公園施設

重要度 A造園施工で出題過去問 39問

公園施設は、1級造園施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録650問中39問・重要度A)。出題されるのは造園施工です。

要点:運動施設(方位・排水勾配・テニスコート・天然芝)、遊具の安全領域と挟み込み防止、移動等円滑化に配慮した園路・傾斜路・駐車場、アスファルト舗装の施工。

覚える要点

  • 陸上競技場・サッカー場・ラグビー場・テニスコートは長軸を南北にとり(恒風に合わせて東西は誤り)、陸上競技場のメインスタンドは西日を背にする西側。野球場は競技者主体なら本塁を北にとり、バックストップは本塁から18.29m以上離す
  • 陸上競技場のトラックの排水勾配は走る方向0.1%(1/1,000)以下、横断方向は内側のレーンへ1%(1/100)以下(数値・内外の入替えが定番)。サッカー場のフィールドは0.5%程度(1.5%は誤り)、野球場の外野は塁線から外周へ0.5%程度
  • 野球場の内野は各塁と本塁を同じ高さにし、投手板から各塁線へ緩い傾斜をつける。サッカー場の天然芝はピッチの外側5mまで植え、床土の下の中層に火山砂利を用いる。トラックの透水型全天候舗装は表層ゴムチップウレタン系・基層開粒度アスファルト
  • テニスコートの排水は一方向の平面勾配(ネットを中心に振り分けるのは誤り)、寸法はラインの外側で測り、ベースラインは幅10cm以内・他は5cm以内、ネットポストは15cm以下、照明はサイドラインの外側(ベースラインの後方は誤り)
  • 都市公園移動等円滑化基準:園路は幅180cm以上(やむを得ず120cmなら50m以内ごとに車いすの転回場所)、出入口の車止めは間隔90cm以上で前後に150cm以上の水平面、車いす使用者用駐車施設は幅350cm以上、便所の出入口は80cm以上
  • 階段に代わる傾斜路は縦断勾配8%以下で横断勾配は設けず、高さ75cm以内ごとに踏幅150cm以上の踊場を設ける。車いす使用者用駐車施設の数は全駐車台数が200台を超えると台数×1/100+2以上(400台なら6台)
  • 遊具の安全領域の最小値は落下高さ600mm以下で1.5m、600mm超で1.8m(高さ1.2mの鉄棒で1.5mは誤り)。ぶらんこの運動方向・すべり台の降り口方向はさらに広くとる。ぶらんこの着座部と着地面の間隔は一方向350mm(+100mmまで)
  • 遊具の挟み込み防止(遊具の安全確保に関する指針 改訂第3版の参考資料):柵の隙間100mm未満、頭部・胴体が入る開口部はφ230mmが通り抜ける大きさ、上向きV字開口は55°未満を設けない、指はφ8mmが入りφ25mmが入らない穴を設けない

勉強のしかた:毎回4問出る。運動施設(方位・排水勾配・テニスコート)が1〜2問、遊具の安全領域・挟み込みの寸法が1問、移動等円滑化の基準とアスファルト舗装がほぼ交互に1問出る。数値を少しずらす形が多いので、トラック0.1%・1%、園路180cm・120cm・50m、傾斜路8%・75cm・150cm、安全領域1.5m・1.8mを押さえる。アスファルト舗装は、プライムコートは路盤とのなじみ・防水、タックコートは混合物層どうしの付着、敷均し温度は110℃以上、寒冷期のローラには軽油などを薄く塗ることを区別する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、公園施設で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.16:園路の縦断勾配は5%以下(やむを得ない場合8%以下),横断勾配は1%以下。階段に代わる傾斜路は縦断8%以下で横断勾配なし。
  • 令和8年度 問題A No.17:屋外競技場は長軸を南北,メインスタンドは西側(西日を背に)。
  • 令和8年度 問題A No.18:照明は競技者の視線の先に置かない。テニスはベースライン後方を避ける。
  • 令和8年度 問題A No.19:安全領域は遊具の外形から全方向に確保し,ぶらんこやすべり台のように動きの大きい遊具は運動方向をさらに広くとる。
  • 令和7年度 問題A No.16:プライムコートは「路盤の上」,タックコートは「アスファルト層とアスファルト層の間」。
  • 令和7年度 問題A No.17:屋外の球技場・陸上競技場の長軸は南北。太陽の位置を考えて方位を決める。

この論点の問題

都市公園移動等円滑化基準(園路・階段・傾斜路・駐車場)令和8年度 問題A No.16
運動施設(サッカー場・陸上競技場)令和8年度 問題A No.17
運動施設(テニスコート・野球場)令和8年度 問題A No.18
遊具の設置(安全領域・すべり台・シーソー・開口部)令和8年度 問題A No.19
アスファルト舗装の施工令和7年度 問題A No.16
運動施設(サッカー場・野球場)令和7年度 問題A No.17
運動施設(テニスコート・陸上競技場)令和7年度 問題A No.18
遊具の設置(安全確保の寸法)令和7年度 問題A No.19
都市公園移動等円滑化基準(園路・傾斜路・駐車場・便所)令和6年度 問題A No.16
運動施設(陸上競技場・サッカー場)令和6年度 問題A No.17
運動施設(テニスコート・野球場)令和6年度 問題A No.18
遊具の安全領域令和6年度 問題A No.19
アスファルト舗装(敷均し温度・プライムコート等)令和5年度 問題A No.16
運動施設(テニスコート・野球場)令和5年度 問題A No.17
サッカー場(方位・天然芝・照明)令和5年度 問題A No.18
遊具の設置(挟み込み防止の寸法)令和5年度 問題A No.19
高齢者・障害者に配慮した公園施設(傾斜路・駐車場・手すり・車止め)令和4年度 問題A No.16
運動施設(施設の方位・芝の範囲・ネットポスト)令和4年度 問題A No.17
運動施設(排水勾配・人工芝・全天候型舗装)令和4年度 問題A No.18
遊具の設置(砂場・ぶらんこ・すべり台・ジャングルジム)令和4年度 問題A No.19
アスファルト舗装の施工令和3年度 問題A No.16
運動施設(野球場・テニスコート)令和3年度 問題A No.17
陸上競技場の施設令和3年度 問題A No.18
遊具の安全領域令和3年度 問題A No.19
都市公園移動等円滑化基準(園路・傾斜路・駐車場・便所)令和2年度 問題A No.19
運動施設の排水勾配令和2年度 問題A No.20
遊具の設置(砂場・ぶらんこ・すべり台・鉄棒)令和2年度 問題A No.22
アスファルト舗装の施工(プライムコート・転圧)令和元年度 問題A No.19
運動施設(方位と排水勾配)令和元年度 問題A No.20
陸上競技場のトラックの表面排水勾配令和元年度 問題A No.21
遊具の設置(挟み込み防止の寸法)令和元年度 問題A No.22
移動等円滑化に配慮した公園施設(園路・駐車場・傾斜路)平成30年度 問題A No.18
サッカー場(勾配・方位・芝・照明)平成30年度 問題A No.20
運動施設の舗装(全天候型・天然芝・人工芝・アンツーカ)平成30年度 問題A No.21
遊具の安全領域平成30年度 問題A No.22
アスファルト舗装(プライムコート・寒冷期の施工・敷均し温度)平成29年度 問題A No.19
硬式テニスコート(ライン・排水・照明・ネットポスト)平成29年度 問題A No.20
運動施設の施工(陸上競技場・硬式野球場)平成29年度 問題A No.21
遊具(砂場・鉄棒・ぶらんこ・シーソーの寸法)平成29年度 問題A No.22

同じ分野で出る論点

造園施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。