内装・断熱

重要度 B施工・能力で出題過去問 21問

内装・断熱は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中21問・重要度B)。出題されるのは施工・能力です。

要点:ビニル床シート(熱溶接工法)・カーペット・フローリング、せっこうボード張り、カーテン、フリーアクセスフロア。

覚える要点

  • ビニル床シートは張付けに先立ち仮敷きして巻きぐせを取り、空気を押し出すように張ってローラーで圧着する。幅木部への張上げはニトリルゴム系接着剤、湿気のおそれのある下地はエポキシ樹脂系接着剤
  • 熱溶接工法は、接着剤が硬化してから溝をV字形又はU字形にシート厚さの2/3程度まで切り、熱風(一般に180〜200℃)でシートと溶接棒を同時に溶かし、完全に冷えてから余盛りを削る。発泡層のあるクッションフロアは溶接液で接合する
  • せっこうボードのねじ・小ねじの頭はボード面より少しへこむまで締め込み、留付け間隔は周辺部を中間部より小さくする。重ね張りは上張りと下張りの継目をずらし、上張りは接着剤を主にステープルを併用する。目透し工法はスクエアエッジのボード
  • せっこうボードの直張り工法では接着材の盛上げ高さを仕上がり面までの高さの2倍以上とし、ボード下端はくさびで床から10mm程度浮かす。木製下地に直接張る釘の長さはボード厚さの3倍程度、天井は中央から周囲へ張り進める
  • 根太張り工法は下張りをせず根太に直接フローリングを張り、フローリングボードは厚さ15mm。継手は隣接する板どうしで揃えずに割り付け、壁・幅木・框との取合いには伸縮に備えたすき間を設け、目違いは養生後にサンディングで直す
  • グリッパー工法はグリッパーを壁際からすき間をとって打ち、ニーキッカーでカーペットを伸長して張る(全面接着工法は伸長しない)。タイルカーペットは粘着はく離形接着剤で張り、フリーアクセスフロアではパネルの目地にまたがるように割り付ける
  • カーテンボックスは窓幅より片側100〜150mm程度長くし、ランナーは1m当たり8個程度、中空吊りのレールの吊り位置は1m程度の間隔。上端の縁加工はカーテン心地を入れて袋縫い、両脇とすそは伏縫い
  • フリーアクセスフロアは、各辺500mm以下のパネルの寸法精度が±0.5mm以内、隣接するパネルどうしの高さの差が0.5mm以下。脚付きパネル方式は事務室、根太方式は床下に入れるクリーンルームなどに用いる

勉強のしかた:毎回1〜2問(能力問題でも出る)で、床材(ビニル床シート・フローリング・カーペット)、せっこうボード張り、カーテン、フリーアクセスフロアが交互に出る。熱溶接の溝2/3と冷えてから余盛りを削る順序、ねじ頭はへこませる、グリッパーは壁際からすき間をとる、フリーアクセスフロアの0.5mmを押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、内装・断熱で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 後期 No.26:熱溶接は「溝はシート厚さの2/3程度,熱風は180〜200℃,余盛りは冷えてから削る」。
  • 令和5年度 前期 No.27:根太張り=下張りなし,直張り=下張り床の上に張る。
  • 令和4年度 後期 No.28:フリーアクセスフロアの精度は0.5mmがキーワードである(パネル寸法±0.5mm,隣接パネルの段差0.5mm以下)。
  • 令和4年度 後期 No.42:熱溶接工法は「接着剤の硬化後に溝切り(厚さの2/3程度)」「完全に冷却してから余盛りを削る」。
  • 令和4年度 前期 No.27:グリッパーと壁の隙間にカーペットを差し込んで納めるので,密着させない。
  • 令和3年度 前期 No.28:心地を入れないのは幅継ぎ(レースは両耳を遊ばせる)であり,上端ではない。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

施工・能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。