内装・断熱
重要度 B仕上施工・応用能力で出題過去問 22問
内装・断熱は、1級建築施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録760問中22問・重要度B)。出題されるのは仕上施工・応用能力です。
要点:ビニル床シート張り、合成樹脂塗床、せっこうボード張り、鉄筋コンクリート造の断熱工事。
覚える要点
- ビニル床シートの熱溶接は張付け後12時間以上たって接着剤が硬化してから行い、溝切りの深さはシート厚の2/3程度、熱風は180〜200℃程度で溶接棒と同時に溶融し、冷却後に余盛りを削り取る
- 防湿層のない土間コンクリートなど湿気の影響を受ける床には、エポキシ樹脂系又はウレタン樹脂系の接着剤を使う。巻きぐせを取る仮敷きは24時間以上、張付け後は45kgローラーで圧着し、室温5℃以下なら採暖して10℃以上に保つ
- 吹付け硬質ウレタンフォームは下吹き5mm程度、各層30mm以下、1日の総吹付け厚さ80mm以下。厚さの許容差は0〜+10mmでマイナス側を認めず、自己接着性があるので接着剤は使わない
- 断熱材の張付け工法は全面接着とし、下地の不陸は3mm程度までなら接着剤で調整できるが、それより大きいときは下地を補修してから張る。打込み工法の継目は突付けにしてテープ張りし、はみ出したコンクリートはVカットして現場発泡断熱材で補修する
- せっこうボード直張り工法の接着材の間隔は床上1,200mm以下の部分を密にし、仕上がり面までの寸法は9.5mmボードで20mm程度、12.5mmボードで25mm程度。ボードの下端は床面から10mm程度浮かして張る
- ボードのねじ留め間隔は壁で周辺部200mm・中間部300mm程度、天井で周辺部150mm・中間部200mm程度、ねじは端部から10mm程度内側に留める。継目処理の上塗り幅はテーパーエッジ200〜250mm、ベベルエッジ500〜600mm
- 合成樹脂塗床のコーティング工法のベースコートはローラーばけ・はけで塗り、流しのべ工法の下地は金ごて仕上げとする。防滑仕上げはトップコート1層目の硬化前に骨材を散布し、硬化後に2層目を塗る。吸込みの激しい部分はプライマーを再塗布する
勉強のしかた:10回すべてで1〜3問出て、令和5年度以降は応用能力(No.56・59)でも出る。ビニル床シート(熱溶接の時期12時間・溝2/3・熱風180〜200℃、土間はエポキシ系接着剤)、断熱工事(吹付けは1層30mm・1日80mm)、せっこうボード張り(下部の接着材を密に)、合成樹脂塗床(コーティングはローラー)がほぼ毎年入れ替わって出る。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、内装・断熱で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 No.36:溝切りは2/3程度,溶接後の余盛りは冷えてから削り取る。
- 令和8年度 No.37:継目処理の上塗り幅は,テーパエッジ200〜250mm,ベベルエッジ500〜600mm。
- 令和8年度 No.38:断熱材張付け工法の大きな不陸は下地側で直す(接着剤で調整できるのは3mm程度までの軽微な不陸)。吹付け厚さの許容差は0〜+10mm(マイナスは不可)。
- 令和7年度 No.38:吹付け硬質ウレタンフォーム:下吹き5mm・各層30mm以下・1日80mm以下。
- 令和7年度 No.56:工法と道具の組合せで覚える。コーティング・薄膜型はローラーばけ・はけ,流しのべは金ごて・くし目ごて,樹脂モルタルは金ごて。
- 令和6年度 No.38:断熱材の厚さは性能そのものなので、不足側の許容差はない。
この論点の問題
ビニル床シート張り令和8年度 No.36
せっこうボード等のボード張り令和8年度 No.37
RC造の内部の断熱工事令和8年度 No.38
ビニル床シート張り令和7年度 No.37
RC造の内部断熱工事(張付け・打込み・吹付け)令和7年度 No.38
合成樹脂塗床の工法と施工令和7年度 No.56
合成樹脂塗床令和6年度 No.37
RC造建物内部の断熱工事令和6年度 No.38
内装のボード張り令和6年度 No.56
ビニル床シート張り令和5年度 No.59
合成樹脂塗床令和4年度 No.37
壁のせっこうボード張り令和4年度 No.38
ビニル床シート張り(圧着・接着剤・熱溶接)令和3年度 No.37
鉄筋コンクリート造の断熱工事令和3年度 No.38
合成樹脂塗床令和2年度 No.42
壁のせっこうボード張り令和2年度 No.43
ビニル床シート張り令和元年度 No.42
鉄筋コンクリート造の内部断熱工事令和元年度 No.43
合成樹脂塗床平成30年度 No.42
壁のせっこうボード張り平成30年度 No.43
ビニル床シート及びビニル床タイル張り平成29年度 No.42
鉄筋コンクリート造の断熱工事平成29年度 No.43
同じ分野で出る論点
仕上施工・応用能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。