試験・検査

重要度 A施工管理法で出題過去問 31問

試験・検査は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中31問・重要度A)。出題されるのは施工管理法です。

要点:コンクリートの受入れ検査、ガス圧接継手の検査、タイルの接着力試験などの方法・判定・不合格時の処置。

覚える要点

  • スランプはスランプゲージ、ガス圧接部のふくらみの直径・長さはノギスや専用ゲージ、吹付けロックウールの厚さは確認ピン、タイルの接着力は油圧式簡易引張試験器、隅肉溶接のサイズは溶接ゲージ、造作用木材の含水率は高周波水分計で測る。ダイヤルゲージは使わない
  • 地耐力は平板載荷試験、根固め液の強度は供試体の圧縮強度試験(針入度はアスファルトの試験)、摩擦面はすべり係数試験、シーリングの接着性は簡易接着性試験で確かめる。超音波探傷試験は溶接部とガス圧接部の検査で、高力ボルトの締付けには使わない
  • トルシア形高力ボルトのマーキングは一次締め後にボルト軸・ナット・座金・母材にかけて一直線に付け、本締め後のずれで本締めの完了、ナットの回転量、共回り・軸回りの有無を確かめる。トルク値や軸力はマークでは分からない
  • トルシア形の本締めの合否はピンテールの破断とマークのずれで判断し、トルク値は測らない。ナット回転量はボルト群の平均回転角度±30°以内、余長はナット面からねじ1山〜6山を合格とする
  • ガス圧接部は全数を外観検査(ふくらみの直径・長さ、偏心量、折れ曲がり)し、抜取検査は超音波探傷試験か引張試験で行う。不合格のうち再加熱で直すのはふくらみ不足と折れ曲がりで、偏心量・圧接面のずれ・片ふくらみの超過は切り取って再圧接する
  • スランプはコーンを引き上げた後の頂部の下がりで0.5cm単位で測り、広がりの直径はスランプフロー。スランプの許容差は値で異なり8〜18cmで±2.5cm、空気量の許容差は一律±1.5%、温度は1℃単位。高流動コンクリートはスランプフローで評価する
  • 圧縮強度試験は打込み日ごと・打込み工区ごと・150m³以下ごとに1回行い、1回の供試体は3個、3回の試験で1検査ロット。調合管理強度の供試体は標準養生。受入れ時に骨材の粒度は検査しない
  • 溶接のアンダーカット・オーバーラップなど表面の欠陥は目視、表面割れは浸透探傷試験、ブローホールなどの内部欠陥は超音波探傷試験で検査する。スタッド溶接は15°打撃曲げ試験

勉強のしかた:毎回2問で、試験・検査の器具や方法の組合せ、トルシア形高力ボルトのマーキング、コンクリートの受入れ検査が交互に出る。マーキングではトルク値が分からないこと、スランプの定義と0.5cm単位、空気量±1.5%、供試体3個と150m³ごとを確実に覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、試験・検査で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.34:空気量の許容差は一律±1.5%,スランプの許容差は値によって±1〜±2.5cmと変わる。
  • 令和7年度 後期 No.35:再加熱で直せるのは「ふくらみ不足」と「折れ曲がり」の2つだけ。それ以外(偏心・ずれ・片ふくらみ・焼割れ等)は切り取って再圧接。
  • 令和6年度 前期 No.35:スランプ8〜18cmの許容差は±2.5cm。空気量の許容差(±1.5%)と数値を混同させる引っかけである。
  • 令和5年度 後期 No.35:「一次締め → マーキング → 本締め → マークのずれで確認」の順。
  • 令和5年度 後期 No.36:スランプ=「下がり」。スランプフローは「広がり」の直径。
  • 令和5年度 前期 No.36:トルシア形の確認は「ピンテール破断+マークのずれ」。

この論点の問題

フレッシュコンクリートの受入れ検査令和8年度 前期 No.34
ガス圧接継手の不合格圧接部の処置令和7年度 後期 No.35
トルシア形高力ボルトのマーキング令和7年度 前期 No.33
品質管理のための試験(工種と試験)令和7年度 前期 No.34
コンクリートの試験(供試体・スランプ)令和7年度 前期 No.35
工事現場の試験と測定器具令和6年度 後期 No.34
鉄骨工事の検査方法令和6年度 後期 No.35
試験及び検査に用いる器具令和6年度 前期 No.34
コンクリートの受入れ検査令和6年度 前期 No.35
トルシア形高力ボルトのマーキング令和5年度 後期 No.35
コンクリートの試験(圧縮強度・スランプ)令和5年度 後期 No.36
品質管理のための試験及び検査令和5年度 前期 No.35
トルシア形高力ボルトの本締め後の確認令和5年度 前期 No.36
工事現場の試験に用いる器具令和4年度 後期 No.35
鉄骨工事の検査(ボルト・溶接)令和4年度 後期 No.36
工種ごとの試験・検査の方法令和4年度 前期 No.35
レディーミクストコンクリートの受入れ検査令和4年度 前期 No.36
トルシア形高力ボルトのマーキング令和3年度 後期 No.35
コンクリートの試験令和3年度 後期 No.36
品質管理のための試験・検査令和3年度 前期 No.35
コンクリートの試験(スランプ・強度)令和3年度 前期 No.36
工事現場における試験の器具令和2年度 後期 No.39
ガス圧接継手部の試験方法令和2年度 後期 No.40
トルシア形高力ボルトのマーキング令和元年度 後期 No.39
品質管理のための試験・検査(すべり係数試験ほか)令和元年度 後期 No.40
品質管理のための試験令和元年度 前期 No.39
レディーミクストコンクリートの受入時の試験令和元年度 前期 No.40
品質管理のための試験・検査平成30年度 後期 No.39
コンクリートの試験(スランプ・圧縮強度)平成30年度 後期 No.40
工事現場における試験の測定器具平成30年度 前期 No.39
トルシア形高力ボルトのマーキングの目的平成30年度 前期 No.40

同じ分野で出る論点

施工管理法では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。