ダム

重要度 B専門土木で出題過去問 19問

ダムは、2級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(19回)のうち19回で出題された論点です(収録1189問中19問・重要度B)。出題されるのは専門土木です。

要点:ダムの基礎処理、コンクリートダム・フィルダムの施工。

覚える要点

  • 転流工は本体工事中の河川の流れを仮排水トンネルで迂回させる工事(川幅が狭く流量が少ない日本で多い)。工事用道路・土捨場は準備工で転流工ではない
  • 基礎掘削は岩盤を傷めず大量掘削できるベンチカット工法(せん孔・発破で上から階段状に)が一般的で、仕上げはブレーカや人力。基礎処理はコンクリートダムがコンソリデーション+カーテングラウチング、フィルダムがブランケットグラウチング
  • RCD 工法は単位セメント量の少ない超硬練りコンクリートをダンプで運びブルドーザで敷き均し振動ローラで締め固める。横継目はダム軸に直角に振動目地切機で設け縦継目はなし。水和熱が小さくパイプクーリングは不要で散水養生
  • 重力式は自重で水圧に抵抗する。配合区分は外部・内部・着岩・構造用。監査廊はカーテングラウチングの施工スペースとして上流側の堤体下部に設ける
  • フィルダムは荷重が広く分散し基礎岩盤の強度が小さくても建設でき、材料を近傍で得やすい。中央コア型は中央に遮水性の土質材料、外側に透水性のロック材を配置する

勉強のしかた:毎年1問。転流工・基礎掘削・基礎処理・RCD工法・フィルダムの5テーマを順に押さえ、RCDは「振動ローラ・横継目・低発熱」をセットで覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、ダムで間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 後期 No.28:RCD工法は「ダンプ運搬→ブルドーザ敷均し→振動ローラ締固め」の流れ。タイヤローラは舗装の転圧に使う機械である。
  • 令和8年度 前期 No.28:前半の「堤体積が大きい」は正しく、後半の「大きな基礎岩盤強度を必要とする」だけが誤り。大きな基礎岩盤強度が必要なのはコンクリートダムである。
  • 令和7年度 後期 No.28:水和熱を抑えるには単位セメント量を「少なく」する。セメント量が多いと水和熱は大きくなる。
  • 令和7年度 前期 No.28:「横継目」はダム軸に直角(上下流方向)、「縦継目」はダム軸に平行である。
  • 令和6年度 後期 No.28:重力式(自重で支える)とアーチ式(両岸の岩盤で支える)の説明の入れ替えに注意する。
  • 令和6年度 前期 No.28:「中央コア」=中央に遮水材(コア)と覚えれば取り違えない。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

専門土木では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。