鉄道

重要度 B専門土木で出題過去問 38問

鉄道は、2級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(19回)のうち19回で出題された論点です(収録1189問中38問・重要度B)。出題されるのは専門土木です。

要点:軌道の構造と保守、営業線近接工事の保安対策。

覚える要点

  • 軌道はレール・まくらぎ・道床、その下が路盤、路床。路盤は軌道を支え排水勾配(3%程度)で水を排除し、まくらぎを保持するのは道床。道床バラストは単位容積重量・安息角が大きく吸水率が小さい強固な砕石で、保守作業は継続的に必要
  • 軌道の用語:軌間はレール頭部内面間の距離、スラックは曲線内側レールを内側へ動かし軌間を拡大、カントは外側レールを高くする、ロングレールは 200m 以上(定尺 25m)、スラブ軌道は省力化軌道
  • 建築限界は車両限界の外側に余裕をとった空間で曲線では拡大する。材料や機械は建築限界をおかさない位置に置く
  • 営業線近接工事では重機作業は列車の接近から通過完了まで一時中止。工事管理者・軌道工事管理者は工事現場ごとに専任で常時配置、列車見張員は工事現場ごとに専任、軌道作業責任者は作業集団ごと、停電責任者はき電停止を伴うときに配置
  • 列車見張員は列車接近を合図して退避させ、信号炎管等を携帯する。線閉責任者は線路閉鎖の手続きと作業終了時の支障の有無の確認。信号区間では金属による軌道短絡を防止する

勉強のしかた:毎年2問(軌道・路盤1問、近接工事1問)。用語は図で、近接工事は「列車通過中は中止」と責任者ごとの配置単位を表にして覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、鉄道で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 後期 No.32:上から軌道(レール・まくらぎ・道床)→路盤→路床の順。支持する・される関係を逆にした選択肢に注意する。
  • 令和8年度 後期 No.33:建築限界(構造物や材料が入ってはならない範囲)と車両限界(車両の大きさの範囲)の違いが問われる。材料・重機は建築限界の外に置く。
  • 令和8年度 前期 No.32:目的(水を速やかに排除する)と方法(水平に仕上げる)が矛盾していることに気づけば判断できる。
  • 令和8年度 前期 No.33:列車が近づいたときは「慎重に作業」ではなく「作業を一時中止」が原則である。
  • 令和7年度 後期 No.32:遠心力は曲線の外側に働くので,外側を高くして打ち消す。スラック(曲線部で軌間を広げる)とも混同しないこと。
  • 令和7年度 後期 No.33:建築限界(建造物等を置いてはならない空間)と車両限界(車両断面の限界)の入れ替えに注意する。

この論点の問題

鉄道の軌道の用語令和8年度 後期 No.32
鉄道の営業線近接工事令和8年度 後期 No.33
鉄道の軌道の施工令和8年度 前期 No.32
営業線近接工事の保安対策令和8年度 前期 No.33
鉄道の軌道の用語令和7年度 後期 No.32
鉄道の営業線近接工事令和7年度 後期 No.33
鉄道の軌道の施工(道床・路床・マクラギ)令和7年度 前期 No.32
営業線内工事の工事保安体制令和7年度 前期 No.33
鉄道の軌道の用語と説明令和6年度 後期 No.32
鉄道の営業線近接工事令和6年度 後期 No.33
鉄道の軌道の施工令和6年度 前期 No.32
営業線内工事の工事保安体制令和6年度 前期 No.33
鉄道の軌道の用語令和5年度 後期 No.27
鉄道の営業線近接工事令和5年度 後期 No.28
鉄道の道床及び路盤の施工令和5年度 前期 No.27
営業線内工事の工事保安体制令和5年度 前期 No.28
鉄道の用語と説明令和4年度 後期 No.27
鉄道の営業線近接工事令和4年度 後期 No.28
鉄道工事の砕石路盤令和4年度 前期 No.27
営業線近接工事の工事従事者の任務令和4年度 前期 No.28
鉄道の道床バラスト令和3年度 後期 No.27
鉄道の建築限界と車両限界令和3年度 後期 No.28
鉄道の軌道の用語令和3年度 前期 No.27
営業線内工事の工事保安体制令和3年度 前期 No.28
鉄道の軌道の用語と説明令和2年度 No.27
営業線近接工事の保安対策令和2年度 No.28
鉄道の路盤の役割令和元年度 後期 No.27
鉄道の営業線内及び近接工事令和元年度 後期 No.28
鉄道の道床・路盤・路床の施工令和元年度 前期 No.27
営業線近接工事の保安対策令和元年度 前期 No.28
道床バラストに砕石が使われる理由平成30年度 後期 No.27
営業線内工事の工事保安体制(従事者の配置)平成30年度 後期 No.28
鉄道の軌道の用語と説明平成30年度 前期 No.27
営業線近接工事の工事従事者の任務平成30年度 前期 No.28
鉄道の道床バラスト平成29年度 第2回 No.27
営業線近接工事の建築限界と車両限界平成29年度 第2回 No.28
鉄道の軌道の用語と説明平成29年度 No.27
営業線及びこれに近接した工事平成29年度 No.28

同じ分野で出る論点

専門土木では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。