コンクリートの施工
重要度 A土木一般で出題過去問 41問
コンクリートの施工は、2級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(19回)のうち19回で出題された論点です(収録1189問中41問・重要度A)。出題されるのは土木一般です。
要点:運搬・打込み・締固め・打継ぎ・養生、鉄筋・型枠、暑中・寒中・マスコンクリート。
覚える要点
- 練混ぜから打終わりまでは外気温 25℃超で 1.5 時間・25℃以下で 2 時間以内、許容打重ね時間間隔は 25℃超で 2.0 時間・25℃以下で 2.5 時間。0.5 時間ずれた数値を混同しない
- 1 層の打込み高さは 40〜50cm 以下、吐出口から打込み面まで 1.5m 以下、縦シュートが標準で型枠内の横移動は禁止。型枠は湿らせるが、たまった水とブリーディング水は取り除く
- 棒状バイブレータは下層に 10cm 程度挿入、間隔 50cm 以下、1 か所 5〜15 秒、穴が残らないよう徐々に引き抜き、横移動に使わない。先送りモルタルは水セメント比をコンクリート以下とし型枠内に打ち込まない
- 湿潤養生期間(日平均気温 15℃以上)は早強 3 日・普通 5 日・混合セメント B 種 7 日で、気温が低いほど長い。寒中は日平均気温 4℃以下、暑中は 25℃超で適用し、寒中の保温養生後は徐々に温度を下げる
- 鉄筋は常温で加工し曲げ戻しはしない。交点は 0.8mm 以上の焼なまし鉄線かクリップで緊結し溶接しない。継手は応力の大きい断面を避け同一断面に集めない。型枠に接するスペーサはモルタル・コンクリート製
- 型枠は剥離剤を塗り、側圧は打込み速さ・温度・スランプで変わる。取外しは荷重を受けない側面から先、スラブ・梁底は後。締付け金物は表面に残さない。セパレータは型枠間隔を保ち、フォームタイで締め付ける
- マスコンクリートは水和熱による温度応力(引張)でひび割れ、膨張コンクリートは収縮補償、流動化コンクリートは流動化剤をベースに添加(スランプ 18cm 以下)、水中コンクリートはトレミーかポンプで静水中に打つ
勉強のしかた:毎年3問前後。時間(1.5h/2h、2.0h/2.5h)、締固めの数値(10cm・50cm・5〜15秒・40〜50cm)、養生日数(3・5・7日)を先に暗記し、鉄筋・型枠の原則を「〜しない」の形で覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、コンクリートの施工で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 後期 No.11:型枠内の水・木くず・ごみは、打込み前にすべて取り除くのが原則である。
- 令和8年度 後期 No.12:寒中は日平均4℃以下、暑中は日平均25℃を超えるとき。5℃は寒中コンクリートの養生温度や湿潤養生期間の区分で出てくる数値なので混同しない。
- 令和8年度 後期 No.13:強度の出方が早い順に、早強<普通<混合セメントB種の順で湿潤養生期間が長くなる。
- 令和8年度 前期 No.11:吐出口の高さ1.5m以下と、1層の打込み高さ40〜50cm以下の数値の入替えに注意する。
- 令和8年度 前期 No.12:コンクリートは圧縮に強く引張に弱いので、ひび割れの原因は引張応力である。暑中コンクリート(日平均気温25℃超)との混同にも注意する。
- 令和8年度 前期 No.13:湿潤養生期間は 早強 < 普通 < 混合B種 の順に長い。気温が低いほど長くなる(10℃以上では普通7日、混合B種9日)。
この論点の問題
コンクリートの運搬・打込み令和8年度 後期 No.11
各種コンクリート(寒中・高強度・水中・マス)令和8年度 後期 No.12
コンクリートの養生令和8年度 後期 No.13
コンクリートの打込み令和8年度 前期 No.11
各種のコンクリート令和8年度 前期 No.12
コンクリートの養生令和8年度 前期 No.13
各種コンクリート(寒中・マス・高強度・水中)令和7年度 後期 No.12
コンクリートの養生令和7年度 後期 No.13
棒状バイブレータによる締固めの留意点令和7年度 前期 No.11
各種のコンクリート(寒中・マス・流動化・膨張)令和7年度 前期 No.12
鉄筋の加工及び組立令和7年度 前期 No.13
各種のコンクリート(膨張・寒中・マス・水中)令和6年度 後期 No.12
コンクリートの養生令和6年度 後期 No.13
コンクリートの締固め令和6年度 前期 No.11
各種のコンクリートの特徴令和6年度 前期 No.12
コンクリートの打込み令和6年度 前期 No.13
型枠の施工と取扱い令和5年度 後期 No.8
鉄筋の加工及び組立令和5年度 前期 No.8
棒状バイブレータによる締固め令和4年度 後期 No.6
フレッシュコンクリートの性質(用語)令和4年度 後期 No.7
コンクリートの仕上げと養生令和4年度 後期 No.8
コンクリートの現場内での運搬と打込み令和4年度 前期 No.8
鉄筋の加工及び組立令和3年度 後期 No.8
コンクリートの施工(運搬・打込み・養生)令和3年度 前期 No.6
型枠の施工と取外し令和3年度 前期 No.8
コンクリートの施工(打込み・締固め)令和2年度 No.7
鉄筋の組立と継手令和2年度 No.8
コンクリートの施工(打込み・締固め・養生)令和元年度 後期 No.6
コンクリートの施工(打込み・打重ね時間)令和元年度 後期 No.7
型枠・支保工の施工令和元年度 後期 No.8
コンクリートの打込み令和元年度 前期 No.6
コンクリートの施工(打込み・締固め)令和元年度 前期 No.7
各種コンクリート(寒中・暑中)令和元年度 前期 No.8
コンクリートの施工(締固め・打重ね)平成30年度 後期 No.7
木製型枠の固定器具の名称平成30年度 後期 No.8
コンクリートの施工(締固め・打込み)平成30年度 前期 No.7
鉄筋の組立と継手平成30年度 前期 No.8
コンクリートの施工平成29年度 第2回 No.7
コンクリートの運搬と打込み平成29年度 第2回 No.8
コンクリートの施工(締固め・打込み)平成29年度 No.7
コンクリートの打込みと締固め平成29年度 No.8
同じ分野で出る論点
土木一般では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。