平成29年度 問題B No.13論点:品質管理重要度 A配点 1点未着手

工程能力図とヒストグラムの見方

これは1級造園施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年9月3日(日)実施) 問題B No.13の問題です。論点は「品質管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

工程能力図及びヒストグラムに関する記述のうち,適当でないものはどれか。

(1)の図。縦軸は特性値、横軸は時間の工程能力図。上限規格値・下限規格値の一点鎖線と規格中心の実線がある。点は規格中心の上下を波のように規則的に行き来しており(3回ほどの山と谷)、いずれも規格値の内側にある。
(2)の図。縦軸は特性値、横軸は時間の工程能力図。上限規格値・下限規格値の一点鎖線と規格中心の実線がある。点は規格中心付近から急に上限近くまで上がり、次に急に下限近くまで下がるなど、不規則に大きく上下している(いずれも規格値の内側)。
(3)の図。縦軸は度数、横軸は特性値のヒストグラム。左に下限規格値、右に上限規格値の破線がある。柱はすべて規格値の内側にあるが、両端の柱が規格値に接していて余裕がない。度数は上限規格値寄りが高く、下限側に低い柱が続く、右に偏った形で、平均値は規格の中央にない。
(4)の図。縦軸は度数、横軸は特性値のヒストグラム。左に下限規格値、右に上限規格値の破線がある。山が1つの形で中央付近が高いが、すそが広く、下限規格値の外側にも上限規格値の外側にも柱がある。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) このヒストグラムは,全体が規格値の中に収まっており,また平均値が規格の中央にあり,現状の作業標準で適切な品質管理が行われている。

解き方

  1. (3)のヒストグラムは、全体は規格値の内側にあるものの、両端の柱が規格値に接していて余裕がなく、分布は上限規格値の側に偏っている。平均値は規格の中央になく、規格外れが出るおそれがあるので、「平均値が規格の中央にあり適切な品質管理が行われている」とはいえない。よって(3)が適当でない。
  2. 工程能力図で点が周期的に上下するのは気温など周期的な要因の影響、突然高くなったり低くなったりするのは機械の調整や材料の変更などのときに見られる。
  3. 上下の規格値を両方とも外れるヒストグラムは、ばらつきが大きすぎるので、技術レベルや作業標準などを根本的に見直す必要がある。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。周期的な変化は気温などの影響を受けるときに見られる。
  2. (2)適当。突然の変化は機械の調整や材料の変更のときに見られる。
  3. (3)適当でない。分布が上限側に偏り規格値に余裕がないので、平均値を中央に寄せるなどの処置が要る。
  4. (4)適当。両側の規格値を外れており、ばらつきを小さくする検討が必要である。
引っかけ:「規格内に収まっている」だけで良好と判断しない。余裕と分布の位置(平均値)も見る。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年9月3日(日)実施) 問題B No.13。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する