試運転調整・測定

重要度 B施工管理法で出題過去問 22問

試運転調整・測定は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中22問・重要度B)。出題されるのは施工管理法です。

要点:機器と系統の試運転調整、総合試運転、風量・水量・騒音などの測定。

覚える要点

  • 渦巻ポンプは注水してエア抜きし、吸込み弁全開・吐出し弁全閉で起動、瞬時運転で回転方向を確かめてから吐出し弁を徐々に開いて水量を調整する。締切り運転で軸動力が最小になるため
  • グランドパッキン部は潤滑・冷却のため少量の水滴が連続して滴下する状態、メカニカルシール部は漏れがほとんどない状態が正常
  • 多翼送風機は風量が増えるほど軸動力が増えるので、吐出しダンパーを全閉にして起動し徐々に開く。Vベルトは指で押してベルトの厚さ程度たわむ張りとし、たわみなく張らない
  • 送風機・ポンプは軸受温度と周囲の空気との温度差が規定値以下であることを確認する。風量測定口がないときは、試験成績表の電流値を参考に風量を調整する
  • 系統の風量調整は、風量調整ダンパーやシャッターを全開にしてから行う(送風機の起動時の全閉と区別)。ダクト内の風量は、断面を分割してピトー管や熱線風速計で測った風速に断面積を掛けて求める
  • 測定機器は、ダクト内圧力がマノメーター(ピトー管)、風速が熱線風速計、温湿度がアスマン通風乾湿計、室内の微風速がカタ計、ガス濃度が検知管、浮遊粉じんが粉じん計、騒音が騒音計
  • 給水の残留塩素は高置タンクから最も遠い末端の給水栓で測る。屋外騒音は冷却塔など騒音源となる機器を運転して、敷地境界線上で測る
  • 試運転調整には設計図書・施工図・施工計画書・機器の試験成績表などを使い、完了検査済証は使わない

勉強のしかた:毎回1〜2問。ポンプと多翼送風機の起動手順(吐出し側を全閉で起動)、グランドパッキンとメカニカルシールの違い、Vベルトの張り、残留塩素を測る位置が定番。系統の風量調整はダンパー全開から始める点を、起動時の全閉と混同しない。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、試運転調整・測定で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.37:渦巻ポンプは締切運転で軸動力が最小になるので、吐出し弁を閉じて起動し、徐々に開く。
  • 令和7年度 後期 No.37:遠心ポンプ・多翼送風機は「吐出し側の弁・ダンパーを全閉で起動」。風量が増えると軸動力が増えるからである。
  • 令和7年度 前期 No.37:グランドパッキンは「少量の滴下がある」、メカニカルシールは「ほとんど漏れない」。
  • 令和6年度 後期 No.37:渦巻ポンプは締切り時(流量0)の軸動力が最小なので、吐出し弁を閉じて起動する。
  • 令和6年度 後期 No.38:検知管はCO₂・COなどのガスを、ガラス管内の試薬の変色長さで読み取る器具である。
  • 令和6年度 前期 No.37:多翼送風機は「ダンパー全閉で起動」。風量が増えるほど軸動力が増すため、全開起動は過負荷のもと。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

施工管理法では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。