火力発電所の大気汚染防止装置
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.13の問題です。論点は「発電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
火力発電所の燃焼ガスによる大気汚染を軽減するために用いられる装置として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:4.空気予熱器
解き方
- 燃焼ガスによる大気汚染の防止には,硫黄酸化物(SOx)を除く排煙脱硫装置,窒素酸化物(NOx)を除く排煙脱硝装置,ばいじんを除く電気集じん器が用いられる。
- 脱硫は石灰石を含む液と排ガスを接触させて硫黄分を石こうとして回収する方式,脱硝はアンモニアを注入して触媒で窒素酸化物を窒素と水に分解する方式が多い。電気集じん器はコロナ放電でばいじんを帯電させ,集じん極に吸着させる。
- 空気予熱器は排ガスの熱で燃焼用空気を予熱して熱効率を上げる装置で,大気汚染の軽減のための装置ではない。よって4が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。排煙脱硫装置で硫黄酸化物(SOx)を除去する。
- 2.適当。排煙脱硝装置で窒素酸化物(NOx)を除去する。
- 3.適当。電気集じん器は帯電させたばいじんを電極に集めて除去する。
- 4.不適当。空気予熱器は排ガスの熱を燃焼用空気に回収する熱効率向上のための装置である。
引っかけ:節炭器・空気予熱器は「効率」,脱硫・脱硝・集じんは「環境」。低NOxバーナ・二段燃焼もNOx対策として出題される。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.5汽力発電所の熱効率の向上
令和8年度 前期 No.11水圧管の水撃作用
令和7年度 後期 No.5ダムの形式(アーチ式ダム)
令和7年度 後期 No.11火力発電所の大気汚染対策
令和7年度 前期 No.5強制循環ボイラの構成
論点ページ:発電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.13。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する