施工計画
重要度 A施工管理法・能力で出題過去問 33問
施工計画は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中33問・重要度A)。出題されるのは施工管理法・能力です。
要点:事前調査、施工計画書、材料の保管、申請・届出の提出先。
覚える要点
- 防護棚の設置のための調査は隣接建物・道路・架空電線で、敷地の地盤の高低や地中埋設配管は根切り・山留めの計画の調査。鉄骨の建方ではクレーンによる電波障害を調べ、日影は建方の調査事項ではない
- 近隣の商店や工場の業種(精密機械など)の調査は振動・騒音を伴う掘削・杭工事のためで、鉄骨の建方計画とは関係が少ない。杭打ちでは近接する工作物・舗装の現況、地下水の揚水では周辺の井戸、排水では公設ますまでの勾配と合流式・分流式を調べる
- 敷地境界と面積は地積測量、建家や工作物の配置は平面測量、高低差は水準測量で確かめる。境界標石があっても関係者の立会いで境界を確認し、ベンチマークは複数設けて養生する。地下埋設物は図面があっても試掘で確認する
- 縦置き(立置き)で保管するのは板ガラス・アルミニウム製建具・巻いた壁紙・ビニル床シート・アスファルトルーフィング。ALCパネル・スレート板(積上げ1m以下)・木毛セメント板は平積み、ロールカーペットは横に倒して2〜3段までの俵積み
- 袋詰めセメントは湿気を避け、通風を避けて保管する。型枠用合板は直射日光を避けてシートで覆い、高力ボルトの箱は3〜5段程度、袋入りアスファルトとビニル床タイルは10段程度までとする。砂は周辺地盤より高い場所に置く
- 建築工事届・建築物除却届は建築主事を経由して都道府県知事に、道路占用許可は道路管理者に、道路使用許可は警察署長に、騒音・振動の特定建設作業実施届は作業開始の7日前までに市町村長に出す
- 労働基準監督署長に出すのは、寄宿舎設置届、つり上げ荷重3t以上のクレーン・積載荷重1t以上のエレベーター・ゴンドラの設置届、支柱の高さ3.5m以上の型枠支保工と高さ10m以上で60日以上の足場の計画届。積載荷重0.25t以上1t未満のエレベーターは設置報告書
- 掘削の高さ又は深さが10m以上の地山の掘削と、建築物に吹き付けられた石綿等の除去は、仕事の開始の14日前までに建設工事計画届を労働基準監督署長に出す
勉強のしかた:毎回2問で、事前調査が1問、材料の保管か申請・届出の提出先がもう1問出る。事前調査は「何のための調査か」の組合せ(防護棚・鉄骨の建方・近隣の業種)、保管は縦置きと平積みの区別、届出は都道府県知事・道路管理者・警察署長・市町村長・労働基準監督署長の振り分けで判断する。令和7年度前期は能力問題で施工計画書(工種別施工計画書は総合施工計画書に基づく)も出た。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、施工計画で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.30:縦置き:アスファルトルーフィング・板ガラス・巻いた壁紙・ビニル床シート。俵積み:ロールカーペット(2〜3段)。平積み:ALCパネル・スレート板・せっこうボードなど。
- 令和7年度 後期 No.28:「位置・配置は平面測量,高さは水準測量,境界・面積は地積測量」。
- 令和7年度 後期 No.30:立てて保管するもの:板ガラス,アルミニウム製建具,巻いた壁紙・床シート。平積みにするもの:ALCパネル,せっこうボード,型枠用合板。
- 令和7年度 前期 No.28:近隣の商店や工場の業種の調査は「振動・騒音が出る作業(掘削・杭・地業)」と組み合わせて覚える。この試験では,掘削計画や地業工事と組み合わせた記述は適当,鉄骨の建方計画と組み合わせた記述は不適当として繰り返し出題されている。
- 令和7年度 前期 No.30:エレベーターは「1t以上で設置届,0.25t以上1t未満で設置報告書」,クレーンは「3t以上で設置届」。
- 令和6年度 後期 No.30:建築物除却届・建築工事届は都道府県知事(建築主事経由)。
この論点の問題
着工前の事前調査令和8年度 前期 No.28
工事現場における材料の保管令和8年度 前期 No.30
事前調査(測量・近隣の調査)令和7年度 後期 No.28
工事現場における材料の保管令和7年度 後期 No.30
事前調査(排水・埋設物・山留め・建方)令和7年度 前期 No.28
労働基準監督署長への届出令和7年度 前期 No.30
総合施工計画書と工種別施工計画書令和7年度 前期 No.42
事前調査令和6年度 後期 No.28
建築工事に係る届出の提出先令和6年度 後期 No.30
事前調査令和6年度 前期 No.28
工事現場における材料の保管令和6年度 前期 No.30
事前調査(測量・近隣・埋蔵文化財)令和5年度 後期 No.29
工事現場における材料の保管令和5年度 後期 No.31
事前調査令和5年度 前期 No.29
申請・届出の提出先令和5年度 前期 No.31
施工計画のための事前調査令和4年度 後期 No.29
労働基準監督署長への届出令和4年度 後期 No.31
施工に先立つ事前調査令和4年度 前期 No.29
工事現場における材料の保管令和4年度 前期 No.31
事前調査令和3年度 後期 No.29
工事現場における材料の保管令和3年度 後期 No.31
施工計画のための事前調査令和3年度 前期 No.29
申請・届出の提出先令和3年度 前期 No.31
事前調査令和2年度 後期 No.33
工事現場における材料の保管令和2年度 後期 No.35
施工計画と事前調査の組合せ令和元年度 後期 No.33
工事現場における材料の保管令和元年度 後期 No.35
事前調査と準備作業の計画令和元年度 前期 No.33
提出書類とその提出先令和元年度 前期 No.35
工事契約後の事前調査平成30年度 後期 No.33
申請・届出とその提出先平成30年度 後期 No.35
工事に先立つ事前調査平成30年度 前期 No.33
工事現場における材料の保管平成30年度 前期 No.35
同じ分野で出る論点
施工管理法・能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。