河川
重要度 B専門土木で出題過去問 38問
河川は、2級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(19回)のうち19回で出題された論点です(収録1189問中38問・重要度B)。出題されるのは専門土木です。
要点:河川堤防の施工、護岸、樋門・床止めなどの河川構造物。
覚える要点
- 河川の用語:上流から下流を見て右が右岸、流水側が堤外地・守られる側が堤内地、流水側の法面が表法面、浅く速い瀬・深く緩い淵、堤防の最上部が天端で法面途中の平らな部分が小段。霞堤は不連続な堤防
- 築堤材料は粒度分布がよく、せん断強さが大きく透水性が小さい土(単一粒径は不可)。施工中は横断方向に 3〜5%の勾配で排水し、法面は芝付けで保護する
- 腹付けは旧堤防の裏法面に行い、接合面は階段状に段切りする。引堤の旧堤防は新堤防が安定するまで(3 年程度)残してから撤去する
- 護岸は法覆工(法面を被覆)、基礎工(法覆工を支え河床より 0.5〜1.5m 深く)、根固工(基礎工前面の洗掘防止)、小口止工(法覆工の上下流端)、横帯工(一定区間ごとに破損の波及を絶縁)、縦帯工(法肩部の破損防止)、天端保護工(裏側からの侵食防止)
- 法覆工は法勾配が急で流速が大きい所に間知ブロック積工、緩く小さい所に平板ブロック張工・コンクリート法枠工(急勾配では施工困難)。「積」は急、「張」は緩
- 高水護岸は複断面河川で高水時に表法面を保護、低水護岸は低水路河岸を保護、単断面では堤防護岸。水制工は流向・流速を制御して河岸を守る
勉強のしかた:毎年2問(堤防1問・護岸1問)。用語は「人が住む側が堤内地」のように理由付きで、護岸は横断図に各部の名前と役割を書き込み、積工・張工の使い分けを押さえる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、河川で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 後期 No.20:堤防の高さ=計画高水位+余裕高。余裕高は計画高水流量に応じて0.6〜2.0mが定められている。
- 令和8年度 後期 No.21:基礎工は「洗掘されても露出しない深さ」に設ける。平均河床高では深掘れした箇所で基礎が浮く。
- 令和8年度 前期 No.20:No.2 の粒径加積曲線と同じ考え方で、粒径がそろった土は締固めに不利である。
- 令和8年度 前期 No.21:「積工」は急勾配・大流速、「張工」は緩勾配・小流速と対で覚える。問題文の「間地(けんち)ブロック」は一般に「間知ブロック」と書く。
- 令和7年度 後期 No.20:堤外地・堤内地の区別と同様に,瀬・淵も用語の入れ替えで出題される。
- 令和7年度 後期 No.21:間知ブロックは「積む」ブロックで急勾配向き,平板ブロックは「張る」ブロックで緩勾配向きと覚える。
この論点の問題
河川に関する用語と堤防令和8年度 後期 No.20
河川護岸の構造令和8年度 後期 No.21
河川堤防の土質材料令和8年度 前期 No.20
河川護岸の法覆工令和8年度 前期 No.21
河川に関する用語令和7年度 後期 No.20
河川護岸の構造や機能令和7年度 後期 No.21
河川堤防の施工(旧堤撤去・腹付け等)令和7年度 前期 No.20
河川護岸の施工(法覆工・基礎工等)令和7年度 前期 No.21
河川の用語(左右岸・堤内地・法面)令和6年度 後期 No.20
河川護岸の各部の役割令和6年度 後期 No.21
河川堤防の施工の留意点令和6年度 前期 No.20
河川護岸の各部の役割令和6年度 前期 No.21
河川・河川堤防の用語令和5年度 後期 No.15
河川護岸の各部の役割令和5年度 後期 No.16
河川堤防の施工(腹付け・引堤)令和5年度 前期 No.15
河川護岸の施工(根固工・法覆工等)令和5年度 前期 No.16
河川の用語と堤防の天端高令和4年度 後期 No.15
河川護岸の構造(基礎工・法覆工・根固工)令和4年度 後期 No.16
河川堤防に用いる土質材料令和4年度 前期 No.15
河川護岸の各部の構造令和4年度 前期 No.16
河川堤防の施工(腹付け・法面保護)令和3年度 後期 No.15
河川護岸の種類と法勾配令和3年度 後期 No.16
河川堤防の用語と施工令和3年度 前期 No.15
河川護岸の各部の役割令和3年度 前期 No.16
河川に関する用語(堤内地・法面・右岸など)令和2年度 No.15
河川護岸の構造と機能令和2年度 No.16
河川堤防の施工令和元年度 後期 No.15
河川護岸の構造と施工令和元年度 後期 No.16
河川堤防の施工と用語令和元年度 前期 No.15
河川の低水護岸の構造名称令和元年度 前期 No.16
河川の用語(堤外地・右岸・法面・天端)平成30年度 後期 No.15
河川護岸の各部の目的平成30年度 後期 No.16
河川堤防に用いる土質材料平成30年度 前期 No.15
河川護岸の法覆工平成30年度 前期 No.16
河川堤防の盛土・法面の施工平成29年度 第2回 No.15
河川護岸の種類と各部の役割平成29年度 第2回 No.16
河川堤防の施工平成29年度 No.15
河川護岸の各部の役割平成29年度 No.16
同じ分野で出る論点
専門土木では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。