仮設工事
重要度 B躯体施工・施工管理法・応用能力で出題過去問 23問
仮設工事は、1級建築施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録760問中23問・重要度B)。出題されるのは躯体施工・施工管理法・応用能力です。
要点:乗入れ構台・荷受け構台の計画、仮設計画(保管場所・仮囲い)、仮設設備の計画(電力・給水・照明・便所)。
覚える要点
- 乗入れ構台の支柱は地下躯体の基礎・柱・梁・耐力壁を避けて配置し、間隔は一般に3〜6m程度。構台の支柱と山留めの切梁支柱は、荷重に対する安全性を確かめれば兼用できる
- 乗込みスロープの勾配は1/10〜1/6程度、2車線の構台の幅は6〜8m程度。大引下端は床スラブ上端より20〜30cm程度上にして、1階床の施工に支障がないようにする
- 荷受け構台の作業荷重は自重と積載荷重の合計の10%とし、積載荷重の偏りは構台全スパンの60%に荷重が分布するものとして検討する
- 作業面の照度は、精密な作業300lx以上、普通の作業150lx以上、粗な作業70lx以上
- 便所は同時に就業する人数に対し、男性用大便所の便房が60人以内ごとに1個以上、男性用小便所が30人以内ごとに1個以上、女性用便房が20人以内ごとに1個以上
- 契約電力50kW以上は高圧受電。動力負荷は電力量山積みの60%程度を実負荷とし、照明とコンセントから使う電動工具の同時使用係数は1.0とする。屋外の移動電線は2種以上のキャブタイヤケーブル
- 工事事務所の使用水量は1人1日50L程度、アースドリル工法の掘削水量は1台当たり10m³/h程度とし、水道本管の供給の変動に備えて2時間分程度の貯水槽を設ける
- 塗料・溶剤等の保管場所は他の建物から離した独立の平家建てとし、ガスボンベの貯蔵小屋は壁の1面を開口とし他の3面の上部に開口を設ける。3m以上の高所から物を投下するときは投下設備を設ける
勉強のしかた:10回すべてで1〜3問出る。乗入れ構台・荷受け構台の計画が毎回1問(支柱は地下躯体を避ける、スロープ1/10〜1/6、作業荷重10%・偏り60%)、仮設設備・仮設計画が1〜2問(照度150lx、便所の人数、高圧受電50kW、塗料置場は独立平家建て)で、令和6年度は応用能力でも出ている。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、仮設工事で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 No.21:スロープ勾配は1/10〜1/6。分母の小さい1/5や1/4は急勾配で不適当になる。
- 令和7年度 No.41:引火性の材料は「独立した平家建ての置場」。
- 令和7年度 No.42:照度は「精密300・普通150・粗70」。
- 令和6年度 No.57:男性用大便所の便房は60人以内ごとに1個,女性用便所の便房は20人以内ごとに1個(同規則第628条)。
- 令和4年度 No.21:支柱は「地下躯体を避ける」,構台の上部は「機械・車両に合わせる」。
- 令和3年度 No.41:受電の区分は「50kW」が境目。
この論点の問題
乗入れ構台の計画令和8年度 No.21
乗入れ構台及び荷受け構台の計画令和7年度 No.21
仮設計画(仮囲い・塗料置場・事務所・詰所)令和7年度 No.41
仮設設備の計画(便所・電気・照明)令和7年度 No.42
乗入れ構台の計画令和6年度 No.21
仮設計画(仮囲い・便所・ボンベ置場)令和6年度 No.57
乗入れ構台及び荷受け構台の計画令和5年度 No.21
仮設設備の計画(便所・電気・給水)令和5年度 No.41
乗入れ構台の計画令和4年度 No.21
仮設計画(照度・仮囲い・便所)令和4年度 No.40
仮設設備の計画(電力・給水)令和4年度 No.41
乗入れ構台及び荷受け構台の計画令和3年度 No.21
仮設設備の計画(電力・洗面所・給水)令和3年度 No.41
乗入れ構台の計画令和2年度 No.21
仮設計画(保管場所・仮囲い・投下設備)令和2年度 No.46
仮設設備の計画(給水・電気・便所・照明)令和2年度 No.47
乗入れ構台の計画令和元年度 No.21
仮設設備の計画(便所・電力・用水)令和元年度 No.47
乗入れ構台の計画平成30年度 No.21
仮設計画(保管場所・投下設備・仮囲い)平成30年度 No.46
仮設設備の計画(電力・給水・照明)平成30年度 No.47
乗入れ構台及び荷受け構台の計画平成29年度 No.21
仮設設備の計画(便所・電力・給水・幹線)平成29年度 No.47
同じ分野で出る論点
躯体施工・施工管理法・応用能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。