仮設工事

重要度 B施工・施工管理法で出題過去問 25問

仮設工事は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中25問・重要度B)。出題されるのは施工・施工管理法です。

要点:遣方・墨出し、仮囲い・工事用ゲート・仮設事務所・危険物の保管などの仮設計画。

覚える要点

  • 高さの基準墨は1階の基準高さから各階ごとに直接測定して設け、下階から順に上げると誤差が累積する。建物四隅の交点は4点とも下げ振りなどで上階に移し、相互の距離と角度で確かめる
  • 通り心が打てないときは1m程度離した逃げ墨を基準墨とし、部材の位置は基準墨から測って小墨(子墨)を出す。陸墨は床仕上げ面から1m上がりに設け、柱主筋に墨を移すのは台直しを終えて主筋が安定してから
  • ベンチマークは移動のおそれのない場所に2か所以上設けて相互にチェックする。鋼製巻尺は同じ精度のものを2本以上用意し1本を基準巻尺として保管、温度補正も行う。水貫は水杭に付けた高さの印に上端を合わせて水平に取り付ける
  • 仮囲いは周辺の地盤面から高さ1.8m以上とし、危害防止上支障がなければ設けなくてよく、所定の高さの既存の塀も使える。下端のすき間はふさいで雨水や土砂の流出を防ぎ、通用口の扉は内開きとする
  • 工事ゲートの有効高さは車高が高くなる空荷時の車両で決め、トラックアジテータでは3.8m程度。ハンガー式門扉は上部を網状にして重量と風圧を軽くし、扉を吊る梁が有効高さを制約する
  • ガスボンベ置場は1面を開放して通気をよくし、塗料・溶剤は他の建物から離した独立の不燃構造の倉庫に保管する。下小屋は材料置場の近くに電力・水道を設け、作業員詰所は大部屋方式、施工者用と監理者用の事務所は分ける

勉強のしかた:毎回2問で、遣方・墨出しが1問、仮設計画が1問出る。高さの墨は1階から直接、ベンチマークは2か所以上、仮囲いは1.8m以上で下端のすき間をふさぐ、ゲートは空荷時の車高と3.8mが繰り返し問われる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、仮設工事で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.29:積載すると車高は下がる。ゲートの高さは空荷時の車高で決める。
  • 令和7年度 後期 No.18:「平面の墨は下階から引き通し,高さの墨は1階の基準から直接測る」。
  • 令和7年度 後期 No.29:仮設給水は「水道本管」,仮設電力は「電力会社の引込み・受変電設備」と関係が深い。
  • 令和5年度 後期 No.18:墨は「順次上げ」でなく「基準から直接」。誤差の累積を防ぐ。
  • 令和5年度 後期 No.30:生コン車は「空荷時」,鉄骨造は「最大積載時のトラック(トレーラー)」が基準。
  • 令和4年度 後期 No.30:危険物の保管は「独立・不燃・平屋・換気・消火器」。仮囲いの扉は内開き。

この論点の問題

遣方及び墨出し(ベンチマーク)令和8年度 前期 No.18
仮設計画(仮囲い・工事用ゲート)令和8年度 前期 No.29
遣方及び墨出し令和7年度 後期 No.18
仮設計画の位置関係の組合せ令和7年度 後期 No.29
仮設計画(仮囲い・仮設道路・ゲート)令和7年度 前期 No.29
仮設計画(仮囲い・危険物の保管場所)令和6年度 後期 No.29
墨出し(基準墨・逃げ墨・陸墨)令和6年度 前期 No.18
仮設計画(仮囲い・工事ゲート)令和6年度 前期 No.29
やり方及び墨出し(基準墨・基準巻尺)令和5年度 後期 No.18
仮設計画(下小屋・工事用ゲート・仮囲い)令和5年度 後期 No.30
仮設計画(仮囲い・仮設道路)令和5年度 前期 No.30
仮設計画(危険物の保管・仮囲い)令和4年度 後期 No.30
墨出し・縄張り令和4年度 前期 No.18
仮設計画令和4年度 前期 No.30
遣方及び墨出し令和3年度 後期 No.18
仮設計画令和3年度 後期 No.30
仮設計画(仮囲い・ゲート)令和3年度 前期 No.30
墨出しの用語(地墨・逃げ墨・親墨)令和2年度 後期 No.18
仮設計画(事務所・仮囲い・門扉)令和2年度 後期 No.34
やり方及び墨出し(基準点・鋼製巻尺)令和元年度 後期 No.18
仮設計画(守衛所・詰所・危険物の保管)令和元年度 後期 No.34
仮設計画(ボンベ置場・仮囲い・ゲート)令和元年度 前期 No.34
仮設計画(仮囲い・工事ゲート)平成30年度 後期 No.34
墨出し(逃げ墨・高さの基準墨)平成30年度 前期 No.18
仮設計画(門扉・下小屋・仮囲い)平成30年度 前期 No.34

同じ分野で出る論点

施工・施工管理法では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。