コンクリートの材料・配合

重要度 B土木一般で出題過去問 35問

コンクリートの材料・配合は、2級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(19回)のうち19回で出題された論点です(収録1189問中35問・重要度B)。出題されるのは土木一般です。

要点:セメント・骨材・混和材料の性質、水セメント比、スランプ、空気量などの配合。

覚える要点

  • AE 剤は微細な独立気泡で耐凍害性とワーカビリティーを改善(空気量 4〜7%)、減水剤は単位水量を減らし、AE 減水剤は両方、流動化剤は後から加えて流動性を増し、収縮低減剤は乾燥収縮を減らす
  • フライアッシュは水和熱低減・長期強度増進・ASR 抑制だが初期強度は遅い、高炉スラグ微粉末は水和熱抑制・水密性向上・ASR 抑制、膨張材は収縮ひび割れの抑制、シリカフュームは高強度化
  • セメントは水和反応で発熱しアルカリ性(pH12〜13)。風化すると密度が小さく強熱減量が増え強度が低下。比表面積が大きいほど反応が速く初期強度が早い。高炉セメント B 種は初期強度が遅い
  • 骨材は吸水率が大きいと耐凍害性が低下、すりへり減量が大きいとすりへり抵抗性が低下、粗粒率は大きいほど粗い。有機不純物は凝結遅延・強度低下の原因
  • 配合は単位水量 175kg/m³ 以下、空気量 4〜7%、粗骨材最大寸法は部材最小寸法の 1/5・鉄筋あき/かぶりの 3/4 以下。単位セメント量は下限(270kg/m³ 以上)。水セメント比は条件ごとの値の最小値、細骨材率は絶対容積比
  • スランプ試験は高さ 30cm のコーンに 3 層・各 25 回突き、下がりを 0.5cm 単位で測る。練上り時の目標スランプは荷卸し時の目標+運搬中の低下量。最小スランプは締固め作業高さが大きいほど大きく
  • コンシステンシー=変形・流動への抵抗性、ワーカビリティー=作業のしやすさ、フィニッシャビリティー=仕上げやすさ、ブリーディング=練混ぜ水の上昇、レイタンス=表面に沈殿した微細物

勉強のしかた:毎年3問(混和材料・骨材/セメント・配合やフレッシュコンクリートの用語)。混和材料は「何を改善するか」、用語は定義文の入れ替えに即答できるよう、各1行の表で覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、コンクリートの材料・配合で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 後期 No.10:「収縮ひび割れの低減」=「膨張材」の組合せで覚える。混和剤の収縮低減剤と混同しないこと(本問は混和材)。
  • 令和8年度 前期 No.10:微細な独立気泡(エントレインドエア)と、練混ぜ中に自然に入る大きな気泡(エントラップトエア)を区別する。AE減水剤はAE剤と減水剤の両方の働きをもつ。
  • 令和7年度 後期 No.10:「減量が大きい=よくすり減る」という意味であり,数値が大きいほど性能が高いと誤解しないこと。
  • 令和7年度 後期 No.11:細骨材率は「絶対容積比」,水セメント比は「質量比」である。両者の比の取り方を入れ替えた出題に注意する。
  • 令和7年度 前期 No.10:「水和熱」を「気化熱」に言い換えた、用語のすり替えを見落としやすい。
  • 令和6年度 後期 No.10:高炉スラグ微粉末の効果はアルカリシリカ反応の抑制や水密性の向上などであり、収縮ひび割れの抑制は膨張材の効果である。

この論点の問題

収縮ひび割れを低減する混和材令和8年度 後期 No.10
コンクリートの混和剤(微細な独立気泡)令和8年度 前期 No.10
コンクリート用骨材の性質令和7年度 後期 No.10
コンクリートの配合令和7年度 後期 No.11
コンクリートに使用するセメントの性質令和7年度 前期 No.10
コンクリートの混和材料令和6年度 後期 No.10
コンクリートのスランプ試験令和6年度 後期 No.11
コンクリートに使用するセメント令和6年度 前期 No.10
コンクリート用骨材の性質令和5年度 後期 No.5
コンクリートの配合設計令和5年度 後期 No.6
フレッシュコンクリートの性質(用語)令和5年度 後期 No.7
コンクリートの混和材料(温度上昇の低減)令和5年度 前期 No.5
コンクリートのスランプ試験令和5年度 前期 No.6
フレッシュコンクリートの性質令和5年度 前期 No.7
コンクリート用セメントの性質令和4年度 後期 No.5
耐凍害性の向上を図る混和剤令和4年度 前期 No.5
レディーミクストコンクリートの配合令和4年度 前期 No.6
フレッシュコンクリートの性質令和4年度 前期 No.7
耐凍害性を向上させる混和材料令和3年度 後期 No.5
コンクリートの配合設計令和3年度 後期 No.6
フレッシュコンクリートの性質(用語)令和3年度 後期 No.7
コンクリート用骨材の性質令和3年度 前期 No.5
フレッシュコンクリートの性質(用語)令和3年度 前期 No.7
コンクリートの混和材料(ひび割れの抑制)令和2年度 No.5
コンクリートのスランプ試験令和2年度 No.6
コンクリート用セメントの性質令和元年度 後期 No.5
発熱特性を改善させる混和材料令和元年度 前期 No.5
コンクリート用骨材の性質平成30年度 後期 No.5
フレッシュコンクリートの性質を表す用語平成30年度 後期 No.6
コンクリートの混和材料の性質平成30年度 前期 No.5
コンクリートの配合(コンクリート標準示方書)平成30年度 前期 No.6
コンクリートの混和剤平成29年度 第2回 No.5
コンクリートのスランプ試験平成29年度 第2回 No.6
コンクリートに用いる混和剤平成29年度 No.5
練上り時の目標スランプ平成29年度 No.6

同じ分野で出る論点

土木一般では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。