配管の施工

重要度 A施工管理法・基礎的な能力で出題過去問 37問

配管の施工は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中37問・重要度A)。出題されるのは施工管理法・基礎的な能力です。

要点:配管の接合・支持・勾配、伸縮と防振、水圧試験、排水・通気管の施工。

覚える要点

  • 屋内排水横管の最小勾配は管径65mm以下は1/50、75・100mmは1/100、125mmは1/150、150mm以上は1/200。排水立て管は最下部の管径のまま上部まで同じ管径とする
  • 飲料用の冷水器の排水や受水タンクの水抜管・オーバーフロー管は間接排水とし、飲料用タンクの排水口空間は管径によらず最小150mm。オーバーフロー管にはトラップを設けず防虫網を付ける
  • 器具トラップのある排水管に配管トラップを設けると二重トラップで禁止。雨水ますには泥だめ、汚水ますにはインバートを設け、雨水管を汚水管に接続するときはトラップますを介する
  • 通気管は排水横枝管の垂直上方から45°以内で取り出す。ループ通気管は最上流の器具排水管の接続点のすぐ下流から取り出し、あふれ縁より150mm以上上方で通気立て管に接続する。汚水槽の通気管は単独で大気に開放する
  • 樹脂ライニング鋼管は帯のこ盤などで切断し、パイプカッター・高速砥石切断機は使わない。切断後に面取りして管端防食管継手で接合し、排水用ライニング鋼管はMDジョイント、雑排水用の鋼管はねじ込み式排水管継手とする
  • 鋼管と銅管・ステンレス鋼管の接合は、異種金属接触腐食を防ぐため絶縁継手(絶縁フランジ)とする。ステンレス鋼管と銅管は電位差が小さい。銅管を鋼製金物で支持するときはゴムなどで絶縁する
  • 継手の使い分けは、熱伸縮が伸縮管継手、ポンプの振動が防振継手、建物導入部の地盤沈下などの変位がフレキシブルジョイント(変位吸収継手)、ウォーターハンマーの防止が衝撃吸収式逆止め弁
  • 給水管と排水管を平行に埋設するときは500mm以上離して給水管を上にする。給水管の土かぶりは車両通路で600mm以上、それ以外で300mm以上

勉強のしかた:毎回2〜3問で、令和3年度からは二つ選ぶ問題にも出る。最小勾配と排水口空間150mm、継手の目的の区別、ライニング鋼管の切断工具と継手を押さえ、通気と排水の施工は「排水・通気設備」の論点と合わせて学ぶ。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、配管の施工で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.51:雨水ますは泥だめ、汚水ますはインバート。混同しやすいので対で覚える。
  • 令和7年度 後期 No.34:排水用ライニング鋼管=MDジョイント(排水鋼管用可とう継手)と覚える。
  • 令和7年度 後期 No.38:異種金属の接合で絶縁が必要なのは、鋼管とステンレス鋼管・銅管の組合せである。ステンレス鋼管と銅管は電位差が小さい。
  • 令和7年度 後期 No.51:防振継手=振動の絶縁、フレキシブルジョイント=変位の吸収、衝撃吸収式逆止弁=ウォーターハンマーの防止と、目的を区別する。
  • 令和7年度 前期 No.34:シール剤は「塗ってすぐねじ込む」。
  • 令和7年度 前期 No.51:二重トラップの禁止は排水設備の基本である。

この論点の問題

配管の施工(緊急遮断弁・分岐の取出し)令和8年度 前期 No.34
配管の施工(雨水ます・排水用ライニング鋼管)令和8年度 前期 No.51
配管材と主な接合方法令和7年度 後期 No.34
異種管の接合令和7年度 後期 No.38
配管の施工(シール材・振れ止め・溶接・防振継手)令和7年度 後期 No.51
配管の施工(ねじ接合・通気管・銅管支持)令和7年度 前期 No.34
配管の施工(二重トラップ・支持位置)令和7年度 前期 No.51
配管の施工(切断・井水管・通気取出し)令和6年度 後期 No.34
配管の施工(伸縮・ねじ接合・排水立て管)令和6年度 後期 No.51
配管の施工(埋設深さ・冷媒管・排水口空間)令和6年度 前期 No.34
配管の施工(接着接合・汚水槽の通気管)令和6年度 前期 No.51
配管・配管附属品の施工(管継手・接合)令和5年度 後期 No.34
配管の施工(間接排水・振れ止め・管径)令和5年度 後期 No.51
配管の施工(建物導入部・満水試験)令和5年度 前期 No.34
配管の施工(排水横枝管の合流・オーバーフロー管)令和5年度 前期 No.51
配管の施工(排水管の勾配・封水深・満水試験継手)令和4年度 後期 No.34
異種管の接合(絶縁継手)令和4年度 後期 No.37
配管の施工(雨水ます・MDジョイント・ライニング鋼管)令和4年度 後期 No.51
配管の施工(冷媒管・ライニング鋼管・排水立て管)令和4年度 前期 No.34
配管の施工(排水口空間・フレキシブルジョイント)令和4年度 前期 No.51
配管の施工(汚水槽の通気管・給水管の分岐)令和3年度 後期 No.34
配管の施工(間接排水・ループ通気管の取出し)令和3年度 後期 No.51
配管の施工(止水弁・雑排水用鋼管の継手)令和3年度 前期 No.34
配管の施工(雨水管の接続・ウォーターハンマー)令和3年度 前期 No.51
配管の施工(横走り管の吊り・吐水口空間)令和2年度 後期 No.36
配管の施工(管継手・伸縮管継手)令和2年度 後期 No.37
配管の施工(切断・継手・熱伸縮)令和元年度 後期 No.36
配管の施工(受水タンクの水抜管・通気管)令和元年度 後期 No.37
配管の接合(銅管・塩ビ管・架橋ポリ管・鋼管)令和元年度 前期 No.36
配管の施工(ねじ加工の検査・埋設間隔)令和元年度 前期 No.37
排水管及び通気管の施工(ループ通気・勾配)平成30年度 後期 No.36
配管の施工(二重トラップ・ループ通気・通気管)平成30年度 後期 No.37
配管の施工(排水管の勾配・排水口空間・排水ます)平成30年度 前期 No.36
配管の支持及び固定平成30年度 前期 No.37
配管系の弁類(水撃防止の逆止め弁)平成29年度 No.36
樹脂ライニング鋼管の切断工具平成29年度 No.37
異種管の接合方法平成29年度 No.42

同じ分野で出る論点

施工管理法・基礎的な能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。