安全管理
重要度 A施工管理法・能力で出題過去問 33問
安全管理は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中33問・重要度A)。出題されるのは施工管理法・能力です。
要点:作業主任者の選任と職務、足場・通路の基準、安全管理の活動、公衆災害の防止。
覚える要点
- 作業主任者が要るのは、型枠支保工の組立て・解体(高さに関係なく)、高さ5m以上の足場・鉄骨の組立て・コンクリート造の工作物の解体、軒高5m以上の木造建築物の組立て、土止め支保工、石綿、ガス溶接。鉄筋の組立て・コンクリートの打込み・ALCパネルの建込みには定めがない
- 作業主任者の職務は作業方法と労働者の配置の決定・直接指揮、材料の欠点と器具・工具の点検・不良品の除去、墜落制止用器具と保護帽の使用状況の監視。組立図の作成、作業開始前の足場の点検、立入禁止、作業の時期・範囲・順序の周知は事業者が行う
- 単管足場の建地の間隔はけた行方向1.85m以下・はり間方向1.5m以下、地上第一の布は2m以下。建地の継手は千鳥に配置し、脚部はベース金具を用いて敷板・敷角の上に置き根がらみを設け、交点は直交型又は自在型クランプで緊結する
- 壁つなぎの間隔は、単管足場とくさび緊結式足場が垂直5m以下・水平5.5m以下、枠組足場が垂直9m以下・水平8m以下
- 作業床の幅は40cm以上、床材間のすき間は3cm以下で、つり足場の作業床はすき間なく敷く。枠組足場の墜落防止は交さ筋かいと高さ15cm以上40cm以下の桟又は高さ15cm以上の幅木、又は手すりわく。墜落の危険のある箇所の手すりは高さ85cm以上
- 高さ8m以上の登り桟橋は7m以内ごとに踊場、勾配15°を超えると踏桟などの滑止めを設ける。脚立は脚と水平面の角度を75°以下とし、スレート屋根上は幅30cm以上の歩み板。移動式足場の脚輪のブレーキは移動中を除き常に効かせる
- TBMは職長を中心に作業開始前に当日の安全作業を話し合う活動、KY活動は作業の危険性を話し合う活動、安全施工サイクルは毎日・毎週・毎月の活動のパターン化。ゼロエミッションは廃棄物をゼロに近づける取組み、OJTは職場で仕事を通じて行う教育
- 落下物には防護棚・工事用シート・水平安全ネット、周辺地盤の崩壊には山留め、道路の汚れには洗車設備(沈砂槽は排水中の土砂の除去)、解体の粉じんには散水設備、上階からのくずの投下にはダストシュートで対処する。高所作業車には作業主任者でなく作業指揮者を定める
勉強のしかた:毎回2問(令和6年度からは能力問題にも出る)で、作業主任者の選任の要否と職務、足場の数値、安全活動の用語と公衆災害の防止が交互に出る。「高さ5m以上」と「高さに関係なく(型枠支保工)」、事業者の措置と作業主任者の職務の区別、壁つなぎの間隔の数値を押さえる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、安全管理で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.36:「5m以上」は足場・鉄骨・コンクリート造の工作物の解体の作業主任者に共通する。コンクリートの打込みには作業主任者がない。
- 令和8年度 前期 No.37:壁つなぎの間隔:単管足場・くさび緊結式足場は垂直5m・水平5.5m,枠組足場は垂直9m・水平8m以下。
- 令和7年度 後期 No.36:型枠支保工は高さの条件なし,木造・鉄骨の組立ては高さ5m以上,足場の組立ては高さ5m以上。鉄筋の組立てには作業主任者はない。
- 令和7年度 後期 No.37:壁つなぎ間隔は「単管足場:垂直5m・水平5.5m」「枠組足場:垂直9m・水平8m」。
- 令和6年度 後期 No.36:型枠支保工の「組立て・解体」には作業主任者が要るが,コンクリートの「打込み」には要らない。
- 令和6年度 前期 No.37:「事業者が行うこと」と「作業主任者に行わせること」を区別する。
この論点の問題
作業主任者を選任すべき作業令和8年度 前期 No.36
単管足場・くさび緊結式足場令和8年度 前期 No.37
作業主任者を選任すべき作業令和7年度 後期 No.36
通路及び足場(登り桟橋・壁つなぎ)令和7年度 後期 No.37
公衆災害の防止対策令和7年度 前期 No.36
事業者の講ずべき措置(休憩設備・作業主任者等)令和7年度 前期 No.37
作業主任者を選任すべき作業令和6年度 後期 No.36
単管足場・移動式足場令和6年度 後期 No.37
現場の安全管理(足場・照明・歩み板)令和6年度 後期 No.42
工事現場の安全管理活動令和6年度 前期 No.36
足場・型枠支保工の作業で事業者が講ずべき措置令和6年度 前期 No.37
建築工事の危害・迷惑とその防止対策令和5年度 後期 No.37
特定元方事業者が講ずべき措置令和5年度 後期 No.38
足場の組立て等作業主任者の職務令和5年度 前期 No.37
足場(壁つなぎ・緊結金具・手すり)令和5年度 前期 No.38
型枠支保工の組立て等作業主任者の職務令和4年度 後期 No.37
足場・脚立の安全基準令和4年度 後期 No.38
安全管理の用語令和4年度 前期 No.37
足場の組立て等の事業者の措置令和4年度 前期 No.38
建築工事の危害・迷惑と防止対策令和3年度 後期 No.37
特定元方事業者が行うべき安全管理令和3年度 後期 No.38
作業主任者を選任すべき作業令和3年度 前期 No.37
足場(枠組足場・移動式足場)令和3年度 前期 No.38
安全管理の活動(安全施工サイクル・TBM)令和2年度 後期 No.41
型わく支保工の組立て等の事業者の措置令和2年度 後期 No.42
工事の危害・迷惑とその防止対策令和元年度 後期 No.41
高所作業車を用いる作業の措置令和元年度 後期 No.42
作業主任者を選任すべき作業令和元年度 前期 No.41
単管足場の脚部・建地・布令和元年度 前期 No.42
作業主任者の選任平成30年度 後期 No.41
通路・足場・脚立の安全基準平成30年度 後期 No.42
工事現場の安全管理の用語平成30年度 前期 No.41
労働安全衛生規則上の事業者の措置平成30年度 前期 No.42
同じ分野で出る論点
施工管理法・能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。