工程管理

重要度 A施工管理法・能力で出題過去問 33問

工程管理は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中33問・重要度A)。出題されるのは施工管理法・能力です。

要点:工程計画(総合工程表の立案・暦日と実働日数・山積みと山崩し)、バーチャート工程表の特徴、ネットワーク工程表の用語。

覚える要点

  • バーチャート工程表は縦軸に工事項目、横軸に暦日をとって作業を横線で表し、作成が容易で各作業の開始・終了時期と所要期間が分かりやすい。横軸に達成度をとるのはガントチャート
  • バーチャートは作業間の関連が表れないので、クリティカルパス・重点管理作業・各作業が全体工期に与える影響が分かりにくく、作業を細分化するとかえって把握しにくい。多くの関連工事の調整にはネットワーク工程表が有利
  • バーチャートにマイルストーン(工程上の重要な区切り)を付けたり出来高累計曲線を重ねたりすると進捗が把握しやすい。出来高累計曲線(Sチャート)はS字形になる
  • 実働日数(所要期間)は総施工数量を1日当たりの施工数量(投入数量×1日当たりの施工能力)で除して求め、掛け算ではない。暦日は実働日数に休日や雨天・強風などの作業不能日を加えた日数
  • 山積みは作業員・資機材の必要量を積み上げること、山崩しは一定量を超えないように平準化することで、山崩しは工期短縮の手法ではない。工期短縮は工区分割による後続作業の並行などで検討する
  • 総合工程表は全体の主要工程から立案し、工種別の施工組織体系は後で定める。立案段階で考慮するのは公共埋設物、揚重機の能力と台数、騒音・振動の規制、鉄骨の製作期間、型枠の転用で、コンクリートの検査項目は品質管理計画で定める
  • アロー型ネットワーク工程表のダミーは所要時間0の架空の作業で破線で表し、クリティカルパスは開始から終了までの所要時間の合計が最も長い経路、フロートは作業の余裕時間

勉強のしかた:毎回2問で、バーチャート工程表の特徴が毎回1問、工程計画(総合工程表の立案・暦日と実働日数・山崩し)がもう1問出る。バーチャートは「作業の関連とクリティカルパスが分からない」「横軸が達成度ならガントチャート」で判断し、所要日数は数量を能力で割ることを押さえる。令和7年度後期は能力問題でネットワーク工程表の用語が出た。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、工程管理で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.31:所要日数=数量÷能力。掛け算ではない。
  • 令和8年度 前期 No.32:重点管理作業(クリティカルパス)が分かるのはネットワーク工程表。
  • 令和7年度 後期 No.31:工期短縮はクリティカルパス上の作業の短縮(人員増・機械増・並行作業)で行い,山崩しは資源の平準化に用いる。
  • 令和7年度 後期 No.32:「バーチャートは横軸が日数,ガントチャートは横軸が達成度」。作業間の関連がわかるのはネットワーク工程表である。
  • 令和7年度 後期 No.42:ダミー(破線の矢線)は時間0の「順序を示すだけの作業」。
  • 令和4年度 後期 No.32:出来高累計曲線=Sカーブ。予定と実績のSカーブを比べて進捗を管理する(バナナ曲線)。

この論点の問題

工程計画(実働日数・暦日)令和8年度 前期 No.31
バーチャート工程表の特徴令和8年度 前期 No.32
工程管理(Sチャート・山崩し)令和7年度 後期 No.31
バーチャート工程表の特徴(穴埋め)令和7年度 後期 No.32
アロー型ネットワーク工程表の用語令和7年度 後期 No.42
工程計画の検討事項令和7年度 前期 No.31
バーチャート工程表の特徴令和7年度 前期 No.32
工程計画の検討(マイルストーン)令和6年度 後期 No.31
バーチャート工程表の特徴令和6年度 後期 No.32
工程計画及び工程管理令和6年度 前期 No.31
バーチャート工程表の特徴令和6年度 前期 No.32
工程計画の立案段階で考慮すべき事項令和5年度 後期 No.32
バーチャート工程表の特徴令和5年度 後期 No.33
工程計画及び工程管理令和5年度 前期 No.32
バーチャート工程表令和5年度 前期 No.33
工程計画及び工程管理令和4年度 後期 No.32
バーチャート工程表の特徴令和4年度 後期 No.33
総合工程表の立案令和4年度 前期 No.32
バーチャート工程表の特徴令和4年度 前期 No.33
工程計画の立案段階で考慮すべき事項令和3年度 後期 No.32
バーチャート工程表令和3年度 後期 No.33
工程計画と所要期間の求め方令和3年度 前期 No.32
バーチャート工程表の特徴令和3年度 前期 No.33
総合工程表の立案令和2年度 後期 No.36
バーチャート工程表の特徴令和2年度 後期 No.37
総合工程表の立案で考慮すべき事項令和元年度 後期 No.36
バーチャート工程表の特徴令和元年度 後期 No.37
工程計画と工程管理の用語令和元年度 前期 No.36
バーチャート工程表の特徴令和元年度 前期 No.37
工程計画と工程表の種類平成30年度 後期 No.36
バーチャート工程表の特徴平成30年度 後期 No.37
総合工程表の立案平成30年度 前期 No.36
バーチャート工程表の特徴平成30年度 前期 No.37

同じ分野で出る論点

施工管理法・能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。