建設業者が作成する工事の記録
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.52の問題です。論点は「施工計画」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
建設業者が作成する建設工事の記録等に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 設計図書に定められた品質が証明されていない材料について,建設業者は現場内への搬入後に試験を行い,記録を整備することとした。
解き方
- 設計図書に定められた品質が証明されていない材料は,工事に用いてよいかを判断するため,現場に搬入する前に試験を行って品質を確かめ,その記録を整備する。搬入後に試験を行うとした(3)が不適当である。
- 発注者との打合せ記録は,発注者から直接建設工事を請け負った建設業者が営業所ごとに保存する営業に関する図書の一つであるが(建設業法第40条の3,同法施行規則第26条第5項第2号),対象は請負契約の当事者が相互に交付したものに限られる。相互に交付していないものは保存の義務がない。
- 既製コンクリート杭の施工記録(施工サイクルタイム,電流計,根固め液の記録など)は,基礎ぐい工事の適正な施工を確保するための告示(平成28年国土交通省告示第468号)により,元請業者が保存期間を定めて保存する。
- (1)は法令上保存の義務がない記録であり,(4)は告示どおりの措置である。よって搬入の時期に誤りがある(3)が最も不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。営業に関する図書として保存する打合せ記録は,請負契約の当事者が相互に交付したものに限られる(建設業法施行規則第26条第5項第2号)。
- (2)適当。承認・協議の事項は経過内容の記録を作成し,監理者と双方で確認したものを監理者に提出する。
- (3)適当でない。品質が証明されていない材料は,現場への搬入前に試験を行い,品質を確かめて記録を整備する。
- (4)適当。既製コンクリート杭の施工記録は,元請業者が保存期間を定めて保存する。
引っかけ:保存する打合せ記録は「請負契約の当事者が相互に交付したもの」に限られる,という限定が(1)の要点である。
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論点ページ:施工計画の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.52。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する