保温・塗装・腐食
重要度 B施工管理法で出題過去問 22問
保温・塗装・腐食は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中22問・重要度B)。出題されるのは施工管理法です。
要点:保温・保冷の施工、塗装、配管の識別、腐食の原因と防食(異種金属接合など)。
覚える要点
- ポリエチレンフィルムは防湿のために使う。グラスウールを保冷に使うときは防湿層が欠かせず、防湿性はポリスチレンフォーム保温材のほうが優れる
- 保温材の最高使用温度はロックウール約600℃>グラスウール約350℃>ポリスチレンフォーム約70℃。防火区画の貫通部の保温は不燃材料のロックウール保温材とする
- 保温の厚さは保温材自体の厚さで、外装材・補助材は含まない。保温は水圧試験の後に行い、ポンプ回りの防振継手や屋外露出の排水管は保温しない
- 冷温水配管の吊りバンドの支持部には、結露を防ぐため合成樹脂製の支持受けを使う。合成樹脂製カバーはシートタイプが両面テープとピン、ジャケットタイプがジョイナーで固定する
- 塗装は気温5℃以下、相対湿度85%以上、結露のおそれがあるときは原則として行わない。塗料は製造所で調合したものを使い、現場で調合しない
- アルミニウムペイントは耐熱性があり蒸気管・放熱器に使う。鉄面の下塗りはさび止めペイント、亜鉛めっきの白管は変性エポキシ樹脂プライマーなど専用の下塗りとし、余ねじ部やパイプレンチの跡には防錆塗料を塗る
- 配管の識別色は、水が青、蒸気が暗い赤、空気が白、ガスがうすい黄、油が茶色、電気がうすい黄赤、酸・アルカリが灰紫
- 電気的な絶縁が必要なのは鋼管と銅管・ステンレス鋼管の組合せで、腐食するのは鋼管側。ステンレス鋼管と銅管は電位差が小さく、ビニル管には絶縁は要らない
勉強のしかた:毎回1〜2問。ポリエチレンフィルム=防湿、保温材の使用温度の順、塗装をしない条件(5℃以下・85%以上)、識別色の白=空気・茶色=油が繰り返し出る。保温材の性質は「配管・ダクトの材料」の論点と重なる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、保温・塗装・腐食で間違えやすい点を集めました。
- 令和7年度 後期 No.36:合成樹脂製カバーは、シートタイプ=両面テープ+ピン、ジャケットタイプ=ジョイナー+ボタンパンチと区別する。
- 令和7年度 前期 No.36:ポリエチレンフィルム=防湿層。保冷(冷水・冷媒管)では必須である。
- 令和7年度 前期 No.38:絶縁が必要なのは鋼管と銅管、鋼管とステンレス鋼管の組合せ。腐食するのは鋼管(卑な金属)側である。
- 令和6年度 後期 No.36:防振継手はゴムなどの劣化を点検する必要があるので保温で覆わない、と理由とあわせて覚える。
- 令和6年度 前期 No.36:グラスウールは保冷に使うとき防湿層が必須。ポリスチレンフォームは防湿性が高いが熱に弱い。
- 令和5年度 後期 No.36:保温を行わないものには、防振継手のほか、屋内露出の排水管・通気管、埋設配管、消火配管などがある。
この論点の問題
塗装(亜鉛めっき鋼管・気象条件)令和8年度 前期 No.36
保温の施工(防火区画・厚さ・合成樹脂製カバー)令和7年度 後期 No.36
保温・塗装(ポリエチレンフィルムの用途)令和7年度 前期 No.36
異種管の接合と電気的絶縁令和7年度 前期 No.38
保温・塗装の施工令和6年度 後期 No.36
保温・塗装(保温材の防湿性・塗料)令和6年度 前期 No.36
保温・塗装の施工令和5年度 後期 No.36
保温及び塗装(塗料・保温材の防湿性)令和5年度 前期 No.36
配管系の識別表示(JIS の識別色)令和5年度 前期 No.38
塗装(調合・気温・下塗り)令和4年度 後期 No.36
保温・保冷・塗装(支持受け・アルミニウムペイント)令和4年度 前期 No.36
配管系の識別表示(識別色)令和4年度 前期 No.38
塗装(気温・調合・下塗り)令和3年度 後期 No.36
保温・保冷・塗装(アルミニウムペイント)令和3年度 前期 No.36
塗装(施工条件・調合・補修)令和2年度 後期 No.40
配管系の識別表示(JISの識別色)令和2年度 後期 No.42
保温・防錆・塗装(保温材の使用温度)令和元年度 後期 No.40
保温・保冷・塗装(ポリエチレンフィルム)令和元年度 前期 No.40
配管系の識別表示(JISの識別色)令和元年度 前期 No.42
保温・防錆・塗装(保温材の使用温度・防火区画)平成30年度 後期 No.40
保温・保冷・塗装(ポリエチレンフィルム・保温の厚さ)平成30年度 前期 No.40
保温・保冷・塗装(保温材の防湿性)平成29年度 No.40
同じ分野で出る論点
施工管理法では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。