施工計画

重要度 A施工管理法・応用能力で出題過去問 33問

施工計画は、1級建築施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録760問中33問・重要度A)。出題されるのは施工管理法・応用能力です。

要点:事前調査・準備作業、工法の選定、躯体・仕上工事の施工計画、材料の保管、工事の記録と保存期間、労働基準監督署長への計画の届出。

覚える要点

  • 山留めを設けても、近接構造物の基礎構造形式の調査は省略できない。ベンチマークは相互にチェックできるよう2か所以上設ける。道路使用許可は警察署長、道路占用許可は道路管理者に申請する
  • セメント改良土の湧水はアルカリ性になるおそれがあるので、放流前に水質を調べ必要に応じて中和処理する。地下水を下水道に排水する計画では公共下水道の排水方式(合流式・分流式)を調べる
  • 耐火被覆で粉じんの飛散をなくし厚さ管理を容易にするなら、ロックウール吹付けではなく成形板張り・巻付け工法とする。逆打ち工法は地下躯体と上部躯体を並行して施工でき、工期を短縮できる
  • 高力ボルト用の孔は板厚にかかわらずドリルあけとする(せん断孔あけができるのは普通ボルト・アンカーボルト・鉄筋貫通孔で板厚13mm以下だけ)。建入れ直しは小区画に区切って行う
  • 高力ボルトは未開封で搬入し使用の直前に開封する。ロール状のアスファルトルーフィングとビニル床シートは縦置き(砂付きはラップ部を上)、ロールカーペットは2〜3段までの俵積み、板ガラスは立置きとする
  • ALCパネルの平積みは1段1.0m以下・2段まで、押出成形セメント板は平積みで高さ1m程度まで、PC床部材は台木2か所で6段以下、袋入りアスファルトは10段以下。可燃性塗料の倉庫には天井を設けない
  • 完成図・発注者と相互に交付した打合せ記録・施工体系図は営業に関する図書として引渡しから10年保存し、帳簿は5年。基礎ぐい工事の施工記録は元請業者が保存期間を定めて保存する
  • 労働基準監督署長への届出は、クレーン・ゴンドラ・建設用リフト・足場などの設置が工事開始の30日前、高さ31mを超える建築物の建設・解体や吹付け石綿の除去などの仕事が14日前まで(高さ31mちょうどは対象外)

勉強のしかた:10回すべてで2〜6問出る。材料の保管は10回中9回、建設工事の記録と事前調査は各6回、工法の選定は5回出ていて、応用能力(No.55〜57)でも保管・届出・記録が出る。ルーフィングは縦置き、高力ボルトは使用直前に開封、記録の保存は引渡しから10年、届出は設置30日前・仕事14日前という対比で覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、施工計画で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 No.41:石綿の事前調査は,着工が平成18年(2006年)9月1日以降と書面で確認できれば終了できる。
  • 令和8年度 No.42:建逃げ方式は横に長い建物で移動式クレーンを使う場合の方式で,精度確保に有利なのは水平積上げ方式。
  • 令和8年度 No.43:塗料倉庫は「独立平屋・屋根は軽量不燃材料・天井なし」。
  • 令和8年度 No.57:帳簿と添付書類は5年(住宅新築は10年),営業に関する図書(完成図・打合せ記録・施工体系図)は10年。
  • 令和7年度 No.43:ルーフィングは縦置き,砂付きはラップ部を上に。
  • 令和7年度 No.57:「31mを超える」と「31m」,「18m以上」と「10m以上」のように,数値の境目と「超える」「以上」の違いが問われる。届出の期限は,大規模な仕事(31mを超える建築物の建設等,深さ10m以上の掘削,石綿除去)が14日前,機械等の設置(建設用リフト18m以上,足場,型枠支保工3.5m以上)が30日前。

この論点の問題

事前調査と準備作業令和8年度 No.41
施工計画(工法の選定)令和8年度 No.42
工事現場における材料の保管令和8年度 No.43
建設工事の記録と保存令和8年度 No.57
工事現場における材料等の保管令和7年度 No.43
労働基準監督署長への計画の届出令和7年度 No.57
事前調査と準備作業令和6年度 No.41
施工計画(工法の選定)令和6年度 No.42
工事の記録と図書の保存令和6年度 No.43
事前調査や準備作業令和5年度 No.40
工事現場における材料の保管令和5年度 No.42
労働安全衛生法上の届出(期限・提出先)令和5年度 No.43
施工計画(工法の選定)令和4年度 No.42
建設工事の記録令和4年度 No.43
工事現場における材料の保管令和4年度 No.55
事前調査や準備作業令和3年度 No.40
工事現場における材料の取扱い令和3年度 No.42
施工計画(工期短縮・耐火被覆)令和2年度 No.48
躯体工事の施工計画令和2年度 No.49
仕上工事の施工計画令和2年度 No.50
工事現場における材料の保管令和2年度 No.51
建設業者が作成する工事の記録令和2年度 No.52
建築工事の事前調査令和元年度 No.46
工事現場における材料の保管令和元年度 No.51
労働基準監督署長への計画の届出令和元年度 No.52
工事現場における材料の保管平成30年度 No.51
建設業者が作成する工事の記録等平成30年度 No.52
事前調査や準備工事平成29年度 No.46
施工計画(工法の選定)平成29年度 No.48
躯体工事の施工計画平成29年度 No.49
仕上工事の施工計画平成29年度 No.50
工事現場における材料の保管平成29年度 No.51
建設工事の記録と図書の保存平成29年度 No.52

同じ分野で出る論点

施工管理法・応用能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。