度 前期 No.10
土留め壁の種類と特徴令和元年度 前期 No.11
既製杭工法の杭打ち機の特徴平成30年度 後期 No.9
オールケーシング工法の使用機材平成30年度 後期 No.10
土留め工の部材名称平成30年度 後期 No.11
既製杭の施工(中掘り杭・打込み杭)平成30年度 前期 No.9
場所打ち杭の工法名と孔壁保護の資機材平成30年度 前期 No.10
土留め壁の種類と特徴平成30年度 前期 No.11
既製杭の施工方法と支持力平成29年度 第2回 No.9
アースドリル工法の使用機材平成29年度 第2回 No.10
土留め工法の部材名称平成29年度 第2回 No.11
既製杭の施工平成29年度 No.9
場所打ち杭の工法名と掘削方法平成29年度 No.10
土留め壁の種類と特徴平成29年度 No.11
同じ分野で出る論点
土木一般では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。