品質管理(管理図・工程能力図・品質標準)
これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.10の問題です。論点は「品質管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
建設工事における品質管理に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 管理図は,一般に工程の安定性を判定するために使用され,点の並び方にかかわらず,点が全て管理限界線内にあれば,工程が安定している状態にあると判定される。
解き方
- 管理図で工程が安定していると判定するには,点が全て管理限界線内にあることに加えて,点の並び方に癖(連・傾向・周期など)がないことが必要である。点が管理限界内にあっても,中心線の片側に連続して並ぶなどの癖があれば,工程に異常があると判断する。よって(1)が適当でない。
- 工程能力図は,品質特性の測定値を時間の順に打点し,規格値の線を記入して,データが規格値を満足しているかを見るための図である。工程に異常があるか(工程が統計的に安定しているか)の判定には,管理限界線をもつ管理図を用いる。
- 品質管理の目標は,構造物が規格を満足していることと工程が安定していることを同時に満たすことであり,品質標準は設計品質に対して余裕をもたせて設定する。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。点が全て管理限界線内にあっても、点の並び方に連・傾向・周期などの癖があれば工程は安定しているとはいえない。
- (2)適当。工程能力図は時間的な品質変動を表し、データが規格値を満足しているかの判断に用いる。工程の異常の判断には管理図を用いる。
- (3)適当。規格を満足していることと工程が安定していることの2つを同時に満たすのが品質管理の目標である。
- (4)適当。品質標準は、ばらつきを考えて設計品質に余裕をもたせて設定する。
引っかけ:管理図は「限界線の外の点」と「点の並び方の癖」の両方を見る。
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論点ページ:品質管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する