型枠工事

重要度 B施工・能力で出題過去問 20問

型枠工事は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中20問・重要度B)。出題されるのは施工・能力です。

要点:型枠の設計、型枠支保工、せき板の存置期間、締付け金物。

覚える要点

  • 型枠支保工の支柱の継手は突合せ継手又は差込み継手とする。パイプサポートは3以上継いで用いず、継ぐときは4以上のボルト又は専用の金具を用い、高さが3.5mを超えるときは高さ2m以内ごとに2方向に水平つなぎを設ける
  • 水平つなぎや鋼材の接続部・交差部は番線でなくクランプなどの金具で緊結する。地盤上に立てる支柱は剛性のある敷板を敷き、上下階の支柱は平面上の同じ位置に立てる。軽量型支保梁は両端で支持し、中間をパイプサポートで支えない
  • 打放し仕上げや防水下地となる面にはコーン付きセパレータを使い、塗り仕上げの面はコーンを使わずねじ部分を折り取って錆止め塗料を塗る。セパレータはせき板に垂直に配置し、コラムクランプは独立柱の型枠をセパレータなしで締め付ける金物
  • 側型枠で底型枠を挟む梁型枠は、側型枠の寸法をスラブ下の梁せいに底型枠の厚さを加えたものとする。柱型枠は下階スラブの不陸を見込んで短めにして足元を桟木で根巻きし、外周梁の側型枠上部はスラブ引き金物で固定する
  • せき板(基礎・梁側・柱・壁)は圧縮強度5N/mm²以上で取り外せる。材齢で決める場合は平均気温15℃以上で普通ポルトランドセメント3日、高炉セメントB種5日とセメントの種類と気温で変わり、圧縮強度で決める場合はセメントの種類に係わらない
  • スラブ下の支柱は圧縮強度が設計基準強度の85%以上又は12N/mm²以上(構造計算で安全確認)、材齢なら普通ポルトランドセメント15℃以上で17日。梁下の支柱は設計基準強度以上で安全確認、材齢なら28日。スラブ下・梁下のせき板は支柱を外した後に外す
  • 横に長い窓開口部の下端は、空気が残りやすい中央部に充填確認・空気抜きの開口を設け、両端部にはコンクリートの吹出しを防ぐふたを設ける。埋込み金物やボックスは打込み時に動かないよう型枠に堅固に取り付ける

勉強のしかた:毎回1〜2問(令和3〜5年度と令和6年度以降の能力問題でも出る)で、支保工・締付け金物・加工組立て・存置期間が順に出る。パイプサポートの「3以上継がない・4以上のボルト・3.5mを超えたら2mごとに水平つなぎ」、存置期間の5N/mm²と材齢の3日・5日、コーン付きセパレータを使う面を確実に覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、型枠工事で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.20:横長の開口部下端は「両端からコンクリートが入り,中央に空気が残る」。確認・空気抜きは中央。
  • 令和7年度 後期 No.21:圧縮強度による場合はセメントの種類に関係なく同じ基準,材齢による場合はセメントの種類と気温で日数が変わる。
  • 令和7年度 後期 No.38:コラムクランプは「独立柱用・セパレータ不要」。セパレータは壁や梁の両側のせき板の間隔を保つ金物である。
  • 令和7年度 前期 No.19:パイプサポートは「3以上継がない」「継ぐときは4以上のボルト」「高さ3.5mを超えると2m以内ごとに2方向の水平つなぎ」をセットで覚える。
  • 令和6年度 前期 No.38:型枠の加工寸法は,型枠材の厚さを含めて組み立てた後の内法が設計寸法になるように決める。
  • 令和5年度 後期 No.39:パイプサポートは「2本継ぎまで,4本以上のボルト」,高さ3.5m超で2m以内ごとに水平つなぎ2方向。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

施工・能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。